4月8日
□ネットで貯蓄に関する記事を読んでみると、どの記事においても平均値はこの程度だが、貯蓄ゼロから大富豪まで格差があり、中央値はこれしかない、と説明されている。そこはたぶん間違ってないんだろう。ただ肝心の平均値や中央値の額が記事よってバラバラ。これは格差が私たちが思っているほど大きく、事態はより深刻であるということではないのか。
□ある統計では40代の金融資産平均額は700万円(貯金は300万円)くらいだが、別の統計では貯金だけで1000万円とされている。ここまで数字が違ってしまっているのは、富裕層が統計に一人多く入ってくるかだけでだいぶ数字が変わってきてしまうということではないのか。
□40代で貯金ほぼない人が50%近くいるらしいけど、全人口の半分を占めるこれらのトータルよりも一人二人の富裕層の方が統計に与える影響が大きいと考えられるわけです。
□この手の記事の結論は株式投資等のススメなのだが、40代で貯金ほぼない人が株式投資でコツコツ積み上げていったところで、どこまでいけるというのか。というか、そもそも投資する金がない。
□数年前に塾講師らしきものをやってたとき、生徒になにがわからないのかわからないと言われたことがあった。お金がない人の現状もそのようなものだろう。