長年捨てられなかった彼の学生時代の思い出の品々や、子供達が買ったり持ち込んだ使わない家具や家電など、徹底的に引っ張り出して点検、検討、そして処分できるものは潔く処分。
何回もゴミ置き場に通った。マンションのゴミ置き場は24時間持ち込めるから楽ちんだ。
非常持ち出し袋の中を確認した。地震や台風のなかったシンガポールから
天災が頻繁におこる日本に帰ってきたのだから防災意識を再確認。
2018年に揃えた非常食セットも期限切れ近いものがあるので買い替えなければ。
夕飯にお湯で戻るワカメご飯などを食べた。
片付けの途中、20年以上前の家族旅行ビデオを見つけ、休憩しながら鑑賞。
30歳ぐらいの自分やだんなさんの若さと、
声変わりしてない息子、無邪気な娘の姿にグッときて見ながら泣いてしまい
だんなさんを動揺させてしまった。
複雑な気持ちだった。
懐かしさと共に
もうこんな時は2度と来ないんだという寂しい気持ちが入り混じる。
人間の記憶って頼りないものだと思う。
美化していたり、全く覚えてなかったり。
30年前の職場の先輩や同僚が久々に顔を揃え集った。今月末、定年を迎え退職されるOさんの慰労会。
みんな同じように30年、年を重ねて
たくさん経験を積んで今に至るんだろうな。
でも会うとタイムスリップして当時の思い出が蘇る。
このメンバーと同じ時を共有できた20代はかけがえのない時間だ。
毎日が楽しくて仕事に行くのが楽しみだったあの頃。
人生において、そんな日々が自分にあったことは本当に幸せだし
30年経っても共有した思い出話しに花を咲かせられる仲間は一生の宝だ。
明日は診察日。
何事もありませんように。