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スカッtoうお〜きんぐ

ホンダコレクション① 2人の天才

1990年代、
世間が、F1で盛り上がっている時、
ボクは、天邪鬼。

『2輪のドッグファイトの方が面白い!』
気づけば、
鈴鹿サーキットまで
観戦に行く程、
熱狂していました。

当時、
GP125ccの坂田和人さん、
GP250ccの原田哲也さん、など
世界チャンピオンが
誕生していました。

ヨーロッパでは、
圧倒的な有名人でも、
日本では、
『誰?』と…

2輪で、F1にあたるのが、
世界最高峰クラスの
GP500cc

ボクシングで言えば、
ヘビー級クラスです。
このクラスの
日本人チャンピオンは、
まだいません…

かつて、
2人の天才ライダーがいました。
一人は、
『ノリック』こと、
阿部典史(あべのりふみ)さん。

世界チャンピオンの
ケビン•シュワンツやマイケル•ドゥーハンと
競り合って、
見事、鈴鹿で優勝しました。
しかし、
世界チャンピオンになる事は、
出来ませんでした…

ノリックと
同じバイクスクールに
もう一人の天才が。

それが、
このバイクの持ち主、
『大ちゃん』こと、
加藤大治郎さんです。

二人は、
幼い頃から仲良しでした。




大ちゃんは、
バイクに乗っている時は、
キレキレなのに、
降りると、
いつもニコニコしてた印象です。
笑顔の似合う
いいお兄ちゃんって感じでした。


2001年に、
元世界チャンピオンの
原田哲也さんを抑えて、
GP250ccクラスの
世界チャンピオンになりました。

2002年、
世界最高峰の
MotoGP(元GP500)に挑戦!
年間ランキング7位に。

そして、
2003年、
鈴鹿サーキット
最終コーナー手前のシケインで転倒…

救急搬送された病院で
2週間後、
帰らぬ人となりました…

『いやー、すみません。
 転んじゃいました。
 次、がんばります。』
屈託のない笑顔で、
答えて欲しかった…

あの日から、
バイクレースは、観なくなりました。

2007年には、
阿部典史さんが、
一般道でトラックと衝突。
彼もまた、
いなくなりました…

ノリックと大ちゃん、
二人の天才。
あのキレキレの走り、
歓声、
忘れられない記憶です。



しかし、
話しは、
ここで終わりません。

大ちゃんの死から20年。
2023年、
一人のライダーが
世界戦デビューしました。

彼の名前は、
マイキー、

阿部真生騎(あべまいき)さん、
ノリックの息子です。
今、
二人の意思を継いで
修行の真っ最中です。

ボクも、
もう一度、
応援したいと思っています。
願わくは、
『日本人初の世界チャンピオン』

それでは、また。




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