大寒から 節分,立春へ…
大雪で冬将軍に閉ざされた1月末。
あたふたするのは人間だけ…だと、
痛切に感じた今冬
植物や動物は、
晩秋のうちに身体に溜め込んだ
必要最低限の栄養素を、
静かに、動ぜず、燃やしている。
「冬の養生」が、いかに大切なことかと、
アニミズムの世界を知れば知るほど
感じることが出来た 今冬
そんな折、
尊敬の知人からお借りしていた一冊の本を、籠った自宅居間で、
あまりのおもしろさ、素晴らしさに
惹き込まれて読み続けた
「蜜蜂と遠雷」
まずは、この本をお貸し下さった、
憧れの、同じ女性として、見本のような素晴らしい生き方、前向き発展思考の知人に
心から、感謝、感謝。
そして、ピアノ国際コンクールが本の舞台ではあるけれど、最終的に、読者（私）にガンガン伝わってきた最終の課題は、
アニミズムの大切さ、音楽と自然の繋がり、
自然の中に音楽があり、それを感じられるかどうか、という読み解きだった。
また、16才の風間 塵君が、いつも、私のごく身近に存在している人と重なっていることも、大きな喜び。
読んでいるとワクワク感、納得感、
もの凄い感動、感慨深さを持って本を閉じた
如月、お朔日に、庭の隅にも
春の使者が、ちょろっと顔を覗かせた
「！まだまだ、寒いよ！
でも、もう土の中でスタンバッてるんだね！
すごいなぁ！ジタバタしないで、偉いよ」
冬将軍の力強さ、威張った魔法で
植物を雪で包みこんだけれど、
日の光、お陽さまは、優しさで、
樹々の美しい雪衣裳を、
じわじわと剥がしていった
それはそれは、美しいあたたかな優しさだ
如月。
13年目になる園の音楽指導も
毎年この時期は、発表会を目前に、
仕上げに向かってラストスパート！
気がかりは、
この時期のインフルエンザや風邪。
頑張った園児達が、
如月半ばの発表会本番で、
どうか、やりきった充実感の笑顔を
ゲット出来ますように
担任先生方、そしてちょっぴり私も
今は お疲れのピーク😅
早め早めの休息と睡眠、栄養バランス
…これで乗り越えなければ！
早朝出勤前や 仕事から帰宅してすぐに
自宅周りの雪掻きを1人で頑張っていたら、
近所の、まだ若い青年と妹さんが
駆け寄ってきて
温かな言葉をかけてくれた。
「おばちゃん、オレ、力はあります！
手伝います！大丈夫っす！任せてください」
そのお兄ちゃんにつられて、
妹さんは黙って雪掻きスコップを手に
手伝い始めてくれた。
翌朝はもっと豪雪（汗）
でも、心はポカポカ。
早朝雪道を仕事に出て行くと、
帰宅するまで励まし、
身体を気遣ってくれる心友も。
ホッと、ひと息
優しさに むぎゅ〜！っと、
抱きすくめられたら、心はポカポカ。
心が温かだと、自律神経バランスも良く
免疫力もキープされる
あとは、弱った身体をしっかり休め
無駄な脂肪が付かないよう、腹7分目に
栄養価高いバランス食を美味しく摂って
体内脂肪を燃やす
そして、
眠る。 熊のように。大地の植物のように。
福を呼ぶ節分、そして 立春大吉
きっと、雨水の頃までは、寒さが続くだろう
でも、もう、如月です！
慌てずに、じっくり、じわじわ。
