流行語としてのコンプライアンスとか内部統制などというと、素人相手には聞こえはいいが、実際には単なる従業員に対する管理強化の口実として使われているという現実がある。ま、放置国家・人治国家なんだから放っておけば我田引水で結局はそうなるのも当然ですな。
で、「官製の」「上からの」コンプライアンスだの内部統制だので、まず最初にやってくるのが各種事務書類の激増だ。
何をするにもいちいち書類の作成と提出を強要されるため、本来の業務が回らなくなる。
また、そうした書類を受理し処理する「だけ」で生産性の向上とか利潤とか実績に直接貢献していないセクションに権限と情報が集まることになる。
それはともかく、こないだのテラ豚丼騒動の時、「自分ひとりで情報発信出来る時代は、その情報の発表前に批判的に批評したり止めてくれる人が誰もいないから、時としてとんでもないものが万人に向けて公開されてしまう」という意味のことを書いた。
それでは、ある程度の規模の組織ならば安全なのかと言えば、実は全然そうではないんだなー。
「個人によるとんでもない思いつき」が、誰にも止められることなく実行に移されてしまう可能性があるという点では、独裁国家やワンマン企業も似た状態にある。
なぜなら、ワンマン独裁体制においては、トップや権力者がやろうとする事に対して止めようとしたり諫言する人間は、真っ先に粛清されるか追放されてしまうので、いきおい独裁者の取り巻き連中には、茶坊主と金魚のフンとイエスマンと臆病者(ヘタレ)ばっかりが集まってくるという状態になる。
そして、思いつきやトンデモプランが止められることも修正されることもなく実行され、最終的には裸の王様が大手を振ってのし歩くという、独裁者の脅威の及ばない外部の目から見ると、かなり失笑モノな奇観が現出するのである。
あー、そうそう、例えばどっかのイナカ公立大みたいに、「進級条件TOEFL700点に決まりましたぁ!」みたいなのが、あとちょっとのところで正式発表みたいな段階にまで行っちゃったり、「コンプライアンス遵守」とか…ってワロタ!
ていうか普通に検索しても「コンプライアンス遵守」とか結構普通に書かれていたりするけど、やっぱそういうとこって、”重要な公式発表を出すまでに内部で多くの人が参画していないか、参画していてもモノを言えない雰囲気がある”のではないか?という見方をするためのヒントにはなる。まあ実際のところは流行語として深く考えずにとりあえずコンプライアンス遵守言っとくかなプギャーみたいな感じでかるーく使ってるってのもあるんだろうね。かつての「とりあえずIT」とか「とりあえずファジー(古)」みたいな。
中には「コンプライアンス遵守を守るため云々」なんてツワモノもあってオメー絶対ワザとやってるだろ。「頭痛が痛くて痛みます」、かよ!?
こんなモン発表前にちょっと協議してれば容易に気づくはずだろう常識的に考えて…。
「あの~、この『コンプライアンス遵守』って言い方おかしくないっすか?コンプライアンスで『法令遵守』だから『法令遵守遵守』になっちゃいますよ…。」
「そっかぁ、じゃあ「コンプライアンス(遵守)について」とでもしておくかなプギャー。」
てな感じで、ちょっくら幾人かで事前に議論(と言うほどのものでもない)してれば容易に修正されていたであろうに、やっぱ事前の協議とかしなかったんだろうね。
あまり深くモノを考えない、あるいは極少数の人々による「決定しました!」「決まりました!」がまかり通ると、こういう光景が珍しくなくなるということになる。
見ろよ、これで大学なんだぜ…。
とか言いつつ俺としては「コンプライアンス遵守」よりも、「絶対に許さない」の主語が誰なのかのほうが気になる。てゆうか普通に「絶対に許されない」の間違いなんだろうけど、一瞬「絶対にゆるさんぞ虫ケラども!」という声が脳内で再生されました…。「じわじわとなぶり(ry
なんかこういう、「びみょ~に変」な表現多いんだよなあ最近。まあ、しょうがないよね。だって市大じゃなくて横市だもの。学長外人だもの。ってそれ言い訳になるの?
