剛柔流空手道志道館

日本剛柔流空手道連盟横山会、
志道館館長の日々感じた事を
記して行きます。

5月28日 続ける事

2011年05月28日 18時56分20秒 | 日記
継続は力成り。と言う言葉が有るが、実際その通りだと思う。

自分は空手を34年やってきて、やはりそう思う。

同じ武術の、太極拳は3月で8年目に入った。

練習で一つの動作を繰り返しやる事で、それが出来る様に成る。

誰でも初めは出来なくても、必ず出来る様に成る。

それは、出来るまで練習するから、出来る様に成るのだ。

人によって早い、遅いは有るかも知れないが、遅かれ早かれ出来るように成る。

アフリカには雨乞いの踊りが有り、その踊りを踊ると、必ず雨が降る

そう、何故なら雨が降るまで、何日も何日も踊り続け、やがては雨も降ってくる。

早い話が、途中で諦めないで、やり通す事が大事なのです。

例えば、道場で子供達に、基本が正確にきちんと出来る様に成ったら、黒帯を許可するよと言っている。

ま、それ程基本が大事なのですが、これも繰り返し練習する事により、その動きの習慣を身に付ける事で有段者らしく成る。

飽きずに毎日やれば、子供でも2~3年有れば、黒帯に成れると思うのですが、まだそういう子は居ませんね。

5~6年で初段の子は居るのですが、また子供は中学に進むと辞めてしまう子が多いのが寂しいです。

部活なり、進学のために塾に通うから、と言うのが理由なのですが、残念です。

勉強とは関係ない事を週一でもやると、頭がリフレッシュされて、ストレスが無くなるのですが、

そういう事を理解する人が少ないのが現状です。

リフレッシュを辞めるとロクな事に成らないのに理解してもらえません。

長年の経験からそう言っても、何か勘違いして、勉強をもっとしなくては学校に入れないと思うのでしょう。

全ての時間を・・・と思う気も分かるのですが、そんなのは3カ月も有れば十分です。

一週間に一度はせめて汗をかいた方が頭はハッキリするようです。

話が横にそれてしまいましたが、学生を辞めるまで一つの事をやっていると、就職まで有利に成るのに、分かって貰えないですね。

例えば、小学校一年生から高校卒業まで、もしくは大学卒業までやっていたら、一つの事を12年~16年やっている事に成ります。

採用する側からして見れば、同じ学力ならば、一つの事を長くやっている人を採ると思います。

忍耐力、努力、身体の健康等を買うと思います。

入社しました、休みがち、じきにめげてしまい退社なんて事に成ったら、採用担当者はたまりませんからね。

長く居てくれて、めげずに向かう力を養っている人を歓迎すると思います。