GTAオンラインに「犯罪事業」アップデートが実装された。
今回のアップデートでは、新たなジョブや乗り物の追加の他に、既存のビジネスのシステムに関して大幅な変更が加えられている。その中でもソロプレイヤーにとって最も影響が大きいと思われるものが、これまでは公開セッションでなければ実行することが出来なかった、すべてのビジネス物件における「調達」と「売却」が、限定セッション（招待セッション等）でも実行可能になったことだ。
ついにビジネス系のジョブが限定セッションでも実行できるようになった
公開セッションに行きたくないぼっちソロプレイヤーでも招待セッションでビジネスに手を出すことが可能になった。
■すべてのビジネスが招待セッションで可能に
これまでは各種ビジネス系のジョブや一部の強盗ミッションは公開セッションでなければ実行できなかったが、今回のアップデートによって招待セッションでもこれらのビジネスやミッションを実行することができるようになった。
ビジネス関連のジョブは成功すれば大きく儲けることが可能である一方、プレイヤーが公開セッションでビジネスをしていると、他のプレイヤーに妨害されたり物品を破壊されたりすることが多く、金稼ぎの手段としては文字通りハイリスク・ハイリターンであった。そのため、ぼっちソロプレイヤーの中には公開セッションビジネスへの参入は最初からあきらめて、招待セッションでもソロで実行可能なジョブでちまちま稼いだり、ビジネス物件を購入しても単なる住居・追加ガレージつきの雰囲気アイテムとしてのみ使用していた…という人も少なくないはずだ。
しかし、今回のアップデートで招待セッションでもビジネスの調達・売却といったジョブが可能になり、さらにビジネス物件の種類によっては「副収入」を得られる新たなジョブも追加されたことにより、「これまで公開セッションビジネスをまったくやっていなかった、あるいはほとんどやっていなかった」ぼっちソロプレイヤーであっても、これまで通り招待セッションにこもったままでビジネスに参入することが容易になった。
とくに、今回のアップデートで新たに追加された「副収入」ビジネスが結構おいしいので、これまで公開セッションに行きたくないのでビジネス物件を敬遠していたようなぼっちプレイヤーにとっても今が新規ビジネスへの参入の好機になっている。
そこで今回は、「今まで公開セッションに行くのが嫌だからビジネスとかやってなかったのでビジネス物件とかよくわかんないけど、招待セッションでも一人で出来て稼げるならこれからビジネスを始めてみようかな…」と考えているぼっちソロプレイヤーに向けて、おすすめのビジネスとそのための物件選びのコツについて書いてみることにする。
いよいよ開業の時が来た！
これまではビジネス物件を購入しても、公開セッションには行きたくないので開店準備もせずに放置していたソロプレイヤーも多いはず。すべてのビジネスが招待セッションでも可能になった今、新規開業のチャンスだ。
■まずはビジネスの種類を知ろう
最初に、まず一口に「ビジネス」「ビジネス物件」といってもたくさんの種類があるため、どれから手を出すべきか、ビジネス初心者のプレイヤーは迷うものと思う。
ロスサントスにおける起業の仕方として、どのビジネスにも共通している点として、まずはそのビジネスを始めるために必要なビジネス物件を購入し、「準備ミッション」をクリアする必要がある。（ビジネスの種類によっては準備の前に物品の在庫を保管しておくための「倉庫」のような物件も購入しておく必要がある。）このビジネス物件は過去のアップデートの度に追加されてきたので現在ではたくさんの種類があるうえに、一つ一つが非常に高価である。
よって、これからビジネスに手を出そうという人は、どの種類のビジネス物件から購入するかをよく吟味しておくべきだ。
ビジネス物件を選択する場合にはその物件の「立地」も重要で、その物件が使いやすいかどうかを判断するためには、その物件がビジネスの中で実際にどのような使われ方をするのか理解しておく必要がある。と言うのは何らかのビジネス系のジョブを行う場合、その多くは「ミッション開始地点（ミッションを受ける場所）」→「中継地点（ミッション中に必ず立ち寄らなければならない場所。目的のブツが置いてある場所など）」→「目的地（物資の配達先などの最終目的地）」という順に移動を要求されるパターンが多いので、ビジネス施設の立地によってはミッションをする度に毎回長距離の移動を強いられることになり、効率の悪化やストレスの原因にもなってしまうことがあるのだ。とくに複数のビジネスを掛け持ちしている場合は、それぞれのビジネス物件が互いに近くにあるかよりも、「あるビジネスのミッションの最終目的地と、次に行なう他のビジネスのミッション開始地点が近いほうが余計な移動が少なくなるので効率が良くなる」ということが言える。
分かりやすく言うと、各種ビジネス施設は互いに近くに集まっていたほうがなんとなく便利かなあと考えて北部のパレト・ベイあたりの物件を安いからと買い漁ってしまうと、ビジネス系のジョブでは結局ロスサントス市街地まで行かされることが多いため、移動だけで毎回滅茶苦茶時間がかかってしまうだけでなく、移動距離が長くなれば敵の追手にも延々とつきまとわれる時間も長くなることになる等なにかと不便を感じることが多くなるということである。
以下では、各種ビジネスの特徴を簡単に解説しながら、今回のアップデートで追加された「ソロプレイヤーにもおすすめなジョブ」についても解説していきたい。
増殖したビジネス物件
ゲーム内サイトから購入可能なビジネス物件はアップデートにより増えており、今やこれだけの数になっている。ビジネス初心者はどのビジネスのどこの物件を買うべきか迷うはず。
ビジネス物件は安物買いの銭失いに注意
ここは「最凶のハズレ物件」ことパレト地下基地。地下基地ビジネスのミッションでは地下基地から開始してロスサントス南部まで行き、また地下基地まで戻るようなミッションが多い。つまり移動が大変になる。確かに価格は安いものの「買って後悔」になること間違いなしの物件ナンバーワン！？