そういや、かつて極悪君が”学内決定事項”として書き散らかしたトンデモ書類の数々も、学内の規則や原則について思慮深く時間をかけて、多くの人の意見を聞き、過去の事例を調べてから作るようなことはまったくせず、ただ単に自分の思いつきと市ターンズ規制派職員から吹き込まれたことを、遊びの片手間にほんの10分程度で殴り書きしたものであった。そんなシロモノを大々的に”決定事項”として貼り出す、という行為が当時繰り返されていた。
これも今ならメールで流しまくるとか、Webで「決まりました!」(笑)とかアップするという形になるのだろう。
単なる妄想と思いつきと勘違いを、自分のヒマな時間を使ってほんの10分程度ででっち上げるのだから、それはそれはラクな作業だったろう。実際、内部の者から聞いた話では、部室でエロゲーしてる片手間に殴り書きしていたらしいしなー。
そして、それらの「発表された”決定事項”」は、内容の間違いもさることながら、誤字脱字が異常に多かった。片手間に作っていたのだからそれも当然だ。
なぜそんなシロモノが修正もされずに次から次へと表に出てきたかと言えば、彼自身が注意散漫でまともな日本語も書けなかったというせいもあるが、本来ならばそうした行為を止めるべき彼の周囲の人間が、誰も間違いを指摘しなかったせいでもある。なぜなら、仮に間違いを指摘しても、感謝されるどころか私怨を持たれていずれは追放される事になるからである。
極悪君政権の当初から、面をおかして諫言してくれていた人を片っ端からハブにしたり辞めさせていった結果、最終的には彼の周囲には、茶坊主とおべっかつかいと腹に一物持っているのであえて沈黙しているような連中(予算や利権を目当てにスリ寄って来ていた新興団体の幹部等が典型)ばかりが集まることになったというわけである。
その後月日は流れ、「改革」でも役者は違えど(一部同じだったが)そっくりそのまま同じことが起きたよねー。
独裁志向の人物の周囲に、茶坊主と獅子身中の虫とが集まって上層部を固め、一方で下っ端の一般構成員には沈黙と絶対服従を強要し、利益と権力は上層部で独占しているような組織、特に企業の場合は俗にこれをブラック企業と呼ぶ。
そこで働く人にとっては…という意味でこれを捉え直すなら、企業以外にも独裁体制とか恣意的人事とか従業員の心を壊す処遇とかのまかり通るブラックな職場っていっぱいあるんだろうな。
怖や怖や~。
で、「官製の」「上からの」コンプライアンスだの内部統制だので、まず最初にやってくるのが各種事務書類の激増だ。
何をするにもいちいち書類の作成と提出を強要されるため、本来の業務が回らなくなる。
また、そうした書類を受理し処理する「だけ」で生産性の向上とか利潤とか実績に直接貢献していないセクションに権限と情報が集まることになる。
それはともかく、こないだのテラ豚丼騒動の時、「自分ひとりで情報発信出来る時代は、その情報の発表前に批判的に批評したり止めてくれる人が誰もいないから、時としてとんでもないものが万人に向けて公開されてしまう」という意味のことを書いた。
それでは、ある程度の規模の組織ならば安全なのかと言えば、実は全然そうではないんだなー。
「個人によるとんでもない思いつき」が、誰にも止められることなく実行に移されてしまう可能性があるという点では、独裁国家やワンマン企業も似た状態にある。
なぜなら、ワンマン独裁体制においては、トップや権力者がやろうとする事に対して止めようとしたり諫言する人間は、真っ先に粛清されるか追放されてしまうので、いきおい独裁者の取り巻き連中には、茶坊主と金魚のフンとイエスマンと臆病者(ヘタレ)ばっかりが集まってくるという状態になる。
そして、思いつきやトンデモプランが止められることも修正されることもなく実行され、最終的には裸の王様が大手を振ってのし歩くという、独裁者の脅威の及ばない外部の目から見ると、かなり失笑モノな奇観が現出するのである。
あー、そうそう、例えばどっかのイナカ公立大みたいに、「進級条件TOEFL700点に決まりましたぁ!」みたいなのが、あとちょっとのところで正式発表みたいな段階にまで行っちゃったり、「コンプライアンス遵守」とか…ってワロタ!
