スプリンターズS
セントウルSの勝ち馬あるいは最先着馬は近5年①①②②⑭着。昨年の⑭着が成績にムラがあるメイケイエールだったことを考えると、セントウルS上位馬の信頼度は近年高くなっている。これと入れ替わるように、前年の勝ち馬あるいは最先着馬の近5年は⑩⑮⑩⑥⑭着と低迷している。
もうひとつのG1スプリントレースである高松宮記念との関連性はなく、そこで好走した馬はむしろ危険な人気馬になりやすい。内枠が圧倒的に有利で近5年での連対馬は④⑤、④④、⑤②、②⑥、①④枠となっている。
ナムラクレア ☆☆☆
G1レース⑤③⑤②⑧着。昨年は北九州記念③着からの⑤着だったが、今年はキーンランド①着で臨戦過程は昨年以上。人気も上がって今年は1人気となる。浜中騎手にとっては鬼門のレースで0−0−0−8。ナムラクレアで鬼門を突破できるか。
アグリ ☆☆☆
1200M戦の実績がなかったが、セントウルSで上がり最速で②着。差し馬が台頭したレースだったが、勝ったテイエムスパーダが逃げて前半33.5秒だったことを考えると、先行各馬が弱かっただけで、流れ的には先行有利だったのでは。本番に向けて信頼度が増した一戦となった。
ピクシーナイト ☆
昨年の勝ち馬。そのスプリンターズS以後は骨折による長期休養を経て高松宮記念に臨んだが⑬着。続く京王SCで復活が期待されたが、
叩いて一変はなかった。前走は太めに加え出遅れ。なんとも言えない近況だけに、見限るにはまだ早そう。本来の力を発揮できれば。
エイシンスポッター ☆☆
※同馬は出走馬決定順位が17位で、トウシンマカオが予定通り出馬回避すれば繰り上げで参戦できる
セントウルSは⑦着だったが、上がり32.5はアグリの32.4に次ぐ2位。3位がピクシーナイトの32.9であれば高く評価できる。
中山は過去1戦だけだが、オーシャンSで昇級馬ながらいきなり③着した点に注目したい。同年のオーシャンSで馬券になった馬はあなどれず、本番では2−3−1−6と好成績で、昨年は8人気のジャンダルムが勝ち、5人気のナランフレグも馬券になった。
時計を要する展開ならG1でも上位に食い込む脚があるだけに、中山で一変する可能性がある。