阿久悠さん

昨日、英検のおかげさま！でバッタリ出会えた「阿久悠展」
今日は、阿久悠さんの40周年記念番組や追悼番組を片っ端から観ていますw

すごいことに、ほとんど歌えるのです～。そしてその量に圧倒されちゃう。
我が家には阿久さんの本もたくさんありますが。とにかく量が半端じゃない
才能は量なんだ。納得です。

展示されていた手書き原稿の中に「熱き心に」がありました。
もちろん好きな曲はいっぱいあるけれど。この曲は特にココが好きで。

　　熱き心に　時よもどれ
　　なつかしい想い　つれてもどれよ

天才よね
阿久さんの描く情景は、男も女もみんな潔い感じがする。
過去を愛おしく大切に思いつつも、
みな落とし前をつけながら前を向いて生きている感じがする。

『凛とした女の子におなりなさい―日本人らしいひと』というエッセイ集があって
わたしはこれを女の子でもないのになと思いつつ、買ったのだけれどw

その人をその人たらしめる目に見えない何か。
ここだけは譲れない、譲っちゃいけない何か。
あやふやな境界線とか、失われていく皮膚感覚みたいなものを
しっかりとした言葉でつなぎとめてくれています。言葉の力に圧倒。

もひとつ！
展示されていた手書き原稿に「アナログの鬼」というエッセイがありました。
縦書きの手書きにこだわった阿久さん。
それは縦書きだと、読む人がウンウンとうなずく恰好になるからだそうです。
なんか、いいよね

　　＊「熱き心に」の詞の全文はこちら　→　熱き心に 小林旭 歌詞情報 - goo 音楽