業界の第一線で活躍するクリエイターがですね、決められたテーマについてケンケンする番組なんですが、
月曜は若手評論家の宇野常寛氏がMCなんです。
詳しくは知らないんですが、話を聞いていると政治からアニメ、アイドルまで全方位に詳しい人。
私より若いんですけど、物事を深く洞察してるな〜と毎回感服してます。
ちょっと世間をコバカにしたような物言いが鼻につくんですけど、理にかなってることが多い。
で、今日の番組のテーマが『初めての一人暮らし』。
私は一人暮らしが長くてですね、そのことの意義なんて『自由』くらいしか思いつかないんですが、
宇野さんが番組内で
『家族が年をとってもうまくいくのって、出会いなおしが必要。』
ってことをおっしゃっててですね、あ〜なるほどと、妙に実感したんですよね。
私は子供の頃から自分勝手な性格でしたから、
寝たいときに寝たい、食べたいときに食べたい、欲しいものが欲しい、という願望が強くてですね、
一人暮らしに憧れたんです。
18で岐阜で学生生活はじめまして、自由を満喫。
バイトしつつ仕送りもしてもらってたというダメ学生で、バイク乗り回して事故ったりなんかもしてですね、
ま〜やりたい放題。
上京したい願望は高校の頃からあったので、就職は東京のデザイン事務所。
そこで玩具の原型つくってたんですが、親とはほとんど音信不通。
2年目くらいの頃に家族が、東京に旅行にくる途中で、私に会いに来たんですよ。
もうこの距離感が当時の家族との関係性を物語ってます。
でもって、わざわざ会いに来たのにですよ、友達と出かける途中でバッタリ母親に遭遇して、
軽く挨拶して別れるというロクでもない対応で...タイムマシンあったら殴ってやりたいダメ人間っぷり。
それから5年くらいは...地元にも帰らずですね、25歳で転職して28歳でなりゆきで独立するわけですが、
独立してわたしの『なかみ』が変わった気がします。
中身が変わって、気持ちに余裕ができたというか、落ち着きました。
根本的に性格は変わってないんですが『求めていた自分に近づけた』からか自信を持てたんですかね。
『なかみが変わった』というか、『なかみが入った』ってことなのかもしれません。
私のわがままな性格から、家族との関係性が絶たれて、
様々な経験を積んだうえで、改めて家族と出会いなおしたってことなんだなと、
なんだか妙に納得した言葉でした。
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