スキルスラボセンター@大分大学医学部

2011年より報告ページを移行しました!
以前の報告は、カテゴリー「2010年の活動報告」からリンクしています☆

余談ですが。

2011-02-25 15:28:21 | 管理人のひとりごと

昨年の夏ごろから

スキルスラボセンター主催の講習会や説明会について

研修医向けのものがあれば

卒後臨床研修センターの掲示板に貼り出し、お知らせをしています。

様々な学内・院内の部署や、メーカーさんが

研修医向けのセミナーやワークショップなどの情報を発信するために

使用している掲示板です。

 

先日 LapVRの操作説明会も無事に終了したため、

現在、スキルスラボ関連の掲示物は1枚しかないのですが…。

他部署のもので

ちょっと気になる掲示物を見つけてしまったので

紹介したいと思います☆

 

昨年

スキルスラボ主催の呼吸音聴診講習会気管支鏡勉強会にて

講師を引き受けてくださった岸先生。

岸先生が1ヶ月ほど前に医局説明会のポスターを掲示していかれました。

そして昨日。

追加で貼りたい物がある、ということで、

セロハンテープやハサミまで準備して来られたため

何気なく目をやると…

 

ムーミンパパが…

…カウントダウンしていました。

 

しかも

このムーミンパパ、岸先生が手書きされたものだったりします。

K.K.のサイン入りです。

そういえば

スキルスラボでの呼吸音聴診講習会について書いてくださった

第二内科のブログにも…

 

そして

研修医の先生が利用している 個人のレターケースには…

ひとりひとり色違いのムーミンパパが!

(写真を撮るために3人の先生からお借りしました♪)

 

なんだか

妙に癒された昼下がりだったのでした☆

 

ちなみに

医局説明会のポスターは

岸先生の第二内科以外にも

現在は眼科のものが掲示されています。

 

研修医の先生方。

有用な情報が盛りだくさんの掲示板です。

スキルスラボセンターからは

シミュレーター紹介も行っていきますので、

ぜひ定期的な掲示板チェック、お願いします♪

 

 


医学科4年生実習(眼・耳・呼吸編)

2011-02-17 10:56:42 | 利用風景~学生

2011/02/07(Mon)に行われた

医学科4年生プライマリーメディカルケアの実習。

本日は、眼・耳・呼吸音診察の実習の様子を報告します。

(採血・静注、泌尿器系実習の様子はこちらから☆)

 

まずは総診の先生による呼吸音聴診の実習。

呼吸音聴診シミュレータ “ラング” は

内蔵された15基のスピーカーが36症例の呼吸音を再現。

自然に近い肺音の聴診を可能にした画期的なトレーニング機器です。

看護部の認定試験や、医学科5、6年生の研修などにも活用されています。

 

 

耳鼻科の先生による耳の診察の実習は、視聴覚室にて開催。

スライドを使った丁寧な説明の後、耳診察シミュレータを利用した実習が行われました。

ここで利用されたシミュレータは型の違う3種類でしたが

どの型のものも、耳介やスライドを取り替えることにより、10~12症例を診断することができます。

 

 

そして、眼科の先生による眼底診察の実習。

今回使用した眼底シミュレータでは、10症例が診察できますが、

瞳孔の大きさや、近視・遠視の変化をつけることにより、難易度の設定も可能です。

 

ちなみに直像検眼鏡を使用した診察は、シミュレータの設定とは関係なく、難易度高め。

実習の様子を見に来たスキルスラボセンター長も 

「これ見にくいんだよね~」

と言いながら、挑戦していました(笑)

 

今回紹介した3つの実習は

スキルスラボセンターでの実習と並行して、別室にて行われていたため

実はほとんど写真が撮れませんでした…

また来週の火曜日に同じ実習が予定されているので

今度は、もう少しゆっくりと別室の実習の様子も見学させてもらいたいと思います!

 

 


医学科4年生実習

2011-02-15 13:21:04 | 利用風景~学生

2011/02/07(Mon)

医学科4年生のプライマリーメディカルケアの実習が行われました。

 

10~11名のグループごとに、

採血・静注、前立腺触診と導尿、呼吸音聴診、耳の診察、眼底診察…と、順に回り、

それぞれ約40分かけて総診の医師や各科の専門医より指導を受けていきます。

 

今回は、すべての実習において

スキルスラボセンターで管理しているシミュレーターを活用してもらいました。

 

便宜的に、実習場所を4か所に分けて行った今回の実習。

スキルスラボセンターには

総診の先生による採血・静注実習と、

泌尿器科の先生による前立腺触診と導尿の実習が割り振られました。

 

採血・静注の実習では、赤い模擬血液の代わりに透明の水を使用。

色の付いていない水では血管の目視が容易でないため、難易度は少し高めに。

きちんと血管の中に針の先端を持ってこないと、引いても水が上がってきません。

また、静注では位置が浅く皮下注となり、水が噴水のように飛び出してしまう場面も…。

 

