お金持ってますか？

情けは人のためならず、という言葉がありますね。これは文字通り、情けは人のためにはならない（自分のためになる）を意味する言葉です。情けをかけるのはその人のためによくない（だからかけるな）と、パフォーマティブな意味で使われることが多いですけど。

現在老後を迎えつつあるひとで、貯金が１００万円すらないひとが４人に１人もいるらしいです。老後の不安がないひとも、自分だけは安心だと思ったら大間違い。社会はみんなで成り立っているものなんだから。その２５％が貧困にあえいでいる社会は残る７５％のひとをも不幸にします。勝ち組なんて幻想ですね。負け組がいて勝ち組がいるわけです。

さて、どこかの保険会社の調べによると、６０歳夫婦の貯金残高の平均値は２５００万円くらいらしいですね。でも、１億円以上ある夫婦が１割近くいて、そのため平均値が高くなっているから、実際に２５００万円以上持っているのは３割程度なんだと。そして１００万円すらないひとが４人に１人いる。リアル平均値（中央値）は１０００万円もないと思われます。

老後に２０００万円必要なら、貯金が０円でも１０００万でも目くそ鼻くそ。どちらも暮らしていけない。なので、みみっちい貯金するよりは使いたいときに使ったほうがぜんぜんいいと思うな。私はそうしないけど。金なんかどうでもいいけど、金なんかで困りたくないもの。

でも、１０００万円あるといいのは、２倍の馬で一気に老後の必要資金に到達できること。文無しじゃなにもできません！