■極秘貨物（セキュリサーブ極秘貨物ネットワーク）とエグゼクティブオフィス
「極秘貨物」は最初に実装されたビジネスであり、エグゼクティブオフィス（CEOオフィス、または単にオフィスとも呼ぶ）と「倉庫」を購入することで開始することができるビジネスである。
オフィスから物品を注文して「回収ミッション」を開始して買い付けた物品を回収して「倉庫」に届けることで在庫が増えていき、「売却ミッション」で物品を買い手に届けることで大きな利益が手に入る。一度に大量の物品を売るほど利益がドカンと入ってくるのは他のビジネスも同様である。
ただし、最初期に実装されたビジネスであるため、難易度が複数プレイヤーの参加を前提としており、とくに売却ミッションでは低速で脆い乗り物で敵NPCの猛攻撃を受けながら長距離を運転・飛行して複数地点を回らなければならないことが多く、たとえ招待セッションでの実行が可能になってもソロで安定して行なうのは厳しい。
うまく行けば大きな利益を出すことが可能であるものの、売却失敗した場合の損失も大きい。また、開始するのに「オフィス」に加えて物品を蓄えておくための「倉庫」を購入しておく必要があるため、結構な額の初期投資を要求される。
そのため、本当にソロでこのゲームを始めたばかりという人にはおすすめしにくいビジネスであるのは確かである。
しかし、今回のアップデートではソロでもできるオフィスの副収入、サイドビジネスとして新たに「物品類輸出」というミッションが追加された。
「物品類輸出」は、オフィスと倉庫を購入して初回の「極秘貨物購入」ミッションをクリアし、さらに倉庫内に居るスタッフのルーペに話しかけて有料で物品の調達を依頼することで解禁される新たな「稼ぎの手段」であり、オフィスのアシスタントに話しかけることで開始することができる。
このミッションはオフィスから倉庫へ向かい、物品を積んだトラックに乗り換えて制限時間内に埠頭（ターミナル）まで運ぶだけというまさに「ガキの使い」レベルの簡単なものではあるが、たったそれだけで50,000$をもらえるという、まさにビジネス革命・価格破壊とも言えるものになっている。しかも、倉庫の物品の在庫状況とは関係なく実行できるため、極端な話、倉庫の在庫がゼロでも「物品類輸出」だけを繰り返すことが可能だ。
この「物品類輸出」は後述する他のビジネス物件に追加された同様の「副収入」ビジネスと比較してもダントツに簡単でお得なので、これまでビジネスと無縁だったぼっちソロプレイヤーは、まずはCEOオフィスと倉庫を購入して、この「物品類輸出」を実行できるようにすることを目標にするとよい。
この「物品類輸出」は、必ず開始地点が「自分のオフィス」、経由地が「倉庫（ランダム）」で、最終目的地が埠頭（場所は固定・埠頭のシミオンの倉庫の近く）になる。よって、ソロでは売却ミッションの難易度が高い「極秘貨物」ビジネスには本格的に手を出す予定が無いのなら、倉庫は埠頭から近いものをどれか一つだけ購入すればよい。
「物品類輸出」の熱い点は、報酬の多さもさることながら、倉庫の立地次第で配達先がすぐ近くになることと、敵の妨害がぬるい（車で追ってくるギャングが2台のみでほぼ空気）か、まったく妨害が来ないこと。トラックがダメージを受けても報酬が減額されることがないのも気楽にできるポイントだ。極稀に警察に手配されるパターンもあるが、いつもの埠頭入口わきの踏切から線路に入り、鉄道トンネル内で隠れていれば手配度は消える。
また、「物品類輸出」のクールタイムはゲーム内時間で24時間（実時間で48分）なのだが、これは盗難車の売却と同じく、ゲームをしていない間もカウントは進行する。つまり、「物品類輸出」をした直後にゲームをやめても、翌日またゲームを開始した時にはもう「物品類輸出」が実行可能になっているのだ。
オンラインにインしたらまずは盗難車を売りに行くのと同じ感覚で5万ドルが即手に入る「物品類輸出」、これはやるしかない！？
倉庫の主「ルーペ」は結構有能？
新登場の倉庫スタッフであるルーペに金を払って自動で物品を調達させることが可能になったが、ここで解禁される「物品類輸出」ジョブがソロプレイヤーにはおいしい。
トラックを埠頭まで届けるだけで5万ドルポンとくれたぜ！
埠頭から一番近い倉庫を一つだけ所有していれば「物品類輸出」は必ずそこからのスタートになる。敵NPCの妨害も他のビジネス物件の同種のジョブと比べてだいぶおとなしいのでおすすめのジョブ。まさかナビの指示どおりに大回りして料金所を通る人はいないよな？
「物品類輸出」は警察に手配されても問題なし？
警察に手配されても埠頭入口近くの踏切から線路に入りトンネル内にいれば手配度は消える。トラックの運転に自信が無ければ一度倉庫まで戻り個人車両に乗り換えて手配度を消してから再びトラックに乗ってもよい。それでも時間切れになることは無いだろう。
極秘貨物の売却ミッションはソロではきつい？
メインである「極秘貨物」の売却ミッションは複数プレイヤーの参加を前提としたバランス・難易度のものが多い。限定セッションでの実行が可能になったとは言え、売却ミッションの内容によってはソロで安定してクリアするのは結構厳しいものがある。
一方、かつてはビジネスの中では最も儲かるとされた時期もあった「車両取引」（カーディーラー）であるが、開始するためにはオフィスに加えて「乗り物用倉庫」も購入しなければならないなど必要な初期投資額の多さや、理不尽な強さの妨害NPC、「商品」である車がダメージを受けると容赦なく罰金を取られる等のマイナス要素が災いし、他のビジネスの追加もあって現在ではあまり顧みられなくなってしまった。
今回のアップデートでは車両取引にはとくに変更やテコ入れは無いため、新規参入のソロプレイヤーが今からわざわざ始める理由は無いので後回しにしてもかまわないだろう。同様に、極秘空輸（格納庫ビジネス）、アーケード（カジノ強盗）も新規に始めるビジネスとしてはとりあえず今回は後回しにしても構わないと思われる。
