小林千登勢 「お星さまのレール」
女優の小林千登勢は戦時中、今の北朝鮮の新義州 (中国との国境近く) に住んでいた。
敗戦後、ロシア人が進駐してきたが、米軍が進駐した南朝鮮と違って、日本人の引き揚げが全く迅速に進められなかった。
命懸けで日本に引き揚げるまでの体験記。
「引き揚げ」という言葉は聞いたことがあるが、「単に帰国しただけでしょ」と誤解していた。
子どもの頃、中国残留孤児が両親を探しに来日していたのを、不思議な気持ちで見ていたけど、母親達はみんな、断腸の思いで、赤ちゃんや小さい子ども達の命を助けるために残してきたのだ。
戦争について無知だと知らされた
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