逗子市議会議員 菊池俊一 ブログ

一般質問原稿

本日行った一般質問の原稿です。
興味ある方はご一読下さい。

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平成27年第4回定例会の一般質問を行います。

1番目の質問は「パワーハラスメントについて」であります。

先の第3回定例会の一般質問において小坪保育園でのパワハラ行為を指摘し、逗子市はパワハラの事実を認め、既にある「逗子市職員のセクシャルハラスメントの防止等に関する要綱」をパワーハラスメント等、ハラスメント全般に対する防止要綱に改正し、逗子市職員の懲戒処分に関する要綱にも、ハラスメント行為全般に及ぶよう改正し、平成28年1月1日から施行していくとの方針が示されました。

 逗子市の財産である何の罪も無い職員に対し、パワハラ行為を行い、精神的に追い詰め療養休暇にさせ、最終的には退職に追い込む人間を許すことは出来ません。今後逗子市の職員として働く事は断じてあってはならないですし、懲戒処分等厳しい処分を望みます。

そこで質問は、先の一般質問以降の行政の取り組みと平成28年1月1日から二つの要綱が確実に改正し施行されるのか、市長に伺います。

 また、私が小坪保育園でのパワハラの一般質問をした後、複数の被害者や保護者からパワハラの目撃報告を受け、この問題の根深さと、現在もパワハラ行為が行われているのではと、不安を持っています。

そこで質問は、先の一般質問で特定された保育士による小坪保育園で行っていたパワハラ行為はおさまったと認識しているのか、市長に伺います。


2番目の質問は「地域活動センターについて」であります。

地域活動センターの一つである桜逗会館は桜逗会館運営委員会が指定管理者として管理しています。

平成26年第1回定例会の「議案第7号逗子市地域活動センターの指定管理者の指定について」私は反対討論にて「現在の桜逗会館の指定管理者であり、今回も提案されている桜逗会館運営委員会の委員長は、自ら私が市長に建ててもらった、あなたには貸さないと公共施設を管理するに値しない発言行為を繰り返している。このことは近隣住民のみならず職員、議員も含め知るところであり、以前の決算特別委員会でも指摘した。
 また、申請書類として市に提出された桜逗会館運営委員会の名簿は、本人の許可なく委員長が勝手に記載した名前が含まれており、その内容の不備は総務常任委員会でも担当所管も認めている。これらの理由により、桜逗会館運営委員会とその委員長が桜逗会館を管理するのにはふさわしくない。」として議案に反対した経緯があります。

その際の委員会審査において、行政は「桜逗会館の利用に関して、規則等に基づいて運営されているものと考えておりますそれが行き過ぎたといったような事例が仮にあるんだとすれば、それは指定管理者に対しまして、市からきちんと指導したいと思います。」と答弁していますが実際にはこれまで通り、桜逗会館は桜逗会館運営委員長に私物化され別宅と呼ばれています。

 その桜逗会館の予約から使用までの手続きを詳しく説明致します。

 申込み手続きは「午前9時から10時までの間、三根へ電話で申し込む。」とされ、その1時間でさえ不在時が多く、すぐには申し込めません。

 また、やっと電話が通じても、目的を聞かれ、子供を含む内容など少しでも気に入らないと、借り手が借りるのを諦めるまで、永遠と文句を言われ続けます。
そして、その文句の電話を1時間堪えぬいた者だけが、予約できます。

 でもそれはまだ予約を取ったに過ぎません。当日会館を開けるためのカギを運営委員長宅に行くのも重労働です。
電話と同じ話しを何度も聞かされやっとカギを受け取るのです。
 さすがにそのころには、予約をした市民は2度と桜逗会館は借りまいと心に誓い、運営委員長の目論見通りの気に入らない人には貸さない結果になるのです。

 こういった苦情は私が委員会で指摘した平成26年4月以降も届いています。

逗子市地域活動センター指定管理者の申請に関する事項には「指定管理者は、正当な理由がない限り、住民が施設を利用することを拒んではならない。指定管理者は、住民が施設を利用することについて、不当な差別的取り扱いをしてはならない。」と明記されていますが、桜逗会館は全く守られていません。このことは職員も承知しています。

地域活動センターの目的である、市民が行う社会活動等を支援して、市民が自主的に活動する拠点として桜逗会館が管理運営できるように、独善的な運営委員長から市民の手に取り戻さなければなりません。

そこで質問は、桜逗会館の指定管理に対して現在の認識と今後の対応について市長のご所見を伺います。


3番目の質問は「池子問題について」であります。

池子の森自然公園の共同使用が開始され1年が経ちました。「共同使用など無理だ。返還が後退する。国は約束を守らない。共同使用は反対だ。」と前例のない国、米軍、逗子市の交渉に理解を示さなかった方達も、今では、国への財政負担の確保や、共同使用地の使用方法への提言。返還への取組みを示せと。過去の自身の発言を忘れさせるには充分な時間が経ったようです。
そして、今では共同使用推進派を宣言し、条件闘争の旗振り役となり私の出番は無くなりそうです。

さて、私はこの1年間、共同使用が始まった池子の森自然公園の運動施設を市民と共に大いに利用させて頂きましたし、国の財政負担に対して市長や職員と協力し国と交渉を重ねて来ました。

市長もこの間、基地対策特別委員会の資料が示しているように国に対して事あるごとに財政支援をお願いしています。

そこで質問は、11月27日に平成27年度特定防衛施設周辺整備調整交付金の決定通知が届いたと聞き及んでいますが交付金額についてどう評価しているのか、市長のご所見を伺います。


