水難救助の協力に関する協定締結式が行われました。
逗子海岸を有する逗子市は年間を通して、水難事故が発生する恐れがあります。
にもかかわらず、逗子市・消防では水難救助用の動力船を所有しておらず、水難救助の際はこれまで、海上保安庁に頼るか、民間所有の船舶にお願いして対応してきました。
しかし、人命救助という大きな責任に対し、何の決まり事もなくただ善意に任せていいのだろうか?との疑問から議会の一般質問で「民間事業者と協定を結ぶべき。」「逗子市として救助体制を構築すべき。」と提案してきました。
今回、それが実現し、逗子マリーナ、小坪マリーナ、小坪漁業協同組合、逗子サーフライフセービングクラブ、逗子マリン連盟、NPO逗子海岸クラブと逗子市がそれぞれ、「水難救助の協力に関する協定」を結ぶ運びとなりました。
当初は2事業者との協定締結を想定していましたが、だんだんと輪が広まり、6事業者となり盛大な締結式になりました。
協定により、有事の際、各事業者が保有する水上オートバイや救助艇等の各種船舶を活用しながら、迅速な救助活動を官民協力して実施することになり、広範囲な海域等の救助活動が可能になり、市民だけでなく逗子海岸を訪れる方々の安全・安心が一層向上することが期待されます。