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新緑の季節になる頃に

2022-04-17 21:01:48 | 日記
おとといの私が所属する労働組合の春闘一日行動は、春先の長い雨にもかかわらず100名の方々が集まりました。

最近職場は不況のアオリをモロに受け、周りから見たら立ち行かなくなるような風前の灯火のように見えていました。
しかし、何でも反対する事よりも、しっかりと企業再生のためだったら賃下げや労働強化も引き受け是々非々での業務ヘの協力、そして会社への建設的要求を惜しみませんでした。

そのため企業危機が始まって20年近くが経ちますが、右肩上がりの要求をしてきませんでした。
しかし、運転手不足で人手がたりません。新しいドライバーを迎え入れるためには、新入社員を手厚く保護、育成しようと勤続10年未満の賃上げを要求し、わずかですが勝ち取りました!

この要求を実現するために足掛け3年かかりました。2年前にコロナ禍となり、自粛とかコミュニケーションそのものが難しくなる中でも、しっかりと会議を行い討論する場を確保し続けました。
お酒は減っちゃったけど…
一年に一度の経営者に見せつける春闘集会も一度は流れましたが、毎年欠かさず行っていた事も大きかったと思います。

そして、昨年5月3日のKの訃報。Kは、職場の仲間であり、彼は亡くなる前の春闘集会でさえも病をおして駆けつけようとした。「もう一度作業服を着て皆と働きたい」、「(病気休職中に皆に支えてもらい)生かされている」と亡くなる前に話をしてくれました。

会社の厳しい財政状況であるのは分かりますが、中高年九割への賃上げよりも未来はあると会社と協議を重ねた結果でした。
そして、Kも異論はないでしょう。
彼は何よりも未来を真剣に考えていたのだから。
そのKにも報告したい。

ありがとう、と。

彼は音楽がとても好きで自らが作詞し歌っていました。動画は、亡くなる前に軽井沢で行われたシャンソンコンクールの模様です。
ジュリアン・クレールの「女性たちよ、愛してます」。作詞は、モンド☆モンタです。

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2 コメント

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Unknown (mamazonesさん 返信がうまく送れず遅れてしまいました。申し訳ありません。)
2022-04-18 05:01:31
ぽんぽこりさん、それは大変でしたね。戦争になると戦争に反対する者だけではなく、戦争に非協力的な人間がその理由だけで逮捕されていました。三木清という哲学者は、家に共産党員を泊めたというだけで治安維持法により投獄され、戦後まで釈放されず亡くなりました。こういう事が可能な社会が良いのか悪いのか、一人ひとりに問われてくる問題と思います。
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Unknown (ぽんぽこり)
2022-04-17 22:15:21
僕も 戦争反対のデモに参加して 街宣車の上で叫んでいたら 警察に 睨まれて 写真を撮られたり 色々なんか怖い目に会いましたよ 日本でもう 戦争反対を叫んでいたら 怖い目にあうんですね
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