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苛政は虎よりも猛し

 
ここ2、3年私学の難化が進んでるんだってね。その背景には地方の学生は地方の大学に入って地方で働いて欲しいという国の思惑があるらしい。それで地方の学生がそれなりに入学してくる東京の有名大学は定員減を命じられることとなった。でも、某予備校の事務局長みたいなひとの話では、地方大学の志願者増とはなっていないんだな。

地方枠ってのがもともとあるならわかる。その枠を削ればいい。あるいは、地方入試をやめるなどするならわかる。でも、どこの大学もたぶんそんなことはやってないだろうと思う。ちょっとした差別問題になりかねない。

思うに、そこまで露骨にやれなかったことが失敗の主たる原因ではないかな。結果、神頼み的な政策になってしまった。ただ定員を減らすだけで、地方出身者を減らすとか無理でしょ。

もちろん、定員減で受験機会を失うのは地方の受験生ではなく、都会の受験生であれ地方の受験生であれ、成績的に劣る受験生たちです。狭き門となれば、難関大志望の受験生はワンランク下の準難関大に志望を変え、さらに準難関大の志望者は中堅大にその志望を変える・・・ってことになるわけだ。事実、結果として、今年は中堅大の難易度が上昇し、受験浪人が激増した。
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