4番目の質問は「総合的病院の誘致について」であります。

 逗子市への総合的病院の誘致の候補地としては沼間3丁目、旧第6小学校用地が有力な候補地である事はこれまでの市長の答弁で明らかであり、私自身も第一にあの場所で進めるべきと考えています。

 さて、先日、逗子アーデンヒル自治会から逗子アーデンヒル住宅地への早期バス導入に関する嘆願書が市長宛てに提出され、そこには「1~2年内での実現を第一に考え、1.アーデンヒルにバス路線を導入することは、逗子市の利益になることを認識し、その実現に向けて助力すること。2.早期にアーデンヒル内にバス旋回場所を設置するための予算を計上すること」
となっています。

アーデンヒル内へのバス導入は旧第6小学校用地に逗子聖ヨゼフ病院を誘致した際、県道に右折レーンを設置し、実現まであと一歩のところまで来たものの、逗子アーデンヒル自治会の反対もあって聖テレジア会・逗子聖ヨゼフ病院が撤退し、バス計画も白紙になった苦い経緯があり、総合的病院を願っている多くの市民も残念な思いを今でも忘れていません。

 しかし、逗子アーデンヒル自治会が旧第6小学校用地への総合的病院誘致に積極的に賛成して頂き総合的病院誘致が実現できるのであれば、早急にアーデンヒル内へのバス旋回場所を設置しバスを導入すべきと考えます。

 そこで質問は、アーデンヒルへのバス導入は旧第6小学校用地への総合的病院誘致とセットであるとの認識でありますが、それで間違いないのか市長に伺います。


5番目の質問は「逗子海岸について」であります。

 来年の逗子海水浴のルールについて、逗子海水浴場の運営に関する検討会は月1回のペースで開催され海の家の営業時間と音楽については特に重点的に議論されています。そして、来年2月中旬には市長に対して報告書が提出される予定です。

そこで質問は、逗子海水浴場の運営に関する検討会での議論、報告書の提出を受けて、来年の海の家の営業時間と音楽については、いつまでにどの様に決めるのか市長に伺います。

 また、先の逗子海水浴場の運営に関する検討会では振興策についての議論もされました。
特に今年実施した逗子市観光協会のイベントについては評判が良く、来年への期待も高まっています。

そこで質問は、海水浴場活性化イベントについて、今年の逗子市観光協会のイベントは市民から大変好評であり、来年は規模を大きくして行っていくべきと考えますが、今後どういった形で予算措置されるのか市長のご所見を伺います。


6番目の質問は「2020年東京オリンピックについて」であります。

 2020年東京オリンピックのセーリング競技が江の島で開催される事が決定し、喜んだのもつかの間、その後リビエラ逗子マリーナによる開発構想計画が7月30日神奈川新聞の1面で報道されました。

この逗子市に不釣り合いで実現は難しいと思われる130メートルの高層ホテルと防波堤拡張計画が市民の知らない所で進んでいるのではないかとの憶測が市民の不安を生み、煽る人も出てきて、東京オリンピックエンブレム問題同様、2020年東京オリンピック自体が悪であるかのごとく感じてしまっている市民が多く居るのではないでしょうか。

 これまで市長はあくまでリビエラ逗子マリーナの私案であり正式なものではない。とし、私自身、構想計画にある高層ホテルも、堤防拡張も逗子市には相応しくないし、そもそも条例を違反でもしない限り実現は無理であると考え、積極的な発言は控えてきました。

 しかし、11月28日に湘南ビーチFMで放送された 神奈川県議インタビューを聞いて考えは一変しました。

 湘南ビーチFM代表取締役木村太郎氏と神奈川県議会議員近藤大輔氏との対談では木村太郎氏からセーリング競技を江の島に誘致する際の経緯が話されました。その発言には驚きと同時に怒りが吹き上がりました。同様に感じた市民も多かったのではないでしょうか。

木村太郎氏曰く、江の島にオリンピックのセーリング競技を持ってきたのは木村太郎氏であり、逗子マリーナへの300人規模のホテル建設と江の島にある船の仮置き場として小坪漁港の拡張整備が、オリンピックセーリング競技江の島開催の前提条件である。
それに民意が反対なら、江の島開催は返上するよう、黒岩知事に進言した
逗子マリーナ、小坪開発に反対することは、イコール、オリンピック江の島開催に反対する者だ。開催できなくなったら、反対した人の責任だ。と。
この発言には公共電波を使って発言することなのかと、引いてしまいました。

 そこで質問は、市長はこの11月28日に湘南ビーチFMで放送された神奈川県議会議員インタビューをお聞きになれましたか?また、お聞きになったのであれば市長はどう感じたのか伺います。

 また、私はこの高層ホテルと防波堤拡張は逗子市に相応しくないですしあり得ないと思っていますが、市長はこの高層ホテルと防波堤拡張に明確に反対すべきと考えますが、市長のご所見を伺います。


7番目の質問は「ごみ処理について」であります。

10月1日からスタートした家庭ごみ処理有料化・分別品目の変更も2か月が経過しました。当然、様々な問題が発生し、ゴミステーションでの違反に対して関係職員が日々対応に当たっていることに感謝申し上げます。

 さて、現在、逗子市は鎌倉市、葉山町と連携して生ごみの減量化について積極的に進めており、平井市長においては中心的な役割を担っています。

 また、鎌倉市とは2市協議会という枠組みの中で協議を行っています。

そして、昨年10月には葉山町の山梨町長からごみ処理の連携について打診があり、今後、両市町でのゴミの問題についての情報交換する場を設けるとの事になっています。

そこで質問は、葉山町とのごみ処理についてどういった検討状況にあるのか、市長に伺います。


以上、登壇しての一回目の質問と致します。市長におかれましては、明瞭なご答弁をお願い致します。

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