■バイカービジネス（MCクラブハウスと製造拠点）
「MCクラブハウス」と「製造拠点」を購入することで参入できる「バイカービジネス」。しかしこれまでは「地雷ビジネス」扱いされて完全放置している人も多かったと思われる。
何と言っても必要な初期投資額の多さの割には利益が微妙、「商品」の種類ごとに別の製造拠点を購入する必要があるので意外と金がかかる、「極秘貨物」ほどではないが「売却」ミッションでは複数台の乗り物を届けることを要求されることが多くてダルい、しかも頻繁に原材料の補充ミッションを実行しないとすぐに「原材料切れ」になって商品の製造が止まる、そして製造が止まるとすかさずかかってくるロングジョンからの迷惑電話が地味にうざい等の理由により人気が低かった。
しかし、後述の「ナイトクラブ」ビジネスとリンクさせることで放置状態でも利益に貢献させることができるようになったことに加えて、今回のアップデートで新たな「副収入ビジネス」が追加されたことで、製造拠点はともかく「MCクラブハウス」を購入する価値は十分にある。
メインである製造拠点のビジネスも原材料の補充ミッションでは敵は出てくるが追手は出現しないことと、在庫が増えすぎないうちに売却してしまえば製造拠点が襲撃される妨害イベントが起きる確率や売却ミッションの難易度も下がるのでソロプレイヤーでも比較的手を出しやすくなってはいる。
とは言えクラブハウスで注目のビジネスは他にある。今回のアップデートにより、MCクラブハウスを購入してカスタムバイクショップを設置していると実行できるようになる「バイクサービス」（カスタムバイクの配達）である。
この「バイクサービス」は顧客から預かったバイクに指定されたカスタムを施して届けると報酬が得られるというもので、要するにオートショップの車配達（オートショップサービス）のバイク版と言ったところだ。しかし、「バイクサービス」の場合は、経費10,000$に対して報酬が60,000$で常に固定されているので、オートショップの車配達よりも断然お得で確実に儲けることができる。
問題は、MCクラブハウスからバイクの届け先がマップ内全域のどこかになるので、自分のクラブハウスがマップの端にあったりすると、とんでもない長距離の移動を強要される可能性があること。つまりパレト・ベイの物件はおすすめできない。さらに、車配達とは違って必ずプレイヤーが自分で運転して届ける必要があることと、バイクはちょっとした接触や障害物等で傷がつきやすく報酬が減額されやすいという点にも注意が必要である。また、いつカスタムの依頼が来るかは不確実であり、一度に複数台の依頼を受けることも不可能なので定時収入としてはいまいちアテにしづらいのも難点だ。幸い、配達時に制限時間は無いので事故らないように慎重に運転して届けよう。
バイクが好きで運転に自信のある人にはおすすめのジョブだ。
買っててよかった？クラブハウスのカスタムバイクショップ
これまで「買って後悔」「雇って後悔」の上位常連だったクラブハウスのカスタムバイクショップと専属整備士のザック（名前あったんかい）。「バイクサービス」の実装でようやくコイツが役に立つ時が来た。
お客様から預かったバイクの運転は慎重に…
オートショップの車配達なら接触しても報酬減額ナシだったような障害物でも、「バイクサービス」では傷がついた扱いになって報酬を減額されてしまう。見えにくい金網には要注意だ。サボテンも許すな。
製造拠点は数々あれど…
製造拠点はクラブハウスのPCから購入する。本格的にバイカービジネスに参入しないのであれば（後述するナイトクラブで取り扱う物品の種類を増やすことだけが目的ならば）、その種類の中で一番安いのを一つ買っておけばよい。
やたらとリアル？な製造拠点
ビジネスとしては微妙なバイカービジネスの製造拠点だが、稼働させると従業員が「商品」を製造している姿がやたらとリアルで経営シミュレーションゲーム的な楽しさがある。
クラブハウスのバーの経営は微妙？
一方、クラブハウスのバーに居るシンディ（名前あったんかい）に話しかけることで「バーの物資の配達」ミッションを開始することができる。ただし長距離移動を強いられることが多く敵の追手も結構しつこい上に一度の配達で得られるバーの利益は最大でも20,000$。うん、微妙。
■銃器密造ビジネスと地下基地
地下基地を購入すると実行可能になる銃器密造ビジネス。
銃器密造はそこそこ利益が上がるうえに、地下基地では「研究」を行なうことによりさまざまな武器の特殊なカスタムパーツや特殊弾薬が使えるようになるので他のミッションでも有利になるという実利もあり、現在でも人気のあるビジネスの一つである。しかし、ソロで行なうには補充も売却もそれなりに難易度が高く、しかも一度の補充で上がる原材料ゲージの量はごくわずかと、思わず「カネで原材料を買ってしまったほうが早いのでは…」とプレイヤーに思わせる仕様になっている。
今回のアップデートでは、地下基地の新たなジョブとして「アミュネーション契約」が追加された。これは地下基地から余剰武器パーツをアミュネーション（武器屋）まで制限時間内に届けることで報酬が得られるというものであり、その額は上述の極秘貨物の「物品類輸出」と同じく50,000$となっている。こちらも地下基地の在庫や研究状況とは無関係に発生する（ただし地下基地が稼働状態である必要がある）ため、ソロプレイヤーにもおすすめのジョブになっている。
ただし、こちらはミッションのスタート地点が自分の所有する地下基地で、目的地はアミュネーションのいずれかの店舗（出発地点の地下基地からあまりにも近い店舗は対象外になるようだ）となっており、自分の地下基地の場所と目的地の店舗によっては長距離の移動を強いられることになる。つまりここでもパレト・ベイなどマップ北部や僻地の物件はおすすめできない。その上、追手として出現する敵が結構強力なのに加えて輸送に使用する車両（デューンローダー）が遅い、過積載なのか他の車に衝突されると不自然に挙動を乱す、荷物を積んでいるせいでドライブバイで後ろに攻撃できない（なのに敵の弾は通る）おかげで難易度は「物品類輸出」よりも高い。
