今日は総務常任委員会が開催され、付託された議案の審査が行われました。
その中で、「議案第55号 逗子市地域活動センターの指定管理者の指定について」のお話です。
地域活動センターは市民活動、生涯学習、自治会・町内会活動の場など、市民が自主的に活動する拠点のための施設で、逗子市内に15カ所あります。
全ての地域活動センターは地元の自治会や町内会、住民自治協議会といった地域の団体が逗子市から指定管理者として指定され、管理運営しています。
議案はこれまでのして指定管理者の指定が令和4年3月31日に期限を迎える為、令和4年4月1日からの指定管理者を指定する必要があるため提案されたものです。
今回の提案では15ヶ所中13ヶ所しか提案されていません。
提案された13ヶ所はこれまでと同じ指定管理者が提案されています。
提案されなかった2ヶ所とは「桜逗会館」と「池子会館」です。
私が問題視しているのは「桜逗会館」です。
平成27年第1回定例会の一般質問においてもその問題を指摘しています。
現在、桜逗会館は「桜逗会館運営委員会」が指定管理者として管理していますが、4年前に提案された際の審査において、桜逗会館運営委員会の代表者が、桜逗会館運営委員会の名簿に本人断りもなく名前が載せ、行政に提出されていた事が明らかになっています。
それ以外にも代表者の方の問題については利用される多くの方から苦情が寄せられ、先の決算特別委員会で「桜逗会館運営委員会の委員長が、予約者に対し差別を行い、予約が取りづらい、根掘り葉掘り利用内容を聞かれ、なかなか貸してもらえない。と言った苦情がある。」と指摘し、担当からは「現状のまま、議会に提案されることは、無い。」旨の答弁がありました。
最近の話では、電話受付をしている委員長が高齢の為、耳が遠く、電話での会話が成り立たず、予約が間違っていた。電話では無理なので、メモを渡して予約している。との状態であるとも聞きます。
委員会審査において
今回桜逗会館が提案に至らなかった理由として
- 9月の公募の際、申請があったが、改善の必要性があるため調整したが間に合わなかった。
- 申請書の受理後、指摘をし、改善案を考えている。
- 電話は話を通常通り出来ている。
- 指定管理は団体として指定を受ける。個人の方に事務が偏らず、団体で事務を行って頂きたい。
- 現在協議中で、次の第1回定例会で改善した上で提案したい。
- 公の施設として、団体の民主的、透明性が確保されることが必要と考えている。
との答弁がありました。
この答弁を読み解けば、
現在、桜逗会館運営委員会は代表者が個人的に事務作業を行い、民主的、透明性が確保されていない。と言うことになります。
何年も前から散々訴えてきたことが、やっと理解されたようです。
近隣住民のみならず、議員、職員でさえ、問題があることは分かっていても、一度走り出したら、止めることが難しい一例です。
桜逗会館につては無理に来年の第1回定例会に指定管理者を提案するよりも、一度、逗子市が直接管理運営し、仕切り直したうえで指定管理者を募集することが公共施設として正しい方法と考えます。