今年は選挙の年に当たるのか、アメリカでも日本でも選挙選挙で騒がしい。勿論選挙こそ民主主義の基本で最も大切な国民の義務・権利を行使する機会だ。お祭り騒ぎで済ませられるものとは違う。アメリカでは大統領選でバイデン氏に副大統領として仕えたハリス女史が有力視されている。もし彼女が実際にアメリカ大統領になればアメリカ史上初の女性大統領の出現となる。世界の注目の的となるのは当然だ。
一方日本ではどうか。自民党の総裁争いで可成りの女性が立候補を表明している。もし自民党総裁争いに女性が当選すれば日本でも女性首相が出現することになろう。今世紀は女性躍動の世紀だ。男性優位の時代は終わった。今世紀は女性の時代だ。「女性万歳」と世の男性たちももろ手を挙げて祝福しなければならない。
考えて見ればわが国でも女性が輝く様になったのはここ本の数十年の事だ。それまでの日本女性の歴史は惨め極まりないものだった。
「女工哀史」に象徴されるように貧しい家庭では女性は身を売って家計を支えなければらなかった。家庭内でも男性家長が女性を自由に弾圧支配して来た。戦後民主主義・自由主義の国に変わってから女性にも勉学の機会増があり就職の場も広がった。男性同様に能力のある者は職場でも十分能力を伸ばせるようになっていった。家庭内に於いても亭主関白は許されず女性の地位は向上して行ったのだ。国会に於いても女性議員が多数進出し政治の世界地図を塗り替えて行った。現在の女性の置かれている状態は全く素晴らしいものでいい加減に思ってはならないものと考える。