EKKEN♂

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gooブログのトップページリニューアルについて

2005-12-16 | goo BLOG
 最近リニューアルしたgooブログのトップページが、どうも好きになれない。
 以前のページも妙にゴチャゴチャしていて「読みにくいなぁ」と思っていたけど、今回はそれに輪をかけて見難くなった。
 情報量が多すぎるんだろうなぁ。
 gooブログが、どこを見て欲しいと思っているのかが、ほとんど伝わってこない。
 一番メインに表示されている画像(かなり頻繁に変わるので、自動的に切り替わっていると思うけど、どうも河辺千恵子嬢が多く表示されるような気がする)は、特設ブログの紹介だから良いとして、右中ほどにある「今日の一押しブロガー」、アレ、なんなんですか?
 ほぼ日替わりだと思うのですが、紹介されているブログは、gooブログの公式ブログと言うわけでもないのに、必ずどこかのタレント事務所の若い女性のブログじゃないですか。
 まぁソレが職業ですから、なかなか可愛い女性の写真が掲載されているのですが、その中身と言えば、どこにでもある普通の写真付き日記で、つまらないとは言わないけれど、これと言って特徴があるわけでもない。
 「一押し」される理由として考えられるのは、彼女等がタレントである事くらい。
 
 これは彼女達が「自分達の手で立ち上げたブログ」という設定で、実はgooブログ側で「仕事として」依頼したブログなのでしょうか?
 それともgooブログスタッフの中に、アイドルオタクがいて、自社のサービスを利用してブログを運営している若手女性タレントを探し出し、取り上げているのでしょうか?

 取り上げられている理由が「タレントだから」「有名人だから」という理由では、若い女性に限らず、他にもたくさんいそうなものだし、ピックアップしているスタッフの好みの女性を選んでいるのだとしたら、それが女性タレントに偏ることに、ちょっと疑問を感じます。写真を公開している綺麗な女性は、他にもたくさんいそうな物です。
 取り上げられる理由の真相はわかりませんが、特設ブログでもないのに、一定の傾向をもったブログだけが特別扱いされる事に、不満を感じます。
 せめてテーマを明快にして、週替わりとか月替わりで「おすすめの理由」を変えて紹介するなどの工夫が欲しい所です。
 
 
 余談ですが、僕がときどき読んでいる「gooブログの有名人ブログ」は、こんなかんじ。
  • 山中たかシの『徒然草』
    • テレビドラマ「相棒」の刑事役。ときどきドラマの裏話もあります。

  • SILVERY NOTE

    • ギャグマンガ家・おおひなたごうさんのブログ。アビルファン必読。

  • 池田信夫 blog

    • 国際大学教授。gooブログには珍しい、知的なブログです。




コメントの受付拒否とか、削除とか

2005-12-16 | WEBにまつわる話
 一つのテーマに沿って書かれたエントリ(コンテンツ)に対し、個別のコメント欄(BBS)が付属しているのは、ブログの特徴の一つだと思うし、コメント欄を利用して意見交換や雑談を行う事を「ブログのキモ」とするのも理解できるのですが、だからと言って、コメント受付拒否設定や削除する事が「言論封鎖・弾圧」ではないですよ、というハナシ。

でも、私には今がある: コメント抹殺は言論弾圧ではない

ネット右翼の中に、炎上したコメント欄を閉じたり、コメントを削除したりするブログ主に対して「言論弾圧だ」「ファシズムだ」と批判する人を時々見掛けます。
一方、私の意見は次の通り。
  • 個人ブログではブログ主が神、と考えるのが最も無難
  • コメント欄閉鎖やコメント削除は言論弾圧でもファシズムでもなく、ブログ主の当然の権利
たまに、コメントを削除されたことに更に文句をつけるコメンターを見かけますが、非常に見苦しく感じます。むしろ、煽りや荒らしコメントでブログ主を煩わせ、結果的に新規エントリ執筆を妨げているコメンターの方が「言論弾圧」に近いと私には感じられます。
 常々書いていることですが、僕は「何か意見を論じれば、その事に対しの異論・反論はあって当然だと思うし、「自分は誰かを批判するけど、自分を批判しないで」というご都合主義はまかり通らないと考えています。
 たとえ「自分は誰かを批判しているつもりはない」のだとしても、その意見に納得できない人が、何らかの形で異論を唱える事を妨げる事は出来ないのです。
 ……と、こんなふうに書くと、引用した記事に対する異論と思われるかもしれませんが、僕は概ね D Slenderさん(でも、私には今があるの筆者)の主張に同意しています。(ブログ主が神、という件は納得しかねますが)

