深夜のトラック運転中、 FMラジオJwaveをひねると近田春夫と小泉今日子の東京マッ ドスピンという番組をやっていた。
近田春夫といえば文春コラム「考えるヒット」をはじめ数々の音楽評論だけではなく、ビブラストーンとか近田春夫とハルシオンなどを聞いていたのでなつかしい。最近は音楽飽きちゃった系のトランスなどでDJどこかの山奥でやってるのか程度に思って懐かしい。
番組そのまま久々に「おっ」と思った。
最近のラジオ番組は妙にうるさいだけでまったくつまらない。忖度ってやつですかね。
だけど、この番組は骨があった。
聞き入っちゃっいました。
選挙について話していた小泉今日子。
杉並区の岸本さんが区長に当選したのは5パーセントの投票率が伸 びた事で偏差で勝てた、5パーセントは侮れない。 私が候補者だったら戦争は絶対ダメを柱にしたい。
歯に布きねぬ発言にとてもビックリした。
曲選びもミャンマーのパンクバンドTHE REBEL RIOTを紹介。
何せ命がけで軍事政権を批判するTHE REBEL RIOTは、 本国での曲作りなどが困難なため日本のミュージシャンが収録を支 援しているとか。
近田春夫いわく、僕たちはどんな形であれ、 戦争していい国を作っちゃいけない。 ウクライナで許されないことはミャンマーでも許してはいけない云 々。
そのとおり!と思わず声に出してしまった。
で、THE REBEL RIOTのone dayが流れていたがカッコいい。
こりゃ訳が無くともアップテンポのリズムと怒声で伝わってくるプロテストソングな気配を感じる。
昼間よく聞いていたInterFMは、 湾岸戦争の頃はプロテストソングがよく流れてた。 DJも率直に小泉政権や政治ネタをバンバン主張。その後、DJ( 名前をど忘れ)は降板しちゃったみたいだけど、 黙っていたらInterFMを聞くことはなかったろう。
もともとInterFMは、 阪神淡路大震災を受けて多国籍なコミュニティの情報発信が困難に なったために立ち上げられた番組。 InterFMが突如としてつまらなくなった。 背景事情として財政的に立ち行かなくなって、Japan Times→テレビ東京→ 木下グループホールディングスへとより資本の従属度を強めつつあ るからだと最近知った。
本来ラジオやテレビは、 資本や政府と独立して権力の暴走を監視して、 人々に仕えるメディアであるべきだと思うけど、 支えるリスナー層が不在だと如何ともし難いものがあるよなぁ。
小泉今日子と近田春夫には引き続き頑張ってもらいたいな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます