さつまいもの季節

写真は去年の10月

父から送られてきたさつまいも

 

もう届かないのだ

これからさつまいもは

お店で買わないといけない

 

 

いつも2人では

食べきれないくらい

送られてくるから

職場で配ったり

大変だった

 

毎週月曜日は

さつまいもの天ぷら

 

コロッケにしてみたり

ポテサラを使ってみたり

大学芋や芋もち作ったり

 

しかもうちのは

売っているものみたいに

形やサイズが揃ってなくて

傷や痛みや虫食いも多かった

 

お店で売っている

傷のない赤紫色の

美味しそうなお芋が買える人は

いいな、と思ってた

 

 

「こんなにいらないよ」

「送ってくれなくていいよ」

若い頃は言ったこともある

でも両親が歳を取ってからは

言えなかった

両親が健康な印と

ありがたくいただいた

 

 

もう

食べたくないタイミングに

無理して調理しなくていいんだ

お店で綺麗な真っ直ぐのさつまいも

買っていいんだ

 

 

その日が来ても

清々するなんてことはない

さみしいな

と感じるだけだ