ていうか普通に検索しても「コンプライアンス遵守」とか結構普通に書かれていたりするけど、やっぱそういうとこって、”重要な公式発表を出すまでに内部で多くの人が参画していないか、参画していてもモノを言えない雰囲気がある”のではないか?という見方をするためのヒントにはなる。まあ実際のところは流行語として深く考えずにとりあえずコンプライアンス遵守言っとくかなプギャーみたいな感じでかるーく使ってるってのもあるんだろうね。かつての「とりあえずIT」とか「とりあえずファジー(古)」みたいな。
中には「コンプライアンス遵守を守るため云々」なんてツワモノもあってオメー絶対ワザとやってるだろ。「頭痛が痛くて痛みます」、かよ!?
こんなモン発表前にちょっと協議してれば容易に気づくはずだろう常識的に考えて…。
「あの~、この『コンプライアンス遵守』って言い方おかしくないっすか?コンプライアンスで『法令遵守』だから『法令遵守遵守』になっちゃいますよ…。」
「そっかぁ、じゃあ「コンプライアンス(遵守)について」とでもしておくかなプギャー。」
てな感じで、ちょっくら幾人かで事前に議論(と言うほどのものでもない)してれば容易に修正されていたであろうに、やっぱ事前の協議とかしなかったんだろうね。
あまり深くモノを考えない、あるいは極少数の人々による「決定しました!」「決まりました!」がまかり通ると、こういう光景が珍しくなくなるということになる。
見ろよ、これで大学なんだぜ…。
とか言いつつ俺としては「コンプライアンス遵守」よりも、「絶対に許さない」の主語が誰なのかのほうが気になる。てゆうか普通に「絶対に許されない」の間違いなんだろうけど、一瞬「絶対にゆるさんぞ虫ケラども!」という声が脳内で再生されました…。「じわじわとなぶり(ry
なんかこういう、「びみょ~に変」な表現多いんだよなあ最近。まあ、しょうがないよね。だって市大じゃなくて横市だもの。学長外人だもの。ってそれ言い訳になるの?
そういや、かつて極悪君が”学内決定事項”として書き散らかしたトンデモ書類の数々も、学内の規則や原則について思慮深く時間をかけて、多くの人の意見を聞き、過去の事例を調べてから作るようなことはまったくせず、ただ単に自分の思いつきと市ターンズ規制派職員から吹き込まれたことを、遊びの片手間にほんの10分程度で殴り書きしたものであった。そんなシロモノを大々的に”決定事項”として貼り出す、という行為が当時繰り返されていた。
これも今ならメールで流しまくるとか、Webで「決まりました!」(笑)とかアップするという形になるのだろう。
単なる妄想と思いつきと勘違いを、自分のヒマな時間を使ってほんの10分程度ででっち上げるのだから、それはそれはラクな作業だったろう。実際、内部の者から聞いた話では、部室でエロゲーしてる片手間に殴り書きしていたらしいしなー。
そして、それらの「発表された”決定事項”」は、内容の間違いもさることながら、誤字脱字が異常に多かった。片手間に作っていたのだからそれも当然だ。
なぜそんなシロモノが修正もされずに次から次へと表に出てきたかと言えば、彼自身が注意散漫でまともな日本語も書けなかったというせいもあるが、本来ならばそうした行為を止めるべき彼の周囲の人間が、誰も間違いを指摘しなかったせいでもある。なぜなら、仮に間違いを指摘しても、感謝されるどころか私怨を持たれていずれは追放される事になるからである。
極悪君政権の当初から、面をおかして諫言してくれていた人を片っ端からハブにしたり辞めさせていった結果、最終的には彼の周囲には、茶坊主とおべっかつかいと腹に一物持っているのであえて沈黙しているような連中(予算や利権を目当てにスリ寄って来ていた新興団体の幹部等が典型)ばかりが集まることになったというわけである。
その後月日は流れ、「改革」でも役者は違えど(一部同じだったが)そっくりそのまま同じことが起きたよねー。
独裁志向の人物の周囲に、茶坊主と獅子身中の虫とが集まって上層部を固め、一方で下っ端の一般構成員には沈黙と絶対服従を強要し、利益と権力は上層部で独占しているような組織、特に企業の場合は俗にこれをブラック企業と呼ぶ。
そこで働く人にとっては…という意味でこれを捉え直すなら、企業以外にも独裁体制とか恣意的人事とか従業員の心を壊す処遇とかのまかり通るブラックな職場っていっぱいあるんだろうな。
怖や怖や~。