先祖の中でいちばん気になる存在 曾祖父
産まれたときにヘソのうがけさがけに巻いていた けさじいちゃんのこと
私は会ったことがない
百姓でした
女好きでした お人好しで家業を潰しました
昔から誰に聞いても けさじいちゃんのことは
はぐらかされたり言葉少なによくない話
けさじいちゃんの人生に何があったのか
歴史年表に推定の年齢を当てて考えてみました
長子の祖父が産まれたのが第一次世界大戦の直前
このとき けさじいちゃんは20歳くらいか
21歳 第一次世界大戦
30歳 関東大震災
36歳 世界恐慌
48歳 太平洋戦争
52歳 終戦
きつッ けさじいちゃんの人生 生きてただけで100点
家族も守って一万点
姉は祖父が赤ちゃんだった頃の写真を見たことがあって
居候と呼ばれる人たちと家族でとった写真だったそう
人の子どもを預かって 農業を手伝わせながら教えて
その子が結婚するときに畑を分けていったそうで
写真の居候とはその預かった子どもたちのこと、と父。
けさじいちゃんは立派に大変な時代を生きた気がするな
結果モテたんじゃなかろうか
一方 無茶苦茶やったことがなにかあるんだろうな
だってあんなに みんなが話したがらないんだもの(笑)
それぞれが自分にしかできない経験をしに来た
その経験に優劣はない
誰の人生もドラマチックです