のんびり日記  

あせらず・・・
ふりかえらず・・・・
ゆっくりと・・・・・

しおんの旅立ち・・・

2010-03-02 | 我が家のペットたち
2月28日、午後3時20分頃・・・


「心肺停止!!」
「早く!!! 処置室!!!!」


この瞬間まで何が起きたのか
体中の力が抜けていく



しおんは去年の末から咳が出るようになった。
副腎に腫瘍が出来ているらしく、腹水もたまって肺が圧迫されるんだとか

もう5歳を過ぎているし、検査のための全身麻酔も無理とかで
薬での治療になった。
息子は仕事で不規則な帰宅になるので今年に入ってから我が家で引き取った。

ステロイドのせいで体の毛が抜けてきたけれど、
元気を取り戻してフェレットフードも食べられるようになった。

5種類の薬と、栄養補給のミルクを朝晩飲ませる。
すべての工程を終了するまで30分以上かかるが、その間は私に目いっぱい甘えてくる。

元気な頃はすぐに噛むから、「こら!!」と叱る事が多くて、しおんは私を怖がった。
でも、今は体を摺り寄せて抱っこをせがむ。
ミルクを飲んで、汚れた口を私の服にこすりつける。
綺麗好きなしおんである(ババ馬鹿)


28日も薬を貰いに行く日だった。
午前中は雨が降っていたけれど、診察時間の3時には青空になっていた。
日曜日で娘も居たので、車で連れて行こうとしたのにバッテリーがあがってエンジンがかからない・・・

だから、連れて行かずに、薬だけを貰いにいけば良かったのだ・・・


自転車で行くことにした。
体重を測りながら、大好きなバイト(フェレットの栄養補助おやつ)を嬉しそうに舐める。
お水もたくさん飲んだ。

血液検査の採血のために、動かないように押さえつけられた。
毎度のことである・・・・

押さえつけられながら、バイトを舐める。
いやな事(注射針を刺されること)と嬉しいこと(好きなだけバイトが舐めれること)・・・
毎度のことだったのに・・・・


いきなりバイトを舐めるのを止めた。
心臓が止まったのだった。


たくさんの注射も
心臓マッサージも
酸素吸入も
役には立たなかった


声も出ずに立ち尽くす娘と
「心肺停止!」の瞬間に電話で呼び出した息子と
最後まで涙も出なかった私と
動かないしおんと家に帰った。



今日、深大寺でお骨にしてきた。
小さな体でも、指の関節もあばら骨も尻尾の骨も綺麗に残ってくれた。
仲良しだったトラちゃんの傍で、また元気に遊んでいるだろう・・・・




若いちろるが一匹になった。
「相手を・・・って、もう飼わないでね!」
息子に釘をさした。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一安心♪ | トップ | 寒いね~ »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご愁傷様です (marks)
2010-03-03 09:58:41
siwonada さんの「のんびり日記 ”青い鳥”」が,
久しぶりに更新されました。
本当に、お久しぶりですね。

開けてみてビックリです。
大事な、ダイジな、ペットの死の様子が、
丁寧に優しく綴られていました。

この子に付けられた名前からして、
思い入れのほどが伺えます、
それだけに、お嘆きのほども察しられます。

お慰めの言葉もありませんが、
早く元気を取り戻して下さいな。
取り急ぎ、です。
返信する
marksさん、有難うございます (siwonada)
2010-03-03 19:48:50
すっかり遠ざかっていたブログでしたが、記録を残しておくために久々に更新しました。

あまりにもショックな出来事で、数日間涙が出なかったのです。
考えても考えても頭の中は空回りで、
実感として捉えることが出来ませんでした。

ため息をついても、心の中の“後悔”の塊は流れ出てくれなかったのですが、marksさんのやさしいコメントを頂いて流れました・・・涙が。
涙と一緒に“後悔”も少し少なくなったようです。


何度味わっても“別れ”には馴染めないようです。

返信する
遅ればせながら (445)
2010-04-07 23:40:20
ハピママさんのブログが更新されたのに気がついたのは、3月の半ばを過ぎてからでした。

悲しい内容から始まって、真似のできない技巧を凝らした内容まで、気がつかずにいたのです。
ごめんなさい。

早速コメントをと思ったのですが、娘の予期せぬ早期破水の出産の嵐に見舞われPCから遠ざかってしまいました。

遅くなりましたがおしんちゃんのご他界に心からお悔やみ申し上げます。
ブログに可愛い姿や動きを登場してくれたのに本当に残念です。

ブログで最後の様子を記録してくれたのが何よりの供養になっていることでしょう。
返信する

我が家のペットたち」カテゴリの最新記事