31日東京⑪天皇賞秋の展望
近10年連対した20頭中19頭が4,5歳馬。内訳は4歳が9頭、5歳が10頭と五分だが、4歳馬の3勝に対し5歳馬は7勝している。今年は4歳のコントレイル、5歳のグランアレグリア、3歳のエフフォーリアが人気を争う。
近3年はスローペース徐々に加速型の展開。コントレイル向きで、人気薄ではヒシイグアスによさそうだ。ヒシイグアスは4連勝中で勢いがある。
推定1人気 コントレイル
三冠馬のコントレイルは三冠達成後、ジャパンC②着、大阪杯③着の成績。古馬G1のタイトルがないままでは終われないだろう。国内最後のレースで、古馬G1初制覇に挑む。
推定2人気 グランアレグリア
グランアレグリアの距離実績は不良馬場だった大阪杯④着だけで、そこでコントレイルに競り負けた点でも不安だが、今度はワンターンでこの馬には競馬がしやすく、さらにルメール騎手が最も得意とする舞台で巻き返しを図る。
鞍上のルメール騎手は天皇賞秋3連覇中。グランアレグリアで史上初の4連覇なるか。また同馬を管理する藤沢和雄調教師は来年2月で定年を迎えるため、天皇賞は今年が最後の挑戦となるが、勝てば同レース過去最多7勝の記録に並ぶ。本気度が高い。
推定3人気 エフフォーリア
5戦4勝5連対の皐月賞馬エフフォーリアだが、天皇賞秋は3歳馬にはとても大きなチャレンジとなる。データ的にも近10年で連対したのは1頭だけ、勝利となると20年も前に遡る。古馬G1緒戦にして天皇賞制覇となるか。勝てば古馬G1制覇キャリア最少記録に並ぶ。
推定4人気 カレンブーケドール
成績が安定した馬だが、逆に言えば勝ち切れない馬でもある。前走の敗因も外枠だっただけに7枠に入ったのは割引。それにメイチは適条件である次のジャパンカップだろう。もう冬毛が伸びてきたようだが・・
推定5人気 ワールドプレミア
天皇賞春秋制覇がかかるワールドプレミアだが、1週前は併せ馬で僚馬に4馬身程度遅れる内容。日曜、さらに水曜日と強めに攻め動いたが、時計は出なかった。馬体も緩く映った1週前と変わっていない。
推定6人気 ポタジェ
ここまで馬券を外したことがないが、カレンブーケと違い相手なりに走るタイプ。誰とでも折り合えるし、最後までがんばって走るのがいい。本当にいい馬です。天皇賞では川田騎手が騎乗。川田騎手はポタジェの全5勝を挙げており、負けたことがない。