ユーロスペースにて上映中
東京滞在4日間でペドロ・コスタ特集上映行ってきました
新作以外は全部観る事ができた。
素晴らしかったー。暗闇で光る、たたずむ、経験する、美しぃ映画
新作
「何も変えてはならない」を何としてでも観たいが、
沖縄で上映されないだろうか!願
桜坂劇場さん、お願いします!ペドロ・コスタ新作を沖縄で上映してください!
上映作品
『骨』Ossos
1997年/35ミリ/カラー/94分
監督・脚本:ペドロ・コスタ
出演:ヴァンダ・ドゥアルテ、ヌーノ・ヴァス、アリア・リプキナ
リスボンのスラム街フォンタイーニャス地区で、苦しみもがく若者たちの生き様。地区の住人ヴァンダが役者として初めて登場する。
『ヴァンダの部屋』No Quarto da Vanda
2000年/35ミリ/カラー/178分
監督・撮影:ペドロ・コスタ
出演:ヴァンダ・ドゥアルテ、ジータ・ドゥアルテ、レナ・ドゥアルテ
『骨』に続くフォンタイーニャス地区で、今回は少人数のスタッフにより、ヴァンダとその家族をじっと静かに見つめる。ヤクを吸うヴァンダが時に聖女と見紛う奇跡の映像。
『映画作家ストローブ=ユイレ/あなたの微笑みはどこに隠れたの?』Danièle Huillet, Jean-Marie Straub cinéastes : Où gît votre sourire enfoui?
2001年/35ミリ/カラー/104分
監督・撮影:ペドロ・コスタ
出演:ジャン=マリー・ストローブ、ダニエル・ユイレ
映画作家の創作のプロセス・瞬間だけでなく、ときに滑稽でさえあるストローブ=ユイレ夫婦の物語や映画への愛が、膨大な議論や感情のやりとりを通じて描かれる。
『コロッサル・ユース』 Colossal Youth / Juventude em marcha
2006年/ポルトガル・フランス・スイス/155分/35mm/カラー/1:1.33/ドルビーSRD
監督・撮影:ペドロ・コスタ
出演:ヴェントゥーラ、ヴァンダ・ドゥアルテ、ベアトリズ・ドゥアルテ、イザベル・カルドーゾ
『骨』『ヴァンダの部屋』に続いて、リスボンのフォンタイーニャス地区を舞台に、カーポ・ヴェルデからの移民のひとりヴェントゥーラが新しい集合住宅と荒廃した貧民窟を行き来する。
魂の彷徨の物語。ヴァンダのその後も描かれる。
『六つのバガテル』6 Bagatelas
2002年/ビデオ/カラー/18分
監督:ペドロ・コスタ、ティエリー・ルナス
出演:ジャン=マリー・ストローブ、ダニエル・ユイレ
ストローブ=ユイレを撮影した6つの場面によって構成された嬉遊曲(ディヴェルティメント)。
『タラファル』Tarrafal
2007年/ビデオ/カラー/16分
監督:ペドロ・コスタ
出演:ヴェントゥーラ、イザベル・カルドーゾ、ヴァンダ・ドゥアルテ
ポルトガルによって建設された政治犯用の強制収容所が存在した土地タラファル(カーボ・ヴェルデ)をめぐって語られる土地と家族の運命。
『うさぎ狩り』The Rabbit Hunters
2007年/ビデオ/カラー/23分
監督・脚本:ペドロ・コスタ
出演:アルフレッド・メンデス、ヴェントゥーラ、ジョゼ=アルベルト・シルヴァ
『コロサル・ユース』のヴェントゥーラが語り部を演じ、この土地を巡る人間関係の過去と現在が交錯する。
ペドロ・コスタ Pedro Costa
1959年生まれ。リスボン大学、国立映画学校に学び、とりわけアントニオ・レイスに師事。卒業後、ボテリョ、モンテイロ、ヴェンダースらの作品にスタッフとして参加しつつ、1987年、短編作品『ジュリアへの手紙』を監督。最初の長編作品『血』を手がけたのち、パウロ・ブランコ製作の『溶岩の家』、『骨』を発表。制作に対するシステム、姿勢を転換した『ヴァンダの部屋』は、山形やロカルノを初めとする国際映画祭で多くの受賞をはたした。『骨』『ヴァンダの部屋』に続きフォンタイーニャス地区で撮影された『コロッサル・ユース』(2006)は、各国で高い評価を得た。最新作はフランス人女優ジャンヌ・バリバールの音楽活動を記録した『何も変えてはならない』(2009)。2010年7月日本での公開が決定