初めて、彼と映画を見たときの話だ。
彼と映画を見ているとき、彼は、感動し始めたのか、泣き始めたのだ。
ここは、感動する場面じゃないのに、なぜ泣くんだ?
「そう思っただろう?」
と彼は、私の心を突くように尋ねてきた。
「はい、すみません。冷めた意識を放ってしまいました。」
彼は答えた。
「今回だけは許してやるよ。」
あの気分を害してしまって、気分を戻そうとしているあのため息を覚えている。
それから、彼はこう答えたんだ。
「場面で感動をしているんじゃない、このバックサウンドが懐かしくて泣いているんだ。この音色は、十万年前の音だ。本当に懐かしい。」
「十万年前?」
「そうだ。オレンジ色の星がいつもいつも懐かしく見せてくれる。あの黄色い原っぱ、紫の香り、そして、朝になれば、虹色の光が、全てを照らしあげる癒しとチャージ。」
私は、過去世の話をしているのかと思った。
しかし、彼は、過去世なぞ信じない。
彼はこういっていた
「
この人生の記憶に創りだされた一欠けら一欠けらで、過去世と決め付ける人間たちに、何を信じる?
スピリチュアルだから、過去世を信じられるのか?
」
っと高笑いをされた覚えがある。
映画が終わった後、
コロンビア産のいいコーヒーがあるから、着いて来いといわれて着いていった。
彼は、泣いた理由の話の続きを始めた。
「
お前にも経験があるはずだ。
どうでもいいのに、デジャヴのようで、デジャヴではないように、
細胞たちが、脳の命令を無視してまで、今までみたこともないように活発に動き始め、それは、まるでDNAが目覚めたかのように、涙する、言葉にならない感覚、
その衝撃を感じるとき
ここから、自分の今の人生が、簡単に、そして物凄く、軽すぎるように、何かを変えられるような、
それは、この世とは思えないくらいの軽さ、
この世に存在しないくらいの、宇宙の端に存在するかのような軽さ、それは希少的で珍品さ
その物質を感じるかのように、今の人生の数百倍に変容するように、自分が変化できるかもしれない感覚(振動数)
このどうでもいい、この零点一秒一秒の光を感じたことはないか?
」
私は、意味がわからないのに、誰にも伝えることができなかった、ずっと感じていたことを思い出し、泣きそうになった。
彼は続けた。
「
この光を、お前のハートでも感じているならば、
この世に生まれてきたことを、
人間に生まれてきたことを感謝することだ
」
それは、
神様は、私たちに人間に生まれてきた魂の資質を、先祖の力で残すことで、神様に導かれるチャンスを頂いているということ
これほど、神々の叡智に愛されている悟りはない。
だから、その悟りの光を感じて泣きそうになったのだ。
最後に彼は、私にアドバイスのようなことを言った。
「
お前の創りだしたソウルエンライトメントを広めたいなら、
この世にいる存在(人間)を全て信じるな
その感覚を信じて、その感覚を悟った者たちに、
神様に愛される感覚とは、どういう世界に導かれるかを、ソウル(魂の叡智)で導くことだ。
果たして、そこで彼らが理性を保てることができるかどうかで、
大天国(レインボーシャイニング)の道が見えるようになるのだろうけど。
」
それはつまり、神とは、どこに存在しているか?
その導きを表すお話
フォースステップのお話だ。
「
ところで、ガンジーの本は読んだか。
あれからシッダルータの意識ばかりにしか追求していそうだな。
」
ノーっと答えれば、彼は私を諦めたかのように下を見た。
最後に彼は、タブレットを見ながらこう捨て台詞を残した。
「
まもなく、中国は40兆ドル(4000兆円)もの赤字を出す。
嘘に嘘を重ねすぎると、人は簡単にこの世に生きれるヒトという原型を見失う。
神々に与えられたこの光を、その嘘で歪ませることで、そのビジネスは、やがて大きな怪物という人が求めた理想郷のモンスターへと変化していく。
2008年に起きたGlobal Financial Crisisや、87年のBlack Mondayもうそうだった。
いつになってもヒトはヒトという原型が存在する限り、神々のおもちゃに過ぎないということ
では、その世界でわれわれに与えられた真の道とは何か?(また、未来を創る光とは何か)
という悟りを持て。
私は、この中国の負債により、一億8000ドルの利益を生み出す予定だ。
今までにない、大きなチャンスだと確信している。
これ以上の導きはないと感じたからな。
お前が、仕事に困っているなら、今言ったことを手帳にでも書くんだな。
」
その数ヶ月後、
あるアメリカのニュースで、中国が30兆ドルの負債を抱えていることを発表した。
これにより、彼というその人間が、本当に利益を生み出したのかは不明だ。
話が分かったのはここまで。
>ソウルエンライトメントとは?
神々の叡智は、すぐそこに眠っている。
その感謝を込めて
良い光を。