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NO.142857のブログ

人間とは最近の発明

11月24日

□「0」はインド人が5世紀くらいに発明しましたが、これはずっと昔の古代エジプトなどではとても思いつくものではなかった。なぜなら、土地を測量するのに0はいらないし、日にちを数えるのにも0はいらないからです。要するに、0は必要なかった。

□「人間」も同じです。生物学や経済学、言語論などの人間目線の学問、いわゆる人文科学が出てきたのは近代になってからです。もちろん、昔から人間はいたけれども、人間を基準に物事を秩序づけるようになったのはごく最近だということです。要するに、「人間」は最近になって発明されたのです。

□ミシェル・フーコーによれば、そんな最近の発明である人間は砂上に描かれた顔のようにあっさり消え去る。彼が言うとおりになりつつあることは誰もが感じているところです。

□フーコーの「言葉と物」は当時パンが売れるように売れたと言われたんだとか。日本ではちょっと考えられないことです。

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