しかし

約40分の実習の中で、直接専門医の指導を受け、繰り返し練習することで

みなさん最後にはコツをつかむことができたようです。

 

一方の泌尿器系の実習。

前立腺の触診と導尿の手技を行いましたが、やはり難しかったのは、

カテーテル等の物品が必要な導尿の方だった様子。

「カテーテルは必ず最後まで入れてからバルーンを膨らませる」等

患者さんの安全と、スムーズな手技のために覚えておくべき手順や注意事項もしっかりと押さえます。

 

導尿モデルは膀胱やケースが透明の素材で作られているため、体内のカテーテルや尿道の様子が一目瞭然。

慣れるまでは目で確認しながら手技を行い

慣れてきたら実践的に、体内部分を隠して行う…という方法で、効果的にスキルアップできます。

 

この他にも

一般講義室や視聴覚室、卒後臨床研修センターのセミナー室などで行われた今回の実習。

その様子は、また近日中に報告したいと思います。

(更新しました!「眼・耳・呼吸編」はこちら☆)

 

 


シミュレーション教育

2011-02-09 13:41:55 | 管理人のひとりごと

近年、ようやく日本でも知名度の上がってきた医療部門でのシミュレーション教育。

 

シミュレーション教育の利点は…

患者を危険にさらすことなく、実際の患者を想定した状況を学習者に体験してもらえることにあります。

また、さまざまな臨床内容を含んだ状況に応用がきくことも、魅力のひとつです。

 

「検査中に患者が急変したが、以前シミュレーションで体験していたため、勝手に体が動きスムーズに対応することができた」

「早い判断と、的確な指示ができ、患者を救うことができた」

など、多くの報告からもわかるように、

シミュレーション教育は、

的確な医療技術の向上を期待できる、とても効果的な教育方法なのです。

 

シミュレーション教育の最先端を担うハワイ大学のシミュレーションセンター「SimTiki」では

定期的に看護教員や臨床指導者向けのワークショップを開催していますが、

教育方法のレベルアップや、指導者の資質を高めるためのシナリオトレーニングなど

興味深い内容となっているようです。

希望があれば、日本でも出張ワークショップを開催してくれるのだとか。

 

本学のスキルスラボセンターも

ハイレベルなシミュレーション教育に対応するシミュレーターを

多数、所有しています。

 

まだまだ出番の少ない高機能シミュレーターたちですが…

宝の持ち腐れにならないよう

利用者増に向けて、邁進していきたいと思います。

 

シミュレーション教育に興味のある各科・各講座の先生方。

スキルスラボセンターで実施できるシミュレーション内容については

お気軽にご相談ください!

 

本スキルスラボセンターが

少しずつでも

シミュレーション教育の最前線へ近付いていくことができるよう願っています!


LapVR(ラップ・ブイアール)の操作説明会を開催しました!

2011-02-07 11:30:36 | 利用風景~職員(研修医含む)

2011/02/03(Thu)

バーチャルリアリティー内視鏡手術トレーニングシミュレータ

…通称LapVR(ラップ・ブイアール)の操作説明会を開催しました!

 

今回も第一外科の太田先生が主催してくださり

第一外科、第二外科、産科婦人科、卒後臨床研修センターより

計11名の医師、研修医の先生にご参加いただきました。

 

ひと通りの説明を受けた後には、実際に操作を体験!

鉗子操作などの 感覚をつかむためのエッセンシャルスキルズ↓

 

実践的な手技を行うプロシージャースキルズ↓

 

みなさん興味津々で、交代で体験してくださいました。

 

ゲーム感覚で実践的なスキルを修得することができる

このシミュレーター。

説明会にご参加いただいた先生方には、

ログインしてトレーニングすることで自身のトレーニングデータを管理できる

個人IDとパスワードを配布しています。

1人でも簡単にシミュレーション学習ができるという利点もあり

個人研修に活躍してくれそうです♪

 

 


心エコー&心音聴取の講義

2011-02-01 11:07:23 | 利用風景~学生

room4に設置してある 超音波診断装置

以前このブログでも紹介したイチローくん

循環器内科の原先生が

昨年の夏前から月2回ペースで

講義に利用してくださっています。

 

この講義では、

心エコーや心音聴取の手技はもちろん

各機材の起動方法からシャットダウンまで伝授。

 

超音波診断装置は本物を設置してあるため

講義では

学生が交代で患者役となって

手技を勉強します。

 

 

また スキルスラボセンターでは

心エコー用ではありませんが、

腹部エコー練習用に上腹部のファントムも

用意しています。

 

せっかく覚えた手技を忘れないためにも

講義を受けた学生の皆さん

ぜひ自主学習に

スキルスラボセンターをご利用ください!

(自主学習の推奨=医学科4年生以上)