■ 2021年04月21日 輪王寺の金剛桜と日光だいや川公園の花たち
TVのニュースで流れていた日光輪王寺の金剛桜満開の報、ブラっと出かけて観てきました。同時に当主遇五重塔の特別拝観と大猶院の「家光公御尊像」特別公開も併せてみてきました。
五重塔の特別拝観は内部の心柱を見せてもらえました。金箔が貼られていて厳かな雰囲気の内部でした。心柱は宙ぶらりんの構造になっていて上部で鎖4本で吊られていると説明がありました。初層の床下の隙間から心柱の下端も見ることができました。
帰路立ち寄った日光だいやがわ公園では、シロヤシオに遭遇、八重桜満開でした。
■ 輪王寺の金剛桜
黄芽、白花大輪の山桜で花香が強く樹齢は約500年。地際より数本の支幹に分かれ特異の樹形をなし、その基部の周囲は約5.7mに及ぶ。繖房状に3~4花を着け花茎は3.8cmで極めて大輪。花弁は、円状で長さ約1.7cm、巾は約1.6cmで花弁の縁は重なり合っている。明治14年(1936)、当寺門跡彦坂諶厚大僧正により現在の地に移植せられたもので、大僧正の諡号、金剛心院に因んで命名されたもの(案内板より抜粋)。
■ 大猶院「家光公御尊像」特別拝観
令和2年は「徳川家光公370年御遠忌」にあたり、これを記念して大猶院本殿御宮殿に奉安される「家光公御尊像」の特別拝観が行われている。当初は1年間の御開帳を予定したが、コロナ禍により御来山出来ない方のために、御開帳の期間を延長したそうです。
※「家光公御尊像」は撮影禁止のため写真はありません。
■ 東照宮五重塔特別拝観
五重塔は慶安3年(1650)に初代若狭小浜藩主の酒井忠勝が寄進したものでしたが、文化12年(1815)に焼失。その後、文政元年(1818)に十代藩主酒井忠進が再建したものが現在の五重塔です。高さは36m、極彩色の日本一華麗な五重塔で初層軒下には富田宿(現大平町)の名工 後藤正秀が手掛けた十二支の彫刻があります。また、初層内部にも漆塗り・彩色・漆箔がきらびやかに施されています。
塔を貫く心柱は事例の少ない懸垂式で、礎石には据えられず、四重から吊り下げられて浮いています。これは時を経て重みで塔身が縮んが際にも、心柱が五重の屋根を突き抜けてしまわないよう、江戸時代に考え出された工法です。こうした工法が可能であったのは、五重塔の心柱が構造上塔身から独立して先端の相輪だけを支えているためですが、一方で、そのように塔身と分離した心柱は、免震の機能を果たすとも考えられてきました(H.P.より抜粋)。
※初層内部は撮影禁止のため写真はありません。
【ご参考】
・宙ぶらりんの五重塔の心柱の謎(https://www.nikkotoshogu.com/html/uwasa/uwasa4.html)
・東照宮五重塔の内部構造(https://www.city.nikko.lg.jp/bunkazai/kankou/shaji/japanese/regist-n/structure/b19.html)
▼ 初層の床下の心柱下端
■ 日光だいや川公園
日光だいや川公園は、栃木県日光市にある県営の都市公園で、さまざまなエリア・施設があります。広い園内にはこの季節の花々が咲き誇っていました。
▼ オウゴンガシワ
▼ シャクナゲ
▼ 園内の風景
▼ ハナズオウ
▼ ザイフリボク
▼ シロヤシオ
▼ ライラック
▼ 園内に咲く花たち
▼ イチヨウ(サトザクラ種)
▼ ダオヤメ
▼ ハナガサ
▼ ジョウニオイ
▼ ウコン