一度追手に前方に回り込まれてしまうと無防備になったドライバーが大ダメージを受けるおそれがある。追手の数は2台✕3波で固定なので、敵に背後に回り込まれにくい場所で降りて追手を始末してしまえば後は安全にドライブできる。
この「アミュネーション契約」も配達成功後、ゲームを起動していなくても現実時間で48分が経過すれば再度配達の準備が整うので、「物品類輸出」と交互に繰り返すだけで結構な利益になる。
「物品類輸出」がガキの使いなら「アミュネーション契約」は「新人いびり」？
鈍足なトラックを駆って敵の追撃から逃げ延びろ。昔は新人いびりのためにやらせてた仕事らしいが…。
追手はすべて●す。それがPS3時代の正義だったはずだ
「アミュネーション契約」での追手の装備は結構強力なうえに執拗に追ってくるので、待ち伏せしやすい場所で降りて始末しておくという手もある。このミッションのデューンローダーは被弾してもなかなか火を吹かないうえ、ダメージを受けても報酬が減額されることはないのでカバーに使っても良い。
トラックを武器屋まで届けるだけで5万ドルPONとくれたぜ！
地下基地が稼働していれば原材料や在庫が全く無くても配達の準備が整う。我々は一体何を届けたのだろうか…？
■ナイトクラブビジネス
さて、今回のアップデートにおける真打ちとも言えるナイトクラブの説明に入る。
ナイトクラブの特徴として、「他のビジネス施設を所有して稼働させていると、ナイトクラブでそのビジネスに倉庫管理技術者を割り当てることで、他のビジネス物件の在庫状況と関係なくナイトクラブの倉庫に自動的に在庫が貯まっていく」ことが挙げられる。つまり、他のビジネス物件のように自分で調達ミッションを行なったり金を払って原材料を買ったりする必要が無いということだ。（一応、今回のアップデートでの追加変更点として、ヨハンに電話することで任意に調達ミッションを行なって在庫を増やすことも可能。）
つまり、ナイトクラブでは放置していても在庫がどんどん貯まっていくので、プレイヤーは在庫の調達や原材料の補充にわずらわされずに他のことに注力することができる。
また、初期に実装された他のビジネスとの違いとして、売却ミッションがプレイヤー1人でも実行できる程度の難易度になっている、つまりソロプレイヤーでも失敗しにくいことも利点の一つである。
ただし問題点もあり、倉庫管理技術者を割り当てるにはナイトクラブが営業開始していることは当然のことに加えて、対象となる物品を扱う他のビジネス施設も稼働させておく必要がある。また、倉庫管理技術者は初期は1人しか居ないので、複数の物品の在庫を同時に増やすには追加で雇わなければならない。つまり必要な初期投資が莫大になることと、設備のアップグレードをしていても在庫が貯まっていくペースは非常にゆっくりなので、短時間でガシガシ儲けたい人には向かないという点が挙げられる。
また、売却ミッションの難易度が他のビジネスの場合と比較して低いと言っても、売却に使う車の強化にはそれなりの金がかかる。つまりは言ってしまえば「ナイトクラブは金に余裕のあるプレイヤーが手を出すべきビジネス」だと言える。実際、施設のアップグレードや売却に使う車の強化、倉庫管理技術者の追加雇用やストレージ（倉庫）の拡張には大変な額のカネが必要になるが確実に儲けるためには必須である。
しかし、ナイトクラブでは自分で調達ミッションをしないで放置していても着実に在庫が貯まっていく。「忘れた頃に勝手に在庫が貯まっている」というのは魅力で、すでに他のビジネスを複数動かしているプレイヤーならナイトクラブビジネスはおすすめの投資先の一つである。
さらに、今回のアップデートにおけるナイトクラブの大きな変更点として、「ナイトクラブ本体の一日あたりの売上額の大幅な増加」が挙げられる。これまではナイトクラブの人気度が最高であっても店自体の売上は一日あたり10,000$が最大額であり、しかも面倒な「クラブの宣伝」ミッションをしないとすぐに人気度が低下して売上も大きく下がってしまうため、「ナイトクラブ本体の経営は儲からないし宣伝ミッションが面倒なので人気度最低の閑古鳥で放置！」というプレイヤーは多かったと思われる。しかし、今回のアップデートでは一日あたりの売上額が最大50,000$にアップし、しかもナイトクラブに行くと発生するランダムイベントをクリアするだけで簡単に人気度が回復するため、最大利益を維持しやすくなった。
具体的には人気度最高状態から50,000$の売上を2回継続できるため、金庫が空、人気度最高状態から金庫の中身が100,000$になった報告を受けたらナイトクラブに行き、金庫内の金を回収してから発生している人気回復ミッション（VIP客の送迎、不良客の追い出しのいずれか）をするだけで最大売上を維持し続けることが可能だ。ただし、この方法で売上を維持するならスタッフのアップグレードは必須になる。
ナイトクラブはメンテナンスの容易さや売却ミッションの難易度の低さなどから、「プレイ時間はあまりとれないが堅実に儲けたい」というソロプレイヤーにもおすすめできるビジネスである。ただし、ナイトクラブのビジネスを軌道に乗せるには莫大な初期投資が必要になるため、他のビジネスをある程度進めてからナイトクラブに手を出すという形が基本になると思われる。
とは言え、ナイトクラブ本体は人気度さえ維持していれば一日あたり売上50,000$を確保できるので、ナイトクラブの購入→開店準備ミッション（3つ）をクリアして営業開始→スタッフアップグレードを行なって、とりあえずナイトクラブ本体の売上を定時収入として確保しておくという手もある。
ナイトクラブは最強の定時収入物件？
