いのちの源

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恨み晴らす-義理の両親に対する積年の恨みが消えました( 上 )

2019-12-08 13:32:07 | 賛美の心

 夜10時のことでした。職場で長い一日を過ごした後、ミンフイはベッドで横になっていましたが眠れませんでした。その日の午後に近所の人が言ったことが彼女の頭に浮かびました:「ミンフイ、私はあんたの義理のお父さんが彼の銀行カードとペイロールカードをあんたの義理のお兄さんに渡してるのを見たよ。」これを聞いて、彼女は落ち着いてこう考えました:「それは義理のお父さんのものだから、彼の勝手よ。」しかし、彼女はどんどんイライラしていきました:「私の夫は彼らの息子よね?どうして私の義理の親は私たちよりも彼らの長男を特別扱いするのかしら?家をめぐって何年も争って、私はたったの1万元しかもらえなかったのに。でも今彼らは銀行カードとペイロールカードを長男に渡してるなんて。長男とその妻は働いてもいないのに両親から特別扱いされてるわ。私の夫と私は一生懸命働いているのに大切にしてもらってないわ。。。」彼女はこの出来事を思い出した時、とても腹が立ちました。ミンフイは苦しくなるほどに抑圧されている気分でした。彼女はどうしても正当な扱いを受けたかったのです。

 10年以上前、ミンフイの夫は2人が結婚する前に交通事故に遭いました。残念なことに、彼は足の障害を負ってしまいました。この時の運転手が支払った1万9千元に加え、彼女の義理の両親は2万4千元を家族全員が暮らしていたこの家の購入に費やしました。競争心の強い彼女は結婚した後に夫と必死になって事業を経営しましたが、その間彼女の義理の兄夫婦は一日中麻雀をするだけで何もしていませんでした。しかし、彼女の義理の両親はこれを知らぬふりをすることがあり、彼らの味方をすることすらありました。ミンフイは彼らにうんざりしていたので、他の家を購入して引っ越すことにしました。

 彼女は妊娠中に起こったことは決して忘れませんでした。ある日、彼女と彼女の夫は仕事の後、疲れてお腹を空かせていました。彼女は家に帰ったら温かいものを食べて、体を休めようと思いました。彼女は、義理の父と義理の兄夫婦は麻雀をしていて、義理の母をそれをただ立って見ているとは思ってもみませんでした。彼女はそれを見てとても腹が立ち、こう思いました:「私は妊娠で膨らんだお腹をぶら下げながら家族を支えるために夫と働いているのに、この人たちは夕食すら作ってくれない。どうして彼らはいつも私たちをこんな風に扱うの?」ミンフイは義理の母に文句を言いました。すると、義理の兄は彼女は叩いて母には文句を言うなと言って彼女に警告しました。それ以降、ミンフイは義理の兄を恨むようになり、彼を決して許しませんでした。

 彼女の義理の両親は、ミンフイと彼女の夫が他の家を購入する準備ができていることを知った時、この家を彼女の義理の兄夫婦に与えようとしました。ミンフイは怒りで息が詰まりました:「何ですって?どうしてそんなことが出来るの?この家の半分近くは私たちのものなのよ。兄夫婦はこの家の購入に一銭も出していないじゃない。彼らがこの家を欲しがってるの?そんなの絶対ダメよ!」ミンフイはこの決断にとても不満で、義理の両親は彼らの長男をえこひいきしていると感じました。彼女は諦められず、頭の中でこう決意しました:「新しい家を購入してもここからは絶対に出ていかないわ。」彼らは数日に渡って口論しましたが、決着には至りませんでした。ミンフイが譲歩するのを拒否しているため、義理の父はこの家が欲しいならミンフイと彼女の夫は6万元を払う必要があると言いました。ミンフイと夫は最近家を購入したばかりだったのでお金がありませんでした。義理の父は彼女にきっぱりと諦めさせようとこのような厳しい条件を提案してきたのです。ミンフイは家を出るなら3万元欲しいと要求しました。しかし、彼女の義理の父はこう言いました:「気に入ろうが入るまいが、お前には出て行ってもらう!出ていかないと、お前のドアに鍵をかけるからな!」この家をめぐる争いのおかげで、ミンフイは家族と仲違いしてしまいました。

