前回の記事でエアブラシでの基本塗装まで終わったRGシャア専用ザクⅡ。
今回は筆塗りでの部分塗装と、水転写デカールの貼付け作業です。
の前に、
一応進め方の手順を確認しておきたいと思います。
これは塗料の塗膜の強弱が関係してきます。
まず、前回基本塗装を行ったのは水性塗料のファレホです。
この上に墨入れや部分塗装での塗り分けを行っていくわけですが、
私は部分塗装はエナメル塗料で行います。
もちろんファレホの上にファレホは問題なく塗れますが、
はみ出した時のリタッチをする時など、
ファレホ用のシンナーで拭いたら当然基本塗装まで消えてしまいます。
ファレホは水性塗料ですが、エナメル塗料より強いので、
ファレホの塗膜の上にエナメルを塗ったりエナメルシンナーで拭きとっても、
ファレホの塗膜は消えたり溶けたりしません。
要はラッカー系塗料の上にエナメル塗料塗って拭き取りOKなのと全く同じ理屈ですが、
これが出来ると部分塗装がものすごく捗ります。
きっちりとマスキングしなくても、適当にエナメル塗って、
はみ出したところだけエナメルシンナーで拭ってあげれば、
綺麗に部分塗装、塗り分けができます。
墨入れもエナメルで同じ理屈で行います。
エナメル塗料は若干ガソリンのような匂いがしますが、
ラッカー系のシンナー臭に比べれば全然マシですし、
筆塗り部分塗装ぐらいでしたら、ほとんど気になりません。
ただ、ひとつ注意しないといけないのは、
ファレホ塗料は基本的にツヤ消しだということです。
ツヤ消しの塗膜に部分塗装や墨入れを行うと、
いくら後からエナメルシンナーで拭き取っても、
滲んでしまって綺麗に拭き取れなくなります。
また、水転写デカールを貼る際にも、
ツヤ消しの表面だとしっかり定着しなかったり、
シルバリングを起こす原因になったりします。
なので、エアブラシでの基本塗装が終わったら、
まずはグロスバーニッシュで塗面をツヤ有り状態にコートします。
これでエナメルの拭き取りも容易に行るようになり、デカールも貼りやすくなります。
と、前置きが長くなってしまいましたが、
上記の理屈でエナメルの部分塗装と水転写デカール貼りを行っていきます。
まずは部分塗装。
完成後にチラリと見える装甲裏などを影色で塗っておくと、非常にシャキっとします。
でもあまり目立つ部分ではないので、エナメル塗料をざっくり筆塗りでOKです。
私はジャーマングレーを良く使っています。
これだけでかなり引き締まって見えるようになると思います。
装甲の縁で塗り分けるようにし、はみ出したら後でエナメルシンナーを綿棒につけて、
エッジ部分をなぞって拭き取ってやれば、綺麗に塗り分けることができます。
同様に全体の部分塗装と墨入れを行った状態です。
今回も墨入れはブラウンを使用しました。
クドくなりすぎないので個人的にはブラウンが好きです。
また、RG特有のモールドを活かして、各所凹モールド部分もグレーで塗り分けています。
何ヵ所かはアクセントで水色で塗り分けています。
各所に備わっているであろうサブカメラのイメージです。
続いて各所に水転写デカールを貼っていきます。
今回はキットに付属のリアリスティックデカールではなく、
別売りのRGシャアザク用の水転写デカールを使っています。
基本的には説明書通りに貼っていますが、部分塗装で対応したところがあったり、
クドくなりすぎるので貼らなかったデカールも多々あります。
こんな感じで全身に貼っていきます。
ここまで終わった段階で、主にデカールを貼った部分の保護を目的として、
再度グロスバーニッシュでツヤ有りトップコートします。
水転写デカールは薄いので段差は分かりにくいですが、
このひと手間でさらにデカールがなじみ、貼ってある感がかなり軽減されます。
そして仕上げにマットバーニッシュでツヤ消しにします。
これで一気に質感が引き締まってカッコ良くなります。
では組立てた状態でどうぞー。
なんかもう、これで完成!としても良い感じですが!w
既に十分かっこいいです。
綺麗仕上げならこれで完成でも良いかもしれませんね。
でも私はここからウェザリングします。
さらにカッコ良くできるか、やらなきゃ良かった、、、になるか分かりませんがw
完全に好みの問題ですがね。
今回はここまでで。
次回はウェザリング。
ドライブラシについてちょっとご紹介したいと思います。
ではまた。
今回は筆塗りでの部分塗装と、水転写デカールの貼付け作業です。
の前に、
一応進め方の手順を確認しておきたいと思います。
これは塗料の塗膜の強弱が関係してきます。
まず、前回基本塗装を行ったのは水性塗料のファレホです。
この上に墨入れや部分塗装での塗り分けを行っていくわけですが、
私は部分塗装はエナメル塗料で行います。
もちろんファレホの上にファレホは問題なく塗れますが、
はみ出した時のリタッチをする時など、
ファレホ用のシンナーで拭いたら当然基本塗装まで消えてしまいます。
ファレホは水性塗料ですが、エナメル塗料より強いので、
