奨学金の申請

涙なしでは、語れない。
我が家の奨学金への道を、聞いてください。


県外の私大への進学なんて、
我が家の家計では無理。
それでも、県外私大を希望する息子に、
「卒業後、自分で払う」という約束をとりつけ、
日本学生機構に、奨学金の予約を申し出たのは、
かれこれ二年前。
息子が高校三年の春でした。

ところが、全落ちした去年の春。
一浪が決定し、一旦、奨学金はお流れ。
再び、高校で予約の手続き。
しかし…これがまあ…浪人で意気消沈している息子が
なかなか高校に行かず、
毎日、
「早く、書類をもらってこーーーーい！！」という、
私の罵声が飛び交っておりました…

あれから一年。
ようやく、進学先が決定し、
今年こそ、予約書類が提出できる！と喜んでおりましたが…

予約書類はあくまで「予約」。
本採用になるための手続きが、やはり必要なのでありますね。

しかーーし！！

手続き窓口が開設される前に、
息子を置いて帰ってしまった母。
あの、手続き関係が超苦手な息子に、
この大事な書類を委ねるのは、とてもとても不安でありました。

そして、
やっぱりというか、案の定、なかなか手続きをしようとはせず、
挙句に、
違う種類の奨学金の申し込み書などを送ってきやがりまして…

もう、こうなったら仕方がない。
連日連夜、メールと電話で
「奨学金の申請、奨学金の申請」と、
すりこみ式的に、サブリミナル的に、
ヤツに訴え続けること、２週間。

やっとやっと、本日、手続きが全て終了！！

…最後は、インターネットからの手続き。
息子のアパートは、まだ、ネットが繋がっていないし、
ネットからの手続きなんて、ヤツにやらせるのは、危なくてしょうがない。
だって、だって、事は重大。
なんてったって、家計にかかわる一大事なんですから！
結局、私が、ヤツからＩＤとパスワードを聞いて、
自宅で手続きしちゃいました…

さあ、やっとこれで、安心して月末が迎えられるというものよ♪

ということで、
冷蔵庫で保管しておいた、
東京からのお土産のラストを飾る、キース・マンハッタンのチョコケーキとお茶でお祝い。
祝！奨学金！
ようこそ！我が口座へ！

ビバ！！ 奨学金！