 特に政治的批判(特に嫌韓・親韓ネタ)とか、宗教批判を扱ったブログに多いのですが、いわゆる「炎上」させる事を目的に、ハナから歩みよりを考えていない意見(とは思えないコメント)が大量になされる事があります。
 明らかな誤報に対する抗議であれば、その訂正を求めるコメントは構わないと思いますが、この手の思想って、他人から意見されたところで簡単に変わるものではないし、相手の主張が気に入らないからといって罵声を浴びせるのもオトナゲないなぁ、と思うわけでして(というか、必要以上に罵声を浴びせている人を見ると、この人頭悪いんじゃないか、と)。
 そうしたコメントに嫌気をさして、コメント欄を閉じてしまうブログ主に対して、「言論封鎖だ」「なされて当然の批判は受け入れるべきだ」と主張する人もいるようですが、コメント欄を閉じたからといって、それが何故「言論封鎖」になるのかが、大きな疑問。
 単に対応が面倒だからでしょ。有意義な批判であれば、相応の対応をする事が望ましいと思うものの、炎上目的のコメントなんて、半ば嫌がらせみたいな物なんだから、相手にしてられないのですよ。
 だいたい、コメント欄を閉じたからと言ったって、批判の窓口を閉めているわけではないのです。
 批判したい人は、自分でブログを立ち上げ、そこに記事を書いてトラックバックを送れば良いハナシ。匿名(例によって黒木ルールによる物)コメントで批判するよりも、悪戯に暴力的にならない分、有意義な意見交換になりやすいはずです。

 じゃあ、そのトラックバックをもウザイと感じ、受付拒否した場合はどうか、というと、これも別に相手を罵る必要はないんじゃないかなぁ。
 トラックバックの受付拒否をしたところで、相手の記事の言及をしちゃいけない、ということはないのだし、相手の書いたエントリに問題を感じるのならば、勝手にリンクして批判すればいいのです。それで相手に文句を言われようが、法的に問題がなければ、無視して構わない。
 個人的には「批判されるのが嫌だから、トラックバック受付拒否」して、何かを批判する記事を書くのは、耳を塞いで他人を罵っているように見えるので、好ましくはないと思いますが、受付拒否をしている事で、自分の関する言及が把握いにくいだけの事なので、「言論封鎖」というわけではないだろうと。一つの記事から関連しているブログを探しにくくなるので、ブログの面白さを半減させてしまいますが、自分が面白いと思う事を相手が妨げているという理由で罵るのは、随分と自分勝手な人ではないでしょうか。

でも、私には今がある: コメント抹殺は言論弾圧ではない

「主張を発信するならば反論を聞き入れるべきだ」という意見があります。部分的に同意できます。傾聴に値する反論ならば、聞き入れる方が望ましいのは当然。しかし、ブログ主が傾聴に値しないと判断した反論を無視 or 抹殺するのはおかしくないと思います。 プロの物書きならまだしも、他に正業を持つアマチュアブロガーに“あらゆる反論の受容”は重荷かと。
 粘着君のガイドライン でも書いたのですが、反論に値しない意見に、ブログ主が返事を書かない事で、回答に窮したと勘違いし「勝利宣言」をする人がいます。「勝った」事によって優越感に浸るのは勝手ですが、コメント欄には現れない「沈黙のオーディエンス」は、必ずしも勝利宣言をした側に高い評価を与えるものではないものです。
 コメンテーターの意見も、それに対するブログ主の回答も、お互いの求めている質問・回答が微妙に論点がずれている場合、それは決して意図的に行われているわけではなくとも、終わりのない泥仕合になりがちな物。
 決して分かり合えない互いの主張を続けることが、無意味だと判断した場合、ブログ主の方で一方的にコメント打ち切りにするのは、むしろ勇断だと思います。