■ 2024年04月13日 未完の鉄路「長倉線」を歩く
もてぎニューツーリズム主催の『春の新緑を満喫!未完の鉄路「長倉線」を歩くガイド付きツアー』に参加してきました。昭和3年長倉線の建設が決定されたが、昭和不況による財政難のため着工は延期、昭和12年茂木~長倉間12.2Kmのうち茂木川6.2Kmの工事が着手され、昭和15年「南第一工区」と呼ばれる現在の河井地区までの約6Kmが竣工。その後戦争で放棄され、多くの遺構が当時の面影のまま現存しています。以前、大峯山トンネル手前までと下野中川駅跡はJR東日本駅からハイキングのイベント参加時に訪れたことがあり、今回はツアーに参加することで通れるトンネルと下野中川駅までのルートを歩きました。
▼ ルートマップ
真岡鐵道茂木駅~長倉線跡~大峯山トンネル~長倉線跡~下野中川駅跡~一般路~大峯山トンネル迂回路~長倉線跡~真岡鐵道茂木駅に至る12Km
▼ 真岡鐵道茂木駅ききょう館で参加受付
▼ 「もてぎ四季のウォーキングコース10選」案内板の⑦の長倉線鉄道跡地散策が今回のコース
▼ 真岡鐵道茂木駅
▼ 茂木駅に残る貨物線用プラットホーム跡・・・駅舎横の自転車駐輪場の所
▼ 現在はコンクリートで埋められている茂木駅向かい側にある戦時中の東芝工場跡・・・大砲の砲身を製造していたそう
▼ 茂木駅駐車場入口にある長倉線の起点・・・キロポストは線路外側へ10°傾けて建てられている
▼ 工部省境界杭・・・長倉線跡のいたるところにある
▼ 茂木駅付近にある案内板・・・この先市街地のため写真撮影禁止区間のため写真がありません
▼ 今は一般道になっているが、車の位置が長倉線の線路だったとのこと、左側が道路で高低差は6mあったと説明があった
▼ 長倉線入口・・・右手は山を削った片面切通し
▼ 長倉線入口にある案内板
▼ カーブ手前にある表示杭
▼ コンクリート管と工部省境界杭
▼ 小井戸切通し・・・茂木駅から2Km地点
▼ 長倉線跡
▼ 小井戸川拱橋
▼ 小井戸切通し
▼ 大峯山トンネル手前にある案内板・・・このポイントに迂回路がある
▼ 迂回路の標識・・・通常は迂回路を歩くが、ツアーの場合は許可を得ているのでトンネルを通ることができる
▼ トンネル通過の際はヘルメットを着用
▼ 大峯山トンネル
▼ 大峯山トンネル内部・・・コンクリートの型枠跡が残る
▼ 大峯山トンネル出口側の迂回路案内
▼ トンネル通過後にある広場・・・ダイナマイトの管理棟跡との説明があった
▼ 茂木駅から4Km地点
▼ 後郷拱橋・・・ベンチが設置されており、ここで昼食休憩
▼ 昼食は「いい里さかがわ館」の手作り弁当
▼ 左手の桜が満開!
▼ 柿畑の中を進む
▼ 長寿寺・・・桜が満開!
▼ 茂木駅から5.5Km地点にある下野中川駅停車場始点
▼ 下野中川駅にある案内板
▼ 下野中川駅・・・前回来たときは駅名板しかなかったのだけど!?
▼ 展示されている車掌車
▼ 硬券打刻機・・・昔の切符(硬券)に日付を打刻する機会、参加者各自打刻体験ができた!
▼ 停車場中心
▼ 停車場終点・・・始点から約330mの大規模の駅だった
▼ 県道27号線那須黒羽茂木線との交差ポイント・・・ここで今回のツアーは終了し、現地解散!
▼ 帰路、一般道から見た長倉線跡
▼ 金比羅拱橋
▼ 行田川拱橋
▼ 後郷ガード・・・上に昼食休憩場所だったベンチが見える
▼ 一般道から見た長倉線跡・・・大峯山トンネル手前
▼ 一般道から林道へ入ってきて、大峯山トンネル迂回路に合流
▼ 大峯山トンネル迂回路
▼ 長倉線に戻る
▼ 茂木駅
▼ 茂木駅端のレールは1964年製
【参考】
1、栃木県茂木町幻の長倉線
2、今回申し込んだツアーの募集記事@下野新聞
3、今回のツアーの掲載記事@下野新聞