2日に一度、不良客を「ポイッ」するだけでナイトクラブの人気が最高まで回復するので1日あたり50,000$の売上を維持することができる。ついでになぜか10,000$をポンともらえる。今までオーナー自らビラ貼りやビラ配りをやっていたのは何だったんだと思えるほどのお手軽さだ。
ナイトクラブは時間経過で在庫が勝手に増えていく
ナイトクラブは他のビジネス施設とは違い、倉庫管理技術者を物品に割り当てておけば在庫が自動的に増えていく。1人の倉庫管理技術者が担当できる物品は1種類だけなので、手がけているビジネスの種類が増えるほどより多くの種類の在庫を増やすことができるというわけ。物品を増やす＝他のビジネスの種類を増やすのも倉庫管理技術者を増やすにも金が要るのに加えて設備のアップグレードは必須である。ナイトクラブが王者のビジネスと言われる所以である。
在庫を増やす物品を厳選してお得に売却
雇える倉庫管理技術者の数は最大で5人なので、在庫が最大に達した物品の倉庫管理技術者を別の物品に割り当てればさらに在庫を増やせる。単価の高い物品に優先して倉庫管理技術者を割り当てるのがコツだ。
儲けたいならアップグレードは必須
ナイトクラブの在庫を早く増やすなら設備の、定時収入を維持する＝人気度を維持するならスタッフアップグレードは必須だが、かなりの金がかかる。
売却ミッションもソロで可能
ナイトクラブの売却ミッションは「極秘貨物」等の売却に比べると断然易しい。敵が全く出て来ないこともある。何より招待セッションでも可能になったことでより安全に売り抜けることが可能になった。
■安全に確実に儲かる。これはロスサントスのビジネス革命だ
今回のアップデートによって、各種ビジネスが招待セッションでも行えるようになったことで、ロスサントスのぼっちソロプレイヤーのビジネスシーンにはまさに革命が起きている。
これまで招待セッションでソロでもできる稼ぎといえばカヨ・ペリコ強盗ミッションの他には各種のコンタクトのミッションか各種ボスジョブ（CEOジョブ、MCクラブハウスミッション、テラーバイトのクライアントのジョブ）、あるいは盗難車を売りに行くぐらいであり、カヨ・ペリコ強盗も一回の稼ぎは確かに大きいものの準備からフィナーレまで完遂するにはかなりの時間がかかり、他のジョブの収入も通常時で1回につきせいぜい10,000$前後～30,000$程度というものであった。
公開セッションで行なう各種のビジネスは収入という点では確かに魅力的ではあったが、公開セッションでは他のプレイヤーからの妨害はもちろんのこと、とくに売却ミッションの難易度が高い等、ソロプレイヤーには手を出しにくかった。加えてPC版ではチートによる攻撃を受ける可能性もあった。
さらに、ほとんどのビジネス施設の「開業準備ミッション」はこれまでは公開セッションでなければ実行できなかったため、物件を買っても開業準備もしないで放置していたプレイヤーも少なくなかったのではないかと思われる。
これまで公開セッションに行きたくないのでビジネス施設には興味が無かった、あるいはビジネス施設を購入しても準備ミッションをクリアしていないので放置状態だったという人も、この機会に「確実に儲かるシノギ」を手に入れるためにビジネスの世界に乗り出すのも良いのではないだろうか。
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今回のアップデートでは、新たなジョブや乗り物の追加の他に、既存のビジネスのシステムに関して大幅な変更が加えられている。その中でもソロプレイヤーにとって最も影響が大きいと思われるものが、これまでは公開セッションでなければ実行することが出来なかった、すべてのビジネス物件における「調達」と「売却」が、限定セッション（招待セッション等）でも実行可能になったことだ。
ついにビジネス系のジョブが限定セッションでも実行できるようになった
公開セッションに行きたくないぼっちソロプレイヤーでも招待セッションでビジネスに手を出すことが可能になった。
■すべてのビジネスが招待セッションで可能に
これまでは各種ビジネス系のジョブや一部の強盗ミッションは公開セッションでなければ実行できなかったが、今回のアップデートによって招待セッションでもこれらのビジネスやミッションを実行することができるようになった。
ビジネス関連のジョブは成功すれば大きく儲けることが可能である一方、プレイヤーが公開セッションでビジネスをしていると、他のプレイヤーに妨害されたり物品を破壊されたりすることが多く、金稼ぎの手段としては文字通りハイリスク・ハイリターンであった。そのため、ぼっちソロプレイヤーの中には公開セッションビジネスへの参入は最初からあきらめて、招待セッションでもソロで実行可能なジョブでちまちま稼いだり、ビジネス物件を購入しても単なる住居・追加ガレージつきの雰囲気アイテムとしてのみ使用していた…という人も少なくないはずだ。
しかし、今回のアップデートで招待セッションでもビジネスの調達・売却といったジョブが可能になり、さらにビジネス物件の種類によっては「副収入」を得られる新たなジョブも追加されたことにより、「これまで公開セッションビジネスをまったくやっていなかった、あるいはほとんどやっていなかった」ぼっちソロプレイヤーであっても、これまで通り招待セッションにこもったままでビジネスに参入することが容易になった。
とくに、今回のアップデートで新たに追加された「副収入」ビジネスが結構おいしいので、これまで公開セッションに行きたくないのでビジネス物件を敬遠していたようなぼっちプレイヤーにとっても今が新規ビジネスへの参入の好機になっている。
そこで今回は、「今まで公開セッションに行くのが嫌だからビジネスとかやってなかったのでビジネス物件とかよくわかんないけど、招待セッションでも一人で出来て稼げるならこれからビジネスを始めてみようかな…」と考えているぼっちソロプレイヤーに向けて、おすすめのビジネスとそのための物件選びのコツについて書いてみることにする。
いよいよ開業の時が来た！
