40代サラリーマンスキーヤー×ACL再建日記

ついに前十字靭帯(ACL)断裂をやらかしてしまったスキーヤー。
手術・リハビリを備忘録で残します。

ACL再建入院生活 持って行って良かったもの、いらなかったもの

2022-03-21 16:51:49 | 日記

約2週間の入院生活(コロナ禍スタイル)で、持って行って良かったののと、持って行っても使わなかったものについてまとめます。

まず基本の持ち物は入院のご案内に書いてあるのが基本。 ⇒保険証・診察券・限度額適用認定証・・・箸・スプーン・・下着・シャンプーリンス・テレビイヤホン・洗面用具。ボックスティッシュ・・・歩きやすい靴 など

それ以外で

【持って行って良かったもの】

・延長電源タップ ⇒枕元の壁に一個コンセントあるだけなので、これは必須

・タブレット/PC ⇒Wi-Fiフリーの病院なら動画見まくりできるでしょう(私の入院したとこはWi-Fiないので、スマホデザリング)

・ふりかけ/お茶漬け

・耳栓

・ウェストポーチなど(松葉づえ特に両松葉だと荷物が持てないので)

・Tシャツ/短パンを多めに ⇒ごつい装具が付くので、装具を付けても脱着しやすい大きめのがいい

※ポータブルな魔法瓶ボトル ⇒あったらもっと良かった。談話室で飲食禁止、また熱湯を病室まで車椅子や松葉づえで運ぶにはこれが必要だった。

※洗濯用洗剤 ⇒洗濯機と乾燥機激戦かもしれないけど、やっぱり洗濯することもある。

【使わなかったもの】

・数多くのお茶・スープ・味噌汁など飲み物粉末 ⇒熱湯を動かすのが困難な関連であまり飲めない

・長ズボン / 長袖トレーナー ⇒それほど寒くなかった

・靴下 ⇒これは好みによるのかもしれないが、自分は棟内は裸足にサンダル(かかとも上げることもできる2Wayな靴)というスタイルでした。

・Bluetoothイヤホン

・大型バスタオル

意外に良かった「かかと2Wayのシューズ」


3/20術後9日

2022-03-20 18:32:43 | 日記

術後9日目・・・。勝手にこの辺で退院だろうともくろんでいた週末。しかし、現実はそんなに甘くない。

こちらから看護師さんに退院の話をしてみると、「血液検査の結果は問題ないようなので、退院できますね~ では、先生にその旨伝えておきます」とのこと。まあ病院としては2週間くらいを基準に退院考えているようで、標準日程というところか。このままいけば23日当たりの退院だろうか。

なお病室では一番新入りだったが、他の3名様も退院しておらずそのまま。(窓際のベッドが空いたら変えてほしい、とかひそかに考えてたが、その機会はなさそうだ)

本日は日曜日にて、病院は対外的にはクローズしているようだ。ちょっと1Fを見に行ってみると、無人・・・。受付も閉まっているし、もちろん売店も空いてない。でも通路に貼ってあるS先生の寄稿記事とかをじっくり見たかったので、この機会にいろいろ読んできた。普段診察中の時間帯だと、患者さんの顔の横をのぞき込むようになってしまうので、難しかったのだ。

日曜日はこんな感じだったのか。先週の日曜日は気づかなかったな。先週何してたんだ⇒やっと膝ドレーンが取れて、なんとか動けるようになったばかり。病棟フロアから出ることはなかったね。この1週間でだいぶ回復したものだ。

多分1週間後にここにいることはないだろう。

この日日曜日も、リハビリはしっかりやってもらう。膝の角度は・・・100度くらい。後退はしないが、それほど進みもしない。とにかく、焦らず行こう。

なお、この日から包帯がなくなり、タイツのようなものに替わった。包帯だと自分で巻くのはしんどいので、助かる。

あとは昨日と同様に、リハビリ以外にも筋トレをAM・PMそれぞれセットで行う。けっこう効いているような気もする。昨日と違うのは、シャワーがない日であること。けっこう汗ばむので、、シャワーは使いたいけど、日曜は男性も女性もどっちも割り当てがない。人によっては洗面台でシャンプーしている人もいるけど、そこまでじゃない。動けなかったときはシャワーのこととか、筋トレのこととか考えてなかったけど、こういうのが出てくるのはやっぱり退院したいなというところ。

でも、当初より休みは長引きそうなので、会社にも連絡しなければ。。

ヘルシーな夕食。と思ったらわりとピリ辛。芋とがんもの煮物もあったかい。ここの病院食は結構おいしいと思う。ただし、米だけは合格点付けられない。

 