ファレホの塗膜の上にエナメルを塗ったりエナメルシンナーで拭きとっても、
ファレホの塗膜は消えたり溶けたりしません。
要はラッカー系塗料の上にエナメル塗料塗って拭き取りOKなのと全く同じ理屈ですが、
これが出来ると部分塗装がものすごく捗ります。
きっちりとマスキングしなくても、適当にエナメル塗って、
はみ出したところだけエナメルシンナーで拭ってあげれば、
綺麗に部分塗装、塗り分けができます。
墨入れもエナメルで同じ理屈で行います。
エナメル塗料は若干ガソリンのような匂いがしますが、
ラッカー系のシンナー臭に比べれば全然マシですし、
筆塗り部分塗装ぐらいでしたら、ほとんど気になりません。
ただ、ひとつ注意しないといけないのは、
ファレホ塗料は基本的にツヤ消しだということです。
ツヤ消しの塗膜に部分塗装や墨入れを行うと、
いくら後からエナメルシンナーで拭き取っても、
滲んでしまって綺麗に拭き取れなくなります。
また、水転写デカールを貼る際にも、
ツヤ消しの表面だとしっかり定着しなかったり、
シルバリングを起こす原因になったりします。
なので、エアブラシでの基本塗装が終わったら、
まずはグロスバーニッシュで塗面をツヤ有り状態にコートします。
これでエナメルの拭き取りも容易に行るようになり、デカールも貼りやすくなります。
と、前置きが長くなってしまいましたが、
上記の理屈でエナメルの部分塗装と水転写デカール貼りを行っていきます。
まずは部分塗装。
完成後にチラリと見える装甲裏などを影色で塗っておくと、非常にシャキっとします。
でもあまり目立つ部分ではないので、エナメル塗料をざっくり筆塗りでOKです。
私はジャーマングレーを良く使っています。
これだけでかなり引き締まって見えるようになると思います。
装甲の縁で塗り分けるようにし、はみ出したら後でエナメルシンナーを綿棒につけて、
エッジ部分をなぞって拭き取ってやれば、綺麗に塗り分けることができます。
同様に全体の部分塗装と墨入れを行った状態です。
今回も墨入れはブラウンを使用しました。
クドくなりすぎないので個人的にはブラウンが好きです。
また、RG特有のモールドを活かして、各所凹モールド部分もグレーで塗り分けています。
何ヵ所かはアクセントで水色で塗り分けています。
各所に備わっているであろうサブカメラのイメージです。
続いて各所に水転写デカールを貼っていきます。
今回はキットに付属のリアリスティックデカールではなく、
別売りのRGシャアザク用の水転写デカールを使っています。
基本的には説明書通りに貼っていますが、部分塗装で対応したところがあったり、
クドくなりすぎるので貼らなかったデカールも多々あります。
こんな感じで全身に貼っていきます。
ここまで終わった段階で、主にデカールを貼った部分の保護を目的として、
再度グロスバーニッシュでツヤ有りトップコートします。
水転写デカールは薄いので段差は分かりにくいですが、
このひと手間でさらにデカールがなじみ、貼ってある感がかなり軽減されます。
そして仕上げにマットバーニッシュでツヤ消しにします。
これで一気に質感が引き締まってカッコ良くなります。
では組立てた状態でどうぞー。
なんかもう、これで完成!としても良い感じですが!w
既に十分かっこいいです。
綺麗仕上げならこれで完成でも良いかもしれませんね。
でも私はここからウェザリングします。
さらにカッコ良くできるか、やらなきゃ良かった、、、になるか分かりませんがw
完全に好みの問題ですがね。
今回はここまでで。
次回はウェザリング。
ドライブラシについてちょっとご紹介したいと思います。
ではまた。
塗装の手順は塗装初心者の私には物凄〜くためになります。
もっと早くこれを知っていれば・・・と時々思い返す様に悔やんでしまいます。
熟練者は常識な事でも初心者は知らない事って割とあるんですよね。
そういった所を記事にしてくれる仁さんありがとうでございます。
怖くてウェザリング出来ない軟弱者のたわ言ですが、これで完成にしちゃいたい位いい感じに仕上がってますね。
金属部分の質感といい、シールドのグラデーションといい、充分綺麗な完成品ですよ(≧∇≦)!!
ってここで終わりにされると、私の凄く期待しているウェザリングが見れなくなってしまうので悲しくなりますが・・・
ウェザリングがとってもとっても楽しみです(*^^*)
コメントありがとうございます。
私自身は熟練者にはほど遠い趣味モデラーですから(なにせ完成品が少ない。。。)、
雑誌やネットで得た知識を実践して自分なりに解釈したことを、
記録として残すという意味でこのブログに書くようにしています。
私もかなり色々な方のブログで勉強しましたからw
同じように私の経験も誰かの手助けになれれば良いなぁという思いでいます。
twitterにはアップしちゃいましたが、ウェザリングも完了しました。
近日中にこちらでも詳しく紹介しますので、また覗いていただければ幸いです。