これまではビジネス物件を購入しても、公開セッションには行きたくないので開店準備もせずに放置していたソロプレイヤーも多いはず。すべてのビジネスが招待セッションでも可能になった今、新規開業のチャンスだ。
■まずはビジネスの種類を知ろう
最初に、まず一口に「ビジネス」「ビジネス物件」といってもたくさんの種類があるため、どれから手を出すべきか、ビジネス初心者のプレイヤーは迷うものと思う。
ロスサントスにおける起業の仕方として、どのビジネスにも共通している点として、まずはそのビジネスを始めるために必要なビジネス物件を購入し、「準備ミッション」をクリアする必要がある。（ビジネスの種類によっては準備の前に物品の在庫を保管しておくための「倉庫」のような物件も購入しておく必要がある。）このビジネス物件は過去のアップデートの度に追加されてきたので現在ではたくさんの種類があるうえに、一つ一つが非常に高価である。
よって、これからビジネスに手を出そうという人は、どの種類のビジネス物件から購入するかをよく吟味しておくべきだ。
ビジネス物件を選択する場合にはその物件の「立地」も重要で、その物件が使いやすいかどうかを判断するためには、その物件がビジネスの中で実際にどのような使われ方をするのか理解しておく必要がある。と言うのは何らかのビジネス系のジョブを行う場合、その多くは「ミッション開始地点（ミッションを受ける場所）」→「中継地点（ミッション中に必ず立ち寄らなければならない場所。目的のブツが置いてある場所など）」→「目的地（物資の配達先などの最終目的地）」という順に移動を要求されるパターンが多いので、ビジネス施設の立地によってはミッションをする度に毎回長距離の移動を強いられることになり、効率の悪化やストレスの原因にもなってしまうことがあるのだ。とくに複数のビジネスを掛け持ちしている場合は、それぞれのビジネス物件が互いに近くにあるかよりも、「あるビジネスのミッションの最終目的地と、次に行なう他のビジネスのミッション開始地点が近いほうが余計な移動が少なくなるので効率が良くなる」ということが言える。
分かりやすく言うと、各種ビジネス施設は互いに近くに集まっていたほうがなんとなく便利かなあと考えて北部のパレト・ベイあたりの物件を安いからと買い漁ってしまうと、ビジネス系のジョブでは結局ロスサントス市街地まで行かされることが多いため、移動だけで毎回滅茶苦茶時間がかかってしまうだけでなく、移動距離が長くなれば敵の追手にも延々とつきまとわれる時間も長くなることになる等なにかと不便を感じることが多くなるということである。
以下では、各種ビジネスの特徴を簡単に解説しながら、今回のアップデートで追加された「ソロプレイヤーにもおすすめなジョブ」についても解説していきたい。
増殖したビジネス物件
ゲーム内サイトから購入可能なビジネス物件はアップデートにより増えており、今やこれだけの数になっている。ビジネス初心者はどのビジネスのどこの物件を買うべきか迷うはず。
ビジネス物件は安物買いの銭失いに注意
ここは「最凶のハズレ物件」ことパレト地下基地。地下基地ビジネスのミッションでは地下基地から開始してロスサントス南部まで行き、また地下基地まで戻るようなミッションが多い。つまり移動が大変になる。確かに価格は安いものの「買って後悔」になること間違いなしの物件ナンバーワン！？
■極秘貨物（セキュリサーブ極秘貨物ネットワーク）とエグゼクティブオフィス
「極秘貨物」は最初に実装されたビジネスであり、エグゼクティブオフィス（CEOオフィス、または単にオフィスとも呼ぶ）と「倉庫」を購入することで開始することができるビジネスである。
オフィスから物品を注文して「回収ミッション」を開始して買い付けた物品を回収して「倉庫」に届けることで在庫が増えていき、「売却ミッション」で物品を買い手に届けることで大きな利益が手に入る。一度に大量の物品を売るほど利益がドカンと入ってくるのは他のビジネスも同様である。
ただし、最初期に実装されたビジネスであるため、難易度が複数プレイヤーの参加を前提としており、とくに売却ミッションでは低速で脆い乗り物で敵NPCの猛攻撃を受けながら長距離を運転・飛行して複数地点を回らなければならないことが多く、たとえ招待セッションでの実行が可能になってもソロで安定して行なうのは厳しい。
うまく行けば大きな利益を出すことが可能であるものの、売却失敗した場合の損失も大きい。また、開始するのに「オフィス」に加えて物品を蓄えておくための「倉庫」を購入しておく必要があるため、結構な額の初期投資を要求される。
そのため、本当にソロでこのゲームを始めたばかりという人にはおすすめしにくいビジネスであるのは確かである。
しかし、今回のアップデートではソロでもできるオフィスの副収入、サイドビジネスとして新たに「物品類輸出」というミッションが追加された。
「物品類輸出」は、オフィスと倉庫を購入して初回の「極秘貨物購入」ミッションをクリアし、さらに倉庫内に居るスタッフのルーペに話しかけて有料で物品の調達を依頼することで解禁される新たな「稼ぎの手段」であり、オフィスのアシスタントに話しかけることで開始することができる。
このミッションはオフィスから倉庫へ向かい、物品を積んだトラックに乗り換えて制限時間内に埠頭（ターミナル）まで運ぶだけというまさに「ガキの使い」レベルの簡単なものではあるが、たったそれだけで50,000$をもらえるという、まさにビジネス革命・価格破壊とも言えるものになっている。しかも、倉庫の物品の在庫状況とは関係なく実行できるため、極端な話、倉庫の在庫がゼロでも「物品類輸出」だけを繰り返すことが可能だ。
この「物品類輸出」は後述する他のビジネス物件に追加された同様の「副収入」ビジネスと比較してもダントツに簡単でお得なので、これまでビジネスと無縁だったぼっちソロプレイヤーは、まずはCEOオフィスと倉庫を購入して、この「物品類輸出」を実行できるようにすることを目標にするとよい。