包帯からタイツに昇格。腫れはもう少しかな。右脚は絆創膏一個で大した事なさそうだけど、膝蓋腱取ってるのでけっこう弱っている。痛みは大分減ってきたけどね。


3/19術後8日

2022-03-19 19:53:38 | 日記

いよいよ術後8日、、しんどかった術後翌日から一週間となりました。まだまだ脚はガタガタです。しかし、昨日よりはいいです。

大分入院生活にも慣れてきました。また、飽きても来ました。そろそろ退院が近くなっているんでしょう。でも最優先は最速で復活すること、もう再断裂はさせないことなので、今日も真面目に食べて、リハビリして、シャワー浴びてきました。リハビリはルーム以外でも、ベッドでけっこうハードにやっています。これだけコンスタントにやるのは自宅ではちょっとなかっただろうというレベル。

今日もS先生の回診、、ありませんでした。ただ、本日から自分で予約OKになったシャワーの予約時間を書いていると、、「おお、自立できている、順調だね!」とのこと。あれが回診だったのでしょうか。

なお、ここまで毎食後、ロキソニン&胃薬の服薬は続けています。これで痛みを抑えているのも事実なので、まだまだ普通ではないんですね。

ヘルシーなランチ

ヘルシーといかいいようのない朝食。ご飯は割と多いのでふりかけ追加とか、お茶漬けとかを投入することも。


前十字靭帯(ACL)の断裂と再建について ~手術しないのもありなのか?~

2022-03-19 19:53:38 | 日記

プロスポーツ選手がケガで長期離脱するときによく聞く診断「前十字靭帯断裂」

概要と自分がなってみての感想など。

「前十字靭帯断裂」の概要

https://www.jnj.co.jp/jjmkk/general/acl

(J&Jのホームページより)

https://www.zamst.jp/tetsujin/knee/tear_of_anterior_cruciate_ligament/

(ザムストのホームページより)

【概要】(ザムストHPより)

前十字靱帯(ACL)断裂は、スポーツ障害のなかで最も重症度が高い膝の傷害で、選手生命を左右することがあります。コンタクトスポーツでの発生が多く、治療に長時間を要します。中途半端な治療は、かえって治療が長期化して予後は必ずしも良好とならないので注意してください。

前十字靭帯損傷の図。膝が捻られて前十字靭帯が切れる

画像:順天堂大学病院より https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/seikei/about/disease/sports/sports_05.html

【症状について】(ザムストHPより)

急性期:外傷により突然発症する痛み、膝関節運動の障害、関節の腫張や血腫、膝崩れ現象(Giving way、足を着いたとき、膝にガクッと力が入らず崩れる)が出現します。2~3週しても痛みが継続する場合は、半月板損傷の合併を疑います。

⇒受傷直後は痛くてとても動けない、、、というのも良く見ますが、とりあえずは右足一本で滑り降りました。スキー金具が外れなかったのが今回の怪我に大きく影響したかもしれませんが、金具が外れていたらもう一回スキー履くのは難しかったかもしれません。スキーついてる状態で1回、スキー外した状態で1回膝崩れがありました。

その後、痛みは引いていきましたが、内側側副靭帯(MCL)の損傷もありましたので(こっちは痛いが自然に治る)、1か月後は「杖はいらないがゆっくりしか歩けない」という状況で手術することになりました。

【診断について】(ザムストHPより)

急性期では関節血腫と関節動揺性が発生します。
徒手検査では前方引出し現象、ラックマンテスト(膝約20度屈曲位)、ピボットシフトテスト(Nテスト)が陽性です。MRI検査は最も有用であり、ACLのみならずほかの靱帯損傷、半月板、血腫、骨損傷なども把握できます。膝関節の動揺性はtelosなどの器械を用いてチェックできます。
 レントゲンは骨折有無の確認に有用ですが、靱帯は写りません。また、関節鏡(内視鏡)検査は最も有用で確実な診断が得られますが、皮膚切開、麻酔など手術手技に準じた侵襲があります。ACL単独での損傷例は少なく、内側側副靱帯損傷や半月板損傷を合併している場合が多いのが特徴です。

⇒いろいろな方の事例を見ると、レントゲンを撮って「骨には異常がないので、湿布して様子を見て」で帰されることもあるとか・・?結構恐ろしい話です。自分も当初はあまり腫れてなかったので靭帯損傷はないのではないか、という見立てがありましたが、その後腫れてきたので別のドクターが「MRI撮った方がいい」という意見から、すぐにACL損傷の診断となりました。

【治療について】(ザムストHPより)

原則的には、青年期のアスリートでハイレベルのスポーツ活動を維持する場合は、ACL再建手術が必要です。最近の手術は自分の腱(半腱様腱や骨付き膝蓋腱など)を移植する方法が主流です。 ACLは膝関節内に存在するため、他部位からの側副血行が乏しく断裂すると、直接縫合しても血流が途絶したままで腱が癒合しにくい負の特徴があります。そのため、手術は腱移植による靱帯再建術が主流となっています。また以前流行した人工靭帯による再建術は現在ではあまり行われなくなりました。
保存療法ではギプスや装具で初期より長時間固定する方法があります。
 しかし保存療法は腱が緩みやすくACL自体の機能回復は難しく、治療目的はADL(日常生活動作)回復、膝周辺の筋力維持、強化、競技パフォーマンスの維持であることをご理解ください。受傷初期には膝関節の固定や、徹底したアイシングを行います。

