今年のフィッシングショーで、ロッキーショアのモデルチェンジが発表された。
しかし、新しいデザインはいまひとつ好きになれない。
私は旧モデルのデザインの方がいい。
残念だなあ・・・と思っていたところ、某店の店頭で、型落ちで値下げされた106/12を見つけた。
35%OFF。
すぐに売れるだろうと思っていた。
しかし、その後何日経っても売れない。
どうして?
みんな、いったい何を見ている?
有名アングラープロデュースの新作ロッドか?
それとも、新興ブランドのバーゲンプライスのロッドか・・・?
どう説明すればいいのだろう。
私にとって、ロッキーショアは特別な存在。
ニューモデルが出たからといって、その魅力は何ら変わらない。
むしろ、プレミアムがついたっておかしくないと思っている。
かつて、がま磯のカゴスペⅡがそうだったように。
数日間悩んだ末、結局私は自分で連れて帰ることにした。
使わなくなった磯竿やらシーバスロッドやらをまとめて処分した軍資金があったので、財布の方は楽勝だった。
上が、2009年に購入した初期ロット。
様々なメーカーの同クラスの竿を手にとって、カタログを暗記する程読み込んで、辿り着いた一本。
当時の外房でこんな竿を振り回しているアングラーに出会ったことはなく、周囲のシーバスアングラーから「何を狙ってるんですか?」と好奇の目で見られることもしばしばあった。
しかし、私はとにかくこの竿で青物を釣りたくて、確立したメソッドなど何もない中、ああでもないこうでもないと一人で悶絶しながら振っていた。
今となってはお笑いぐさだが、いい思い出である(笑)。
下が、今回購入したもの。
初期ロットの飾り巻きのスレッドはグリーンがかったグレーなのに対し、今回購入したものはパープル系のスレッドになっている。
全く同じ組み合わせのタックルが二組。
入手困難になってから後悔したって遅い。
じゃあ、いつ手に入れるの?
今でしょ!(笑)。
今年、この竿を振ることが出来るかどうかは、まだ分からない。
肩の回復次第だ。
一日中振ることが出来なくたっていい。
ほんの数投でいい。
魚は釣れなくてもいい。
あの頃の初心に帰って、青い海、青い空に向かって、この竿をビシッと振り抜くことが出来れば、私の心はきっと晴れる。
私にとって、ロッキーショアはそんな竿だ。
注:筆者はあくまで一般ユーザーであり、当該メーカーとの間で、テスター、モニター、その他本記事の中立性、第三者性を阻害するおそれのある一切の関係を有しておらず、また金銭によるか否かを問わず、なんらの報酬も受領しておりません。
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