北海道の南部、函館市街地を中心に回遊するこれから人気が出ること間違いナシのみなみ北海道おすすめ観光スポットをシリーズでご紹介する「驚き!ときめき!感動∞無限のみなみ北海道おすすめスポット」。
今回はそのPARTⅡ「南茅部地区・鹿部町」のおすすめ観光スポットをご紹介します。
津軽海峡に面した函館市街地から峠を越えて太平洋側に出たところ、噴火湾の入り口にあたる海岸線。
そこが函館市南茅部地区、そして、隣町の鹿部町です。
このゾーンは恵み豊かな海を背景に歴史、文化、アート、アウトドア、そして、魚介類の美味しさに満ち溢れて感性を刺激されるアミューズメント・カルチャーワールド。
函館市街地からここへは道道83号線(通称:川汲(かっくみ)峠)を通るのが最短ルート。
紅葉の時期には見事な色彩で別世界へと変わる川汲峠。
そして、この峠は、幕末のとき、新撰組副長の土方歳三が旧幕府軍の部隊を率いて五稜郭を奪還すべく上陸した森町の海岸から進軍した道で、戊辰戦争における舞台でもあります。
さて、その南茅部地区と鹿部町をご紹介してまいりますが、前回のPARTⅠに引き続き、函館市街地から海岸線を反時計回りで進み、椴法華地区から銚子岬を過ぎたところから始めましょう。
銚子岬のこのトンネルを抜けて、海岸線の山並みが視界に広がるとそこは南茅部地区。
ここは、その昔、朝廷や幕府に献上されていて現在は、素材の美味しさをより美味しく引き立てる優れた昆布として名高い「函館真昆布」の産地であり、大謀網(だいぼうあみ)と呼ばれる定置網漁が180年以上も前から行われてきた漁業の町ですが、国内でも有数の縄文遺跡群がある縄文の里でもあります。
海岸沿いでは潮の満ち引きやタイミングが合えば、こんな自然が織りなすアートが見られたり、
こういった奇岩も見られます。
そして、海岸線から高台を走るバイパス道路沿いにあるのが、道の駅「縄文ロマン南かやべ」です。
この道の駅は、全国にある道の駅の中でも特殊で、地域内に点在する縄文遺跡から出土した縄文土器や土偶などを収蔵展示している「函館市縄文文化交流センター」を併設し、その収蔵展示品の中には、北海道唯一の国宝である「中空土偶」があります。
芸術品として海外で高い評価を得たことにより国宝となった「中空土偶」。
その造形デザイン、施された装飾の細やかさ、ディテールのこだわり、中を空洞で作った高度な技術、これを作った制作者はその当時でも類を見ないアーティストだったと思います。
これは一見の価値ありです。
そして、この「函館市縄文文化交流センター」では、縄文文化体験ができます。
「勾玉(まがたま)づくり」や「ミニチュア土器づくり」などさまざまなメニューが用意されていますが、所用時間はだいたい30~60分といったところでしょうか。
今、クールジャパンのひとつとして、海外での認知度も広がりつつある縄文文化。
ここではその縄文人の優れた感性に触れてみてください。
そして、売店では南茅部の特産品である「函館真昆布」や近年、健康食材として注目を集めている「がごめ昆布」の加工製品などが販売されています。
さらにこの縄文センターの海側には「垣ノ島遺跡」があり、西へ進んだところには「大船遺跡」があります。
この遺跡群は、現在、ユネスコ世界文化遺産の国内推薦候補にもなっています。
詳しくはこちらをご覧ください。
また、この南茅部地区には地元で獲れた魚介類を美味しく食べさせてくれるお寿司屋さんや美味しいお蕎麦屋さんがあります。
お店情報に関しては道の駅「縄文ロマン南かやべ」さんのブログで詳しくご紹介されていますのでこちらをご覧ください。
またさらには、みなみ北海道では珍しい乳白色の硫黄泉とともに透明な重曹泉とあわせて2つの源泉かけ流し天然温泉が人気の「ホテル函館ひろめ荘」さんもあります。
さて、自然と向き合う中で養われる感性に触れ、海岸線を西に走り、南茅部地区をあとにすると隣町の鹿部町に入ります。
ここも漁業が基幹産業の町ですが、こちらには道の駅「しかべ間歇泉公園」があります。
こちらではその名の通り間歇泉が見もの。
約10分間隔で噴き上げる温泉には地球のリズムを感じますね。
そして、こちらには地元の水産加工製品やお土産品などを販売している売店の他、飲食コーナーもあり、その「浜のかあさん食堂」では地元の特産品である「たらこ」がどーんっとひとふさ乗った定食が人気です。
鹿部の「たらこ」はホント美味しいですよ。
また、外の敷地内には温泉を活用した「蒸し処」もあり、こちらでは自由に食材を蒸して食べることが出来ます。
売店で地元で獲れた甘海老や隣町「森町」のブランド豚「ひこま豚」など、下ごしらえして蒸すだけの食材が売っていますので、その場に行ってすぐに楽しむことが出来ます。
蒸しあがった食材を野外で食べるアウトドアも体験できますよ。
そして、この鹿部町から道道43号線を内陸に向かい、約20分走るとそこにはみなみ北海道のリゾート地「大沼国定公園」と秀峰「駒ヶ岳」があります。
道道43号線を走っていてもこのように「駒ヶ岳」の雄姿が見られますが、これをちょっと足を伸ばして北側の「森町」まで行くとこのようにまるでオーストラリアのエアーズロックのな風景を楽しめます。
さて、次のPARTⅢでは「大沼国定公園」、七飯町エリアをご紹介したいと思います。
みなみ北海道巡りは当社タクシーが詳しくご案内させていただきます。
シリーズ「驚き!ときめき!感動∞無限のみなみ北海道おすすめスポット」
PARTⅠ「戸井・恵山・椴法華地区」はこちら
PARTⅢ「七飯町・大沼国定公園」はこちら
PARTⅣ「トラピスト修道院・木古内・知内・福島・松前」はこちら
PARTⅤ「上ノ国・江差・厚沢部・乙部」はこちら
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