⇒自分の身近なスキー仲間も含め、ACL断裂を負った人は多いのですが「手術」に行くか「保存」で行くかはそれぞれの判断に分かれます。確かに、手術なしでも日常生活には復帰できそうだし、筋力を強化することでスキーに復帰している人もいっぱいいる。自分は、、できれば手術しないで保存で行きたいなと思いつつ、不安な状態でスキーやその他スポーツやるのは気分的にも良くないし、今よりもっと上手くなるのを目指したかったので手術の選択となりました。

 

【手術について】順天堂大学病院HPより

現在では、自分の組織を用いて再建する(自家腱移植)のが、世界的にもベストな方法とされています。当院で30年来主に行っている膝屈筋腱(ひざくっきんけん)を用いた関節鏡視下(かんせつきょうしか)再建術は、最小限の切開で大きな合併症もなく、術後の成績も安定しているため、有効な治療方法として確立されています。膝関節を構成する大腿骨と脛骨の最適部位に関節鏡を用いて細いトンネルを作製し、そこに採取加工した腱を貫いて上端と下端を金具で固定することで膝の安定性を得ることを目的とします。また、当院の特色として、ラグビー、柔道、アメリカンフットボール、相撲などコンタクトスポーツを行う重量級の患者さんが多く訪れますが、その際には膝蓋腱(しつがいけん)を用いた再建術を行うこともあります。膝蓋腱は膝蓋骨と脛骨の間にあり、この腱の真ん中1/3程度を骨付きで採取し、移植腱として使用します。

⇒手術、については有名な「トミー・ジョン手術」とほぼ同じようでイメージで、「自分の腱をどこかから持ってきて再生腱とする」のは共通。術式が大きく分けて2つに分かれており、①ハムストリングス腱を持ってくるまたは②膝蓋腱を持ってくるのどちらか。それぞれメリットデメリットあるのですが、自分は②の術式となりました(少数派)重量級のコンタクトスポーツ選手ではないですが、現状のスピードを維持するには強度がある方がよい、ということですね。 それぞれ①はST法(またはSTG法) ②はBTB法 という名称がついているようです。

札幌円山整形外科HPより https://www.maruyama-seikeigeka.com/specialist/index.html

今回私は術式は②を選択することになりました。回復が早い、強度が強い、腱を採取した膝蓋腱の回復も良好、というのがメリットのようです。ただ「膝蓋腱を採ってくる」と一言で言っても、「膝の腱を1/3切って持ってくる=けっこう大ケガ」が伴うわけで、これも結構気になるところ。しかもおススメは「健側=ケガしてない方の脚から膝蓋腱を採ってくる」という手法でした。アスリートの早期復活には高い実績があるということでした。

手術直後は、ケガしてなかった方の脚もケガしたこととなり、両脚ケガで動けません・・・。けっこうしんどいです。術後一週間でかなり良くなってきたので、「これがベストだったんだ!」と自分に言い聞かせてますが、声を大にしていうのは完治してからにしますね。

入院中、他の患者さんで同じくスキーで負傷した方もいて、同じようにBTB法で膝蓋腱の移植をされていました。しかし、、健側に傷がない。どうも「アスリートではないので」と仰ってはいたけど、怪我した方の脚から腱を採ったとのこと。これも、メリットデメリット考えて自分で判断するしかないですね。

ただ間違いないことは、

診断・手術・リハビリともに、経験豊富な医療機関を受診することが望ましい、ということかと思います。


3/18術後7日

2022-03-19 19:44:18 | 日記

この日は午前中からリハビリ、午後になってレントゲン撮影/CT撮影 さらにシャワーと割とイベントが多い一日だったかもしれない。

地道なリハビリの結果、膝の角度は100度弱を獲得。しかし、まだ内側側副靭帯の損傷部分の痛みが残っててそれ以上曲がらない。これは術前からのがそのまま残っている印象。それ以外はまた一歩ずつ前進という感じ。がんばってやった結果、松葉杖が一本無くなり「片松葉」を許可。これにより、荷物を片手にある程度持った状態で移動ができるようになる。地道な前進。

なお、このリハビリを頑張ったもうひとつの結果として、レアランチの「ラーメン」が若干伸びてしまったことは残念。まあ、給食でできたようなやつなので(付け合わせの揚げ餃子がまた給食ぽくて泣かせる)、初めからこんなものだったのかもしれない。