潮待小屋

「亀山式遠投羽根ウキ」初号機の作り方

  
まずは羽根部分から。
材料は、釣り師の家に必ずある「これ」(笑)。



型紙を当てて、同じ形の羽根を3枚切り出す。
あらかじめ折り目が付いているので、張り合わせも楽チンだ。



瞬間接着剤で張り合わせるとこうなる。
うんうん、いい感じ。



赤の蛍光塗料を塗れば出来上がり。
市販のパーツを買うと500円近くするが、自分で作ればタダ同然♪




続いてボディ部分を作る。
材料は、釣具屋さんで売っているウキ用の発泡素材。
これを、カッターナイフを使ってフリーハンドで好きな形に削っていく。



このくらいまで形を整えたら、紙やすりで表面を滑らかに磨いていく。



そしていよいよ表面塗装。
要は好きな色に塗ればいいわけだが、ひとつだけ注意する必要があるのは、「発泡スチロール用」の塗料を使うこと。
一般の塗料を使うと溶解してぐずぐずになってしまう。



塗料は一度に厚塗りすると汚くなるので、薄く塗って乾かし、さらに上塗りして乾かし、を繰り返すときれいに仕上がる。
塗りムラのでこぼこができてしまったら、細番手の紙やすりで整えてやればよい。


さらに、その他のパーツを作る。
ウキの軸になる部分は、釣具屋さんで売っている直径2mmのプラスチックパイプ。
これだけだと折れてしまうが、後で中にステンレス線を通すので大丈夫だ。
黒い部分には、熱収縮パイプを被せている。
単にデザイン上の趣味なので、なくても全くかまわない。



ウキの足&オモリ部分。
ステンレス線(これも釣具屋さんで売っている)を曲げて輪を作り、中通しオモリを通して固定。
その上から黒のエナメルでコーティングする。
これも趣味の問題なので、別に何も塗らなくたってかまわない。




パーツができたら、いよいよ組み立てだ。
プラスチックパイプにボディと羽根を通し、輪切りにしたゴムチューブで適当な位置を決めたら、瞬間接着剤でゴムチューブを固定する。
発泡スチロールのボディに接着剤があたると溶けてしまうので注意。



ボディと羽根を組み上げたら、最終浮力のチェックを行う。
パイプの中にオモリ付きのステンレス線を通し、仮止めして水に浮かべてみる。
空の牛乳パックに水を一杯張って、その中に浮かべてみると良い。
きれいに自立して安定していたらOK。
オモリが重すぎたり軽すぎたりするようなら、この段階で修正だ。

問題なければ、水気を切って完全に乾かしてから、最後のひと工程。
ステンレス線に瞬間接着剤をたっぷり塗ってパイプの中に挿入し、上まで通す。
念のため上からも瞬間接着剤を流し込んでやればがっちり固定される。
もしステンレス線が長すぎても、最後に上から飛び出した部分をカットしてやればいい。


そして、完成品がこれ。
「亀山式遠投羽根ウキ」初号機。



「特別な工具も技術も不要で誰にでも簡単に作れる」がコンセプトの亀山式。
羽根部分はリサイクルで、環境と財布にもやさしい(笑)。

次回南房遠征したときは、このウキでカゴフカセ仕鰍ッを投げまくるのだ!
楽しみ楽しみ♪



    

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

管理人
>KPさん
KP工房製のカゴウキに比べたら、まだまだ子供だましです。
LED付けられればいいんですけど・・・

>しげおさん
お久しぶりです。
PC購入おめでとうございます(笑)。
よく今まで我慢できましたね。
また色々な情報教えてください。

>のび太さん
世界の亀山式モデルです(笑)
夜仕様にするにはどうすればいいか、現在思案中です。
一番簡単なのはトップ部分にゴムチューブを装着してデンケミを差し込む方法ですが・・・いまいち撃ェないですよね。

のび太
こんばんは。
すばらしい。かめやまこモデルですね。(どこかできいたような)
真似て作ってみたいと思います。
しげお
かめさん、お久しぶりです。
パソコン買いました。
やっぱりここは落ち着きますね。
久々に見たら「亀山式遠投羽ウキ」とは癒されました。
しかも第一号機とは!
またまたおじゃましますね。
KP
羽根がバージョンアップしましたね!カッコいい~。

カゴフカセ釣法が南房地磯を席巻する日が刻々と近づいているようで・・・・。新しい技を開発しなきゃ!
管理人
>グレさん
ワカシですか。
釣れるといいんですが・・・欲を出すとろくなことがないので自然体で行きます(笑)。
今週末はちょっと海が荒れそうな感じで心配ですが。

>sotobouさん
外房の堤防で釣るときはテトラ際を流しますが、南房某磯で釣るときは30m以上投げないとャCントに届かないんですよ。
その場合ももちろん、ノーシンカーでフカセてます。

>1号さん
やっぱりやっちゃいましたか。
誰もが一度は通る道ですよね(笑)。
私ももちろん、やりましたよーん。

>カムイさん
ウキの錘負荷はウエイト調整しだいでいかようにもなりますから、ご自分のスタイルに合わせて作ってみてください。
やってみれば思った以上に簡単ですよ。

>masayaさん
いえいえ、潮崎工房とはりあうだなんてめっそうもありません。
何しろ私は針金をニッパーで切る以外の金属加工はできませんから~。
オレンジ色は確かにいいですね♪
次はそうします(笑)。
masaya
お? 「潮崎工房」に対向して「亀山工房」ですな!(笑)
でも、管理人さんの色と言えば、やはりオレンジでしょう~!
カムイ
管理人さん、おはようございます。
 亀山式カゴウキ、大変参考になりました。自作カゴウキを作ろうと考えていたところでしたので助かります。
 このウキが房総半島を制覇する日が来るのは、そお遠くないように思います。
 自作ウキが出来次第ご報告いたしますので、ご意見など・・・。
 
1号
自作ウキ!ヨイですねぇ~
羽の部分の材料は、さすが!!
キレイに作れていますね(^^)v

1号、昔,発泡ウキ自作しましたですわ。
そいで、何も考えずOP(オイルペイント)塗ったですわ。
結果・・・
かめやまこサンのおっしゃるとおり
シオシオのぱぁ~でした。
sotobou
ありゃこれは又前作よりも一段とエコな羽根ウキ!
発泡部分が流線型になり良く飛びそうですね。
でも『カゴフカセ仕鰍ッ』って近くで釣る仕鰍ッでは?
グレ大好き
流石は管理人さん!
 
プライベートも仕事も、充実していらっしゃるようですね。
今週末は、3年間誘い続けた親友を連れ出して、外房か館山へ釣行の予定です。
ただし、お嬢さんのバレェ教室があるので、今回は朝日が昇れば撤収ですが。。。
この浮きで、ワカシをがっぽり持って帰って下さいネ~
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「道具箱:その他」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事