国の進めるGIGAスクール構想によって、今年の2月から逗子市立小中学校の児童・生徒一人に1台、タブレット・PC端末が配置され、授業等で使用されています。
夏休み明けはコロナの影響により登校を控えている子ども達が増えた際には、本格的なオンライン授業ではないでしたが、授業の様子を配信して家庭でも教室の様子を見ながら授業に参加できる取り組みもなされました。
その際、先生が使うパソコンやタブレットのカメラで黒板を写し配信したので、パソコンを触ると、黒板が見れなくなる・映像が乱れるといった不具合がありました。
また、先生が教室内を歩きながら話をすると、先生の音声が拾えなくなり、結果、オンラインでは先生の声が届かなくなってしまいました。
一般の会社では当たり前のことですが、学校現場では試行錯誤しながら、与えられたもので行うしかありません。
私も実際に教室でオンライン配信の様子を見ていたので、ウエッブカメラやマイク等の必要性を感じ、予算化を求めてきました。
今定例会には逗子市立小中学校において授業のオンライン配信の充実を図るために必要なウェッブカメラ・ヘッドセット及び家庭支援のためのWifiルーターの購入、オンラインによる授業において著作物が円滑に利用されるよう補償金を団体に支払う、「教育用コンピューター維持管理事業」小学校6,357,000
円、中学校4,216,000円が計上されました。
ウエッブカメラは各クラスに1台、ヘッドセットは教員1人に1台、Wifiルーターは小学校140台、中学校140台配置されます。
Wifiルーターは希望する各家庭に貸し出されますが、SIMは各家庭で用意し、通信料は各家庭が負担することになります。
11月26日の教育民生常任委員会で、この教育用コンピューター維持管理事業を含む議案第60号令和3年度逗子市一般会計補正予算(第10号)中付託部分が審査され、採決の結果、全会一致で承認されました。
今年2月に小学校に配置されたクロームブック、タブレット。