諸般の事情により、なかば強制的に休みを取らされることになった管理人。
釣りに行くと翌日疲れが残りそうだなあ、と思案していたら、奥さんが「潮干狩りに行きたい」と言い出した。
でも、内房まで行くと結構遠いぞ。
近くの外房では、潮干狩りのできる場所なんてほとんど無いし・・・。
管理人が唸っていると、
「別に、海が見えたら何でもいいよ。」と奥さん。
それなら、近くの某所の干潟にでも行ってみようか。
「ついでに釣りでもする?」
と訊いてみたが、「釣りはいいや。」との返事。
ちぇっ。
といわけでやってきた某所の干潟。
数年前までは地元の人がアサリを掘る姿を見かけたのだが、最近は見ていない。
実際、せっせと掘ってみても、出てくるのは茶色くて薄っぺらな、いかにも美味しくなさそうな貝ばかり。(食べたこと無いので実際のところは知らないが。)
犬の散歩をさせていた地元のおばさんによれば、数年前まではここにもアサリがいたのだが、地元の人たちが根こそぎ獲ってしまって最近は全くダメだという。
狭い干潟では、再生産能力がほとんど無いのだろう。

それでも何かしら獲れるというのは、結構楽しいものだ。
小さな穴があいているところを掘るとコメツキガニが、横に伸びる大きな穴を掘るとヤマトオサガニがでてくる。(コメツキガニは、クロダイ、キビレ釣りの餌に良いのだ。)
少し深く掘ると、マテガイも出てきた。

積み石の周りを手網ですくうと、小さな手長エビの子供もたくさん獲れる。
居酒屋のつまみに出てくる「川エビの唐揚げ」サイズ(笑)。
これもクロダイ、キビレ釣りの餌に最高である。

ひとしきり遊び、つかまえた獲物は全部リリース。
お昼は128号沿いのラーメン屋に寄った。
帰り際、奥さんに再度念の為、「釣りしなくていいの?」と訊いてみたが、「うん、帰ろう!」と言われてしまった。
車のトランクには、一応釣り道具積んでたんですけど(笑)。