この「物品類輸出」は、必ず開始地点が「自分のオフィス」、経由地が「倉庫（ランダム）」で、最終目的地が埠頭（場所は固定・埠頭のシミオンの倉庫の近く）になる。よって、ソロでは売却ミッションの難易度が高い「極秘貨物」ビジネスには本格的に手を出す予定が無いのなら、倉庫は埠頭から近いものをどれか一つだけ購入すればよい。
「物品類輸出」の熱い点は、報酬の多さもさることながら、倉庫の立地次第で配達先がすぐ近くになることと、敵の妨害がぬるい（車で追ってくるギャングが2台のみでほぼ空気）か、まったく妨害が来ないこと。トラックがダメージを受けても報酬が減額されることがないのも気楽にできるポイントだ。極稀に警察に手配されるパターンもあるが、いつもの埠頭入口わきの踏切から線路に入り、鉄道トンネル内で隠れていれば手配度は消える。
また、「物品類輸出」のクールタイムはゲーム内時間で24時間（実時間で48分）なのだが、これは盗難車の売却と同じく、ゲームをしていない間もカウントは進行する。つまり、「物品類輸出」をした直後にゲームをやめても、翌日またゲームを開始した時にはもう「物品類輸出」が実行可能になっているのだ。
オンラインにインしたらまずは盗難車を売りに行くのと同じ感覚で5万ドルが即手に入る「物品類輸出」、これはやるしかない！？
倉庫の主「ルーペ」は結構有能？
新登場の倉庫スタッフであるルーペに金を払って自動で物品を調達させることが可能になったが、ここで解禁される「物品類輸出」ジョブがソロプレイヤーにはおいしい。
トラックを埠頭まで届けるだけで5万ドルポンとくれたぜ！
埠頭から一番近い倉庫を一つだけ所有していれば「物品類輸出」は必ずそこからのスタートになる。敵NPCの妨害も他のビジネス物件の同種のジョブと比べてだいぶおとなしいのでおすすめのジョブ。まさかナビの指示どおりに大回りして料金所を通る人はいないよな？
「物品類輸出」は警察に手配されても問題なし？
警察に手配されても埠頭入口近くの踏切から線路に入りトンネル内にいれば手配度は消える。トラックの運転に自信が無ければ一度倉庫まで戻り個人車両に乗り換えて手配度を消してから再びトラックに乗ってもよい。それでも時間切れになることは無いだろう。
極秘貨物の売却ミッションはソロではきつい？
メインである「極秘貨物」の売却ミッションは複数プレイヤーの参加を前提としたバランス・難易度のものが多い。限定セッションでの実行が可能になったとは言え、売却ミッションの内容によってはソロで安定してクリアするのは結構厳しいものがある。
一方、かつてはビジネスの中では最も儲かるとされた時期もあった「車両取引」（カーディーラー）であるが、開始するためにはオフィスに加えて「乗り物用倉庫」も購入しなければならないなど必要な初期投資額の多さや、理不尽な強さの妨害NPC、「商品」である車がダメージを受けると容赦なく罰金を取られる等のマイナス要素が災いし、他のビジネスの追加もあって現在ではあまり顧みられなくなってしまった。
今回のアップデートでは車両取引にはとくに変更やテコ入れは無いため、新規参入のソロプレイヤーが今からわざわざ始める理由は無いので後回しにしてもかまわないだろう。同様に、極秘空輸（格納庫ビジネス）、アーケード（カジノ強盗）も新規に始めるビジネスとしてはとりあえず今回は後回しにしても構わないと思われる。
■バイカービジネス（MCクラブハウスと製造拠点）
「MCクラブハウス」と「製造拠点」を購入することで参入できる「バイカービジネス」。しかしこれまでは「地雷ビジネス」扱いされて完全放置している人も多かったと思われる。
何と言っても必要な初期投資額の多さの割には利益が微妙、「商品」の種類ごとに別の製造拠点を購入する必要があるので意外と金がかかる、「極秘貨物」ほどではないが「売却」ミッションでは複数台の乗り物を届けることを要求されることが多くてダルい、しかも頻繁に原材料の補充ミッションを実行しないとすぐに「原材料切れ」になって商品の製造が止まる、そして製造が止まるとすかさずかかってくるロングジョンからの迷惑電話が地味にうざい等の理由により人気が低かった。
しかし、後述の「ナイトクラブ」ビジネスとリンクさせることで放置状態でも利益に貢献させることができるようになったことに加えて、今回のアップデートで新たな「副収入ビジネス」が追加されたことで、製造拠点はともかく「MCクラブハウス」を購入する価値は十分にある。
メインである製造拠点のビジネスも原材料の補充ミッションでは敵は出てくるが追手は出現しないことと、在庫が増えすぎないうちに売却してしまえば製造拠点が襲撃される妨害イベントが起きる確率や売却ミッションの難易度も下がるのでソロプレイヤーでも比較的手を出しやすくなってはいる。
とは言えクラブハウスで注目のビジネスは他にある。今回のアップデートにより、MCクラブハウスを購入してカスタムバイクショップを設置していると実行できるようになる「バイクサービス」（カスタムバイクの配達）である。
この「バイクサービス」は顧客から預かったバイクに指定されたカスタムを施して届けると報酬が得られるというもので、要するにオートショップの車配達（オートショップサービス）のバイク版と言ったところだ。しかし、「バイクサービス」の場合は、経費10,000$に対して報酬が60,000$で常に固定されているので、オートショップの車配達よりも断然お得で確実に儲けることができる。
問題は、MCクラブハウスからバイクの届け先がマップ内全域のどこかになるので、自分のクラブハウスがマップの端にあったりすると、とんでもない長距離の移動を強要される可能性があること。つまりパレト・ベイの物件はおすすめできない。さらに、車配達とは違って必ずプレイヤーが自分で運転して届ける必要があることと、バイクはちょっとした接触や障害物等で傷がつきやすく報酬が減額されやすいという点にも注意が必要である。また、いつカスタムの依頼が来るかは不確実であり、一度に複数台の依頼を受けることも不可能なので定時収入としてはいまいちアテにしづらいのも難点だ。幸い、配達時に制限時間は無いので事故らないように慎重に運転して届けよう。
