EKKEN♂

このブログは http://ekken.blog1.fc2.com/ に移転しました

ブログパーツ「トラバわんにゃん」

2005-08-18 | WEBにまつわる話
 これだけ「こうさぎ」と同じような機能を擁したブログパーツって、需要があるんだろうか? →トラバわんにゃん
 あ、今現在、gooブログではjavascriptが使えないために、有料版のアドバンスでも設置できませんので、念の為。
 で、僕は、相変わらずこの手のブログ内ペットは「いらない」派。
 他者のやっているブログにまで、「くだらないからつけるな」とは思わないけれど、そのブログに対する評価をかなり下げてしまいます。
 
 以下、トラバわんにゃんのここがダメ!

簡単トラックバック!

自分のブログをもっとみんなに知ってもらいたい。

新しいブログを作ってみたけど、誰からもトラックバックをしてもらえない。

そんなことで困ったことはありませんか?

「トラバわんにゃん」なら、あなたのブログへのトラックバックをペットが自動で探してきてくれます。
トラバわんにゃん トップページ

 「自分のブログをもっと知ってもらいたい」というのは、ごく普通の欲求だとは思いますが、「自動で探してきてくれる」トラックバックって、要するに同じ単語(もしくは「あいまい検索」などで、関連している単語という事も考えられる)を使っているブログを見つけてきて、そこからトラックバックを発信する事でしょう?
 要するに「トラバわんにゃん」を利用している人は、「キーワード検索によるトラックバックを容認している人」という事ですね。この方法が、トラックバックの使い方として正しいか否かは別にしても、かなりの高確率で嫌がられる種のトラックバックです。
 で、そういう疑問があがる事も、サービスの方で想定していたらしく、次の記述が。
自動でトラックバックは、SPAMじゃないの?

「トラバわんにゃん」はトラックバックが欲しい人たちが、お互いにトラックバックを交換し合うシステムです。

登録ユーザーは、トラックバックをして欲しい人だけが集まっています。

ユーザー登録していない人へ、自動でトラックバックを貰いにいくことはありませんのでご安心ください。
トラバわんにゃん トップページ

 この部分は親切な解説だと思います。トラバわんにゃんを使っていない人には、自動トラックバックは送らない。だから安心して使って下さい。
 ……つーかそんなの当たり前だろ。相手構わず送っていたら、そりゃアダルト業者の宣伝トラックバックと変わらないんだから。
 トラバわんにゃんを使っている者同士(つまり、そういうキーワード検索トラバを容認している者同士)でしか送らないから問題ナッシングでしょうか?
 杞憂かもしれないですけど、そういうトラックバックを容認する人は、手動でトラックバックを送る場合にも、相手のトラックバックポリシーを考慮せずに送るのではないでしょうか。
 たとえば、この記事から「トラバわんにゃん」を使っている「トラバわんにゃん」という単語が使われている記事に対して、それ以外は無関係にトラックバックが送られたとしたら、たぶん僕は抗議を受けるでしょう。しかしトラバわんにゃんでは、こうした使い方も容認しているはずなのです。

最新記事しかトラックバックされません!

「トラバわんにゃん」は、最新記事だけどんどん探してリンク数アップをお助けします。

だから、せっかく書いた記事がなかなか見てもらえない...なんて心配はありません!

インターネットはチラシの裏ではありません。せっかく書いた新しい記事は、見てもらってこそ価値のあるものです!!

