田越川は延長6.2km、流域面積13.24Kmで、河口より3.14kmが二級河川区間であり、概ね50mm/hの降雨(6.3年に一度発生)に対して安全となるよう、県は整備を進めています。
平成22年度以降は水道道に架かる下田橋から上流付近の護岸改修工事と河川管理道路の整備が行われ、既に左岸側の用地買収は終わり、順次工事が始まる予定です。
昭和38年に着工した下田橋は耐久性に問題があり、架け替えが必要であり、その準備も行われています。
出席した市民からは、仲町橋付近の下水が台風や大雨時に溢れることへの対策を求める声がありました。
その対策として市は新宿地区の旧県営駐車所地下へ1,100トンの雨水滞水池を平成23年から25年にかけて整備します。
田越橋がボトルネックになっているとの指摘もありましたが、拡幅には立ち退き等、そこに住んでいる方への負担があることなどから、具体的な見通しは示されませんでした。
また先月の台風で桜山8丁目付近の2か所の護岸が崩れたのは、海からの波によるもので予想していないものとの説明がありました。
横須賀県土木事務所河川砂防課と逗子市役所河川下水道課が一緒に居ることによって、様々な角度からの市民の意見に対して的確に説明や意見交換が出来き、有意義な説明会でした。
その帰り道、近所の方達と川沿いを歩いていると、説明会で「今週行います。」と言っていた河川と管理道路の草刈りが行われていました。
しかし、管理道路の草払い機で刈った草を、ブローアーで全て川に落としているのです。
一同、目が点になり、「えっ」、「まずいでしょ。」、「いいの?」との声が。他にも歩いている人たちが怪訝そうな顔で見ています。
私が代表して「これは誰の指示?いいのか?」聞くと「私は言われたとおりにやっている。他は判らない。」とのことなので責任者と話をすることに。
責任者曰く「川に流して、後で回収する。明後日雨が降るから、その前に取る。」との説明。
私「専門家じゃないから何とも言えないけど、あんなに細かいの集められるのか?このやり方が普通なのか?」との質問。
責任者「問題ない。あとで回収する。」といって譲らない。
挙句の果てにもう一人若いのがやってきて、「なんですか?誰?」と明らかに威圧してくる。
しょうがないので名刺を出して、「近所に住む市議会議員の菊池です。周りの方達が、川に捨てていいのかと不安がっている。代表して聞きに来た。」と説明するものの
もう一人「これでいいんです。」と譲らない。
じゃぁ「わかりました。ちゃんと回収して下さい。」と告げ、近所の方と合流、その旨を説明すると
「いつもはちゃんと回収している。川なんかに流さない。」一同うなずく。
そりゃそうでしょう。あんな細かいもの川に流したら余ほど細かい網張らなければ回収出来っこないです。
写真下、護岸沿いの水面に茶色くなっているところが刈った草です。本当にこんな行為が許されるのでしょうか?
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