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ひとりごとです

池井戸潤 「下町ロケット」

2021年04月03日 | 読書
池井戸潤 「下町ロケット」
 
 
物凄く読み応えがあるので、興奮した。
綿密に下調べして取材して組み立てられたストーリーなんだろうな、と思う。ここまでの虚構の世界や人物を丹念にリアルに作り上げてしまう作家という職業に敬服する。
しかしあの仕事ぶりは、東京タワーで「努力・根性」という言葉が貼り付けられた置物を買ってた私達、昭和世代のものだなあ。もはや化石。働き方改革。パワハラ。なんて言葉が浮かんできた。
いつの時代も世の中が動くくらいの大発明が生まれるのは、仕事=自分のアイデンティティ…くらいのめり込んでしまう人達がいる時だと思った。
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