これを機会に、トラックバックの価値観を変えてみませんか?
>トラバわんにゃん トップページ

 つまり、常に新しい記事を書かないと、トラバわんにゃんをつけた事によって最新記事に、キーワード検索による「同じ単語を使っているだけ」という、‘どうでも良いトラックバック’が集まるわけです。
 ここで「容認している人同士で行われている行為だから、いちいち文句をいう事でもない」と仰る方もいるでしょう。
 しかし「より多くの人に自分のブログの存在を知らせたい」というトラバわんにゃんのユーザーは、自分が送ったトラックバックを一人でも多くの人に読んでもらいたいものじゃないですか?
 初めのうちは、きっとトラバわんにゃんが運んできたトラックバックを、嬉しくて読みに行くでしょうが、自分の記事内容とほとんど関係のない、関連しているのは同じ単語を使っているだけという記事を、いつまでも面白がって読むものとは思えません。だいいち、そんなものはブログ検索サービスで簡単に見つけられるのです。
 ついでに言うと、僕は「そのブログに寄せられたトラックバックさえも、そのブログのコンテンツの一つ」であると考えます。寄せられているトラックバックの送信元の記事の質が著しく低いものばかりである場合、そのブログのトラックバックに対する関心度は薄れていくでしょう。
 つまりトラバわんにゃんを使っている人に送られたトラックバック、トラバわんにゃんを使っている人が送っているトラックバックは、読んでも面白いものとは思えないし、読みたいとも思わない…… そのように僕は解釈します。
 インターネットはチラシの裏ではありませんという部分は同意なのですが、新しいブログを作ってみたけど、誰からもトラックバックをしてもらえないような人は、要するに自分から他人のブログとかかわる事を避けているから、誰からもトラックバックがもらえないんじゃないのかな?
 新しく作られてから数日が経過したブログを読むと、「誰か見ているのかな? コメントやトラックバックくださいね」という記事を見かける事がよくあります。しかしその人がどこかにトラックバックを行った形跡はどこにもありません。もしかしたら「リンクなし&言及なしトラバ」を行っているのかもしれないですが、それに対して「TBありがとう」のコメントすらないところを見ると、やはり自分から積極的に他者のブログとかかわる努力をしていないのだと思います。
 で、そうした人の書くブログ、つまりトラバわんにゃんのようなツールを使ってしかトラックバックをもらえない、あるいはコメントもつかないブログって、いずれにしろ「チラシの裏」なんですよ。自分があちこちにコメントを書き、相手に喜ばれるトラックバックを送っていれば、「同じサービスを利用しているという義理」だけで機械的にトラックバックを送ってくるツールになんか頼る必要はないのです。
 本当に面白い事・他人の興味を引くことを書いていれば、「自分にとって面白いもの」を積極的に探しているブロガーとの接点が出てくるものです。
 ブログを「見てもらうだけ」のツールは、正直もういらないでしょう。「見てもらう」のと「読んでもらう」のでは、その意味が全く異なります。カウンターの数字を増やしたいだけなら、トラフィックエクスチェンジでも良いし、Yahoo!ブログなどにある「足跡機能」があるサービスを使えば良い。しかしこのような機能は、自分や相手が使っているサービスのサーバーの負荷を高め、ブログ全体を「重くする」デメリットの割には、他者との交流を深めたいという欲求は満たされないと考えます。特に「足跡機能」については、Yahoo!ブログユーザーの間でも揉め事の種になっている事が多いようです。
 自分のブログのアクセスを増やしたいのは良いのですが、それを記事の質によって得るのではなく、「読まれる事のない」アクセスによるサーバー負荷をかけてまで行われる事は、サービス会社の為にならないばかりではなく、自分のブログに元々存在する閲覧者にとっても、表示が重いという弊害をもたらす事をお忘れなく。


 ま、それでも「かわいいから使いたい」という人は勝手にやってくださいな。
 僕はトラバわんにゃんのショックウェーブが表示されている事で、「読む価値の低いブログ」という判断の目安にでき、余計なものを読まずに済ませる事が出来るので、決して無価値なツールではないですから。
自動トラックバックのトラバわんにゃん






 追記:
 こういうツールって、SNS向けに作られた方がウケると思うんだけどなぁ。
 
 追記2:
 こういうエントリを書いていると、「強力なアンチBlogPet」と思われがちですが、実のところ「どうでもいい」というのが本音。巡回先にもBlogPet系のパーツをつけている人はたくさんいるし、それを見てもどうとも思わない。こうさぎが吐き出すつまらない記事についても、普段から読んでいるブログはRSSリーダーに登録しているので、スルーしちゃうし。
 ただ、そうしたブログを読むのは、BlogPetパーツがついている事とは無関係に「面白い事が分かっているから」読むのであり、初めて訪れたブログにBlogPet系のパーツがつけられていると、そこで過小評価の対象となる可能性が高いですね。あと、トラックバックの価値を低くしてしまうのはマイナス評価かなぁ。


はてブに関するエトセトラ2

2005-08-18 | WEBにまつわる話
 はてなブックマーク(以下・はてブ)を積極的に利用するようになってから、このブログにもらえるコメントが減ったなぁ。単なる偶然かもしれないし、最近のエントリがつまらないせいかもしれないけど。
 でもよく考えたら、僕自身がはてブにブクマする事で満足しちゃって、面白いと思ったヒトサマのエントリにコメントを書いていないような気もするから、これは「はてブの持つデメリット」かもしれない。
 わざわざ相手のブログのコメント欄に書くほどのことでもないけれど、何かヒトコト残しておいて、後で自分が記事にする為のメモ書きとする……そんな使い方をしているつもりなのですが、結果的にブクマすることで満足しちゃって、それを元に記事を書く、ということは少なくなってしまった。
 はてブでは、今のところブクマするものに対して残せるコメントの文字数が、50字という制限があって、これがなかなかの曲者。後でブクマしたモノの内容を思い出しやすいようにする為であれば、文字数制限とは無関係のタグと、それを補足するヒトコトコメントがあれば良いのだけど、ちょっとした短文を書こうとすると、これが「微妙に足りない」事が多く、大胆に端折ってしまう事で、伝えたい事が正確に伝わらなくなってしまう、
 はてブのコメントに、ネガティブものが目だってしまうのは、「少なすぎる文字数」が影響を与えているのかもしれないです。
大切なことは60字で書ける 【大切なことは60字で書ける】
 先日書店で見かけた、本です。購入には至らなかったのですが、これ「大切なことは50字で書ける」という題名だったら、間違いなく買っていたかも。
 いや、内容はきっと「文章を簡潔に書くためのハウトゥー物」なのでしょうから、きっとはてブのコメントを書くには役に立つのでしょうけれど。
 どなたかお読みになった方がいれば、感想をお聞かせいただければ幸いです。



 
 僕のはてブはこれです→はてなブックマーク - むだの素R