 その2年後、義理の両親はミンフイに1万元を提供し、彼女と彼女の夫に出て行くよう頼みましたが、家の不動産価格はおよそ8万元でした。彼女と彼女の夫は新居を購入するために夜明け前から日没後まで働いていました。この家の購入資金の半分は彼女の夫の交通事故から得た損害賠償金であったにもかかわらず、どうして何の努力もしない義理の兄がこれを手にすることができるのでしょう?ミンフイはこれを不公平と感じ受け入れる気がしませんでした。これに加え、近所の人がミンフイを支持していたので彼女はこれが義理の両親の責任であるとさらに強く感じました。彼らはお互い反目しているだけでなく、お互いを黙殺し合っていました。彼らは敵と化してしまったのです。その後、ミンフイはもう彼らと一緒に生活するのが耐えられなくなったので、義理の両親から1万元を受け取りました。それ以降、彼女は義理の両親を敬遠するようになりました。

 2010年末、ミンフイは終わりの日の神の働きを受け入れたことをとてもう光栄に思いました。神の御言葉を読み、兄弟姉妹たちと交流していたミンフイは兄弟姉妹たちは誰もが純粋に率直で、何の問題や心配事がなく、お互いとても仲が良いことを知りました。彼らは生活の中でどのような困難を抱えていても、お互いを助け合い、全員が笑顔を見せていました。ミンフイは心からそのような生活を切望しました。彼らと照らし合わせると、彼女は自分はどうしてこのような苦しみの中で暮らしているのかが分かりませんでした。後に、彼女は神のこの御言葉を読みました、「サタンによって堕落させられるまで、人はもちろん神に従い、神の言葉に従っていた。人はもちろん健全な理知と良心を持っており、人間性も正常であった。サタンによって堕落させられた後、人が本来持っていた理知、良心、人間性は鈍くなり、サタンによって損なわれ…」(「性質が変わらないままなのは、神に敵対していることである」より)。 彼女はこの御言葉を読んでショックを受けました:彼女の苦しみはサタンによる堕落が生じていたのです。人は理知と良心を持つべきですが、サタンに堕落させられると、その人が本来持っていた理知と良心は失われてしまうのです。何世代にも渡って堕落したサタンのような性質を指針にして生きてきた人間はとても利己的かつ卑劣になり、個人的な利益のみに興味を示し、自分の得になることしか考えません。さらに、人間は誰もが他人を利用することを好み、全てにおいて不純な動機を持っているため、人々は仲良くできなくなっています。家族同士でも、自分勝手な利益を求めて争い合い、不倶戴天の敵となってしまいます。この瞬間、ミンフイは次のことを思い付きました:「彼女と彼女の家族は自分勝手で卑劣であったため、長年に渡って自分たちの利益を巡って争いながら、お互いに憤慨し合う生活を送っていたのです。義理の兄は、ミンフイは新しい家を購入したから自分がこの古い家に住むべきだと考えました。そして、ミンフイが彼らと口論になった時、彼女の義理の両親は彼らの味方をしました。しかし、ミンフイは自分の夫が交通事故から得た損害賠償金のことを考えると、この古い家はミンフイと彼女の夫のものであると考えたのです。こうして、彼らは10年以上に渡って争い続け、お互いに譲歩していないのです。ミンフイは、「サタンの支配するこの世界では、人間はお互いに折り合うことができない。神の御救いがなければ、この苦しみから抜け出すこともできない」、ということに気が付きました。彼女は家族と仲良くして、普通の生活を送ることを切望しました。そして、ミンフイは神の御言葉を読み、真理を追い求めながら積極的に集会に参加しました。


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