バイクが好きで運転に自信のある人にはおすすめのジョブだ。
買っててよかった？クラブハウスのカスタムバイクショップ
これまで「買って後悔」「雇って後悔」の上位常連だったクラブハウスのカスタムバイクショップと専属整備士のザック（名前あったんかい）。「バイクサービス」の実装でようやくコイツが役に立つ時が来た。
お客様から預かったバイクの運転は慎重に…
オートショップの車配達なら接触しても報酬減額ナシだったような障害物でも、「バイクサービス」では傷がついた扱いになって報酬を減額されてしまう。見えにくい金網には要注意だ。サボテンも許すな。
製造拠点は数々あれど…
製造拠点はクラブハウスのPCから購入する。本格的にバイカービジネスに参入しないのであれば（後述するナイトクラブで取り扱う物品の種類を増やすことだけが目的ならば）、その種類の中で一番安いのを一つ買っておけばよい。
やたらとリアル？な製造拠点
ビジネスとしては微妙なバイカービジネスの製造拠点だが、稼働させると従業員が「商品」を製造している姿がやたらとリアルで経営シミュレーションゲーム的な楽しさがある。
クラブハウスのバーの経営は微妙？
一方、クラブハウスのバーに居るシンディ（名前あったんかい）に話しかけることで「バーの物資の配達」ミッションを開始することができる。ただし長距離移動を強いられることが多く敵の追手も結構しつこい上に一度の配達で得られるバーの利益は最大でも20,000$。うん、微妙。
■銃器密造ビジネスと地下基地
地下基地を購入すると実行可能になる銃器密造ビジネス。
銃器密造はそこそこ利益が上がるうえに、地下基地では「研究」を行なうことによりさまざまな武器の特殊なカスタムパーツや特殊弾薬が使えるようになるので他のミッションでも有利になるという実利もあり、現在でも人気のあるビジネスの一つである。しかし、ソロで行なうには補充も売却もそれなりに難易度が高く、しかも一度の補充で上がる原材料ゲージの量はごくわずかと、思わず「カネで原材料を買ってしまったほうが早いのでは…」とプレイヤーに思わせる仕様になっている。
今回のアップデートでは、地下基地の新たなジョブとして「アミュネーション契約」が追加された。これは地下基地から余剰武器パーツをアミュネーション（武器屋）まで制限時間内に届けることで報酬が得られるというものであり、その額は上述の極秘貨物の「物品類輸出」と同じく50,000$となっている。こちらも地下基地の在庫や研究状況とは無関係に発生する（ただし地下基地が稼働状態である必要がある）ため、ソロプレイヤーにもおすすめのジョブになっている。
ただし、こちらはミッションのスタート地点が自分の所有する地下基地で、目的地はアミュネーションのいずれかの店舗（出発地点の地下基地からあまりにも近い店舗は対象外になるようだ）となっており、自分の地下基地の場所と目的地の店舗によっては長距離の移動を強いられることになる。つまりここでもパレト・ベイなどマップ北部や僻地の物件はおすすめできない。その上、追手として出現する敵が結構強力なのに加えて輸送に使用する車両（デューンローダー）が遅い、過積載なのか他の車に衝突されると不自然に挙動を乱す、荷物を積んでいるせいでドライブバイで後ろに攻撃できない（なのに敵の弾は通る）おかげで難易度は「物品類輸出」よりも高い。
一度追手に前方に回り込まれてしまうと無防備になったドライバーが大ダメージを受けるおそれがある。追手の数は2台✕3波で固定なので、敵に背後に回り込まれにくい場所で降りて追手を始末してしまえば後は安全にドライブできる。
この「アミュネーション契約」も配達成功後、ゲームを起動していなくても現実時間で48分が経過すれば再度配達の準備が整うので、「物品類輸出」と交互に繰り返すだけで結構な利益になる。
「物品類輸出」がガキの使いなら「アミュネーション契約」は「新人いびり」？
鈍足なトラックを駆って敵の追撃から逃げ延びろ。昔は新人いびりのためにやらせてた仕事らしいが…。
追手はすべて●す。それがPS3時代の正義だったはずだ
「アミュネーション契約」での追手の装備は結構強力なうえに執拗に追ってくるので、待ち伏せしやすい場所で降りて始末しておくという手もある。このミッションのデューンローダーは被弾してもなかなか火を吹かないうえ、ダメージを受けても報酬が減額されることはないのでカバーに使っても良い。
トラックを武器屋まで届けるだけで5万ドルPONとくれたぜ！
地下基地が稼働していれば原材料や在庫が全く無くても配達の準備が整う。我々は一体何を届けたのだろうか…？
■ナイトクラブビジネス
さて、今回のアップデートにおける真打ちとも言えるナイトクラブの説明に入る。
ナイトクラブの特徴として、「他のビジネス施設を所有して稼働させていると、ナイトクラブでそのビジネスに倉庫管理技術者を割り当てることで、他のビジネス物件の在庫状況と関係なくナイトクラブの倉庫に自動的に在庫が貯まっていく」ことが挙げられる。つまり、他のビジネス物件のように自分で調達ミッションを行なったり金を払って原材料を買ったりする必要が無いということだ。（一応、今回のアップデートでの追加変更点として、ヨハンに電話することで任意に調達ミッションを行なって在庫を増やすことも可能。）
つまり、ナイトクラブでは放置していても在庫がどんどん貯まっていくので、プレイヤーは在庫の調達や原材料の補充にわずらわされずに他のことに注力することができる。
また、初期に実装された他のビジネスとの違いとして、売却ミッションがプレイヤー1人でも実行できる程度の難易度になっている、つまりソロプレイヤーでも失敗しにくいことも利点の一つである。
ただし問題点もあり、倉庫管理技術者を割り当てるにはナイトクラブが営業開始していることは当然のことに加えて、対象となる物品を扱う他のビジネス施設も稼働させておく必要がある。また、倉庫管理技術者は初期は1人しか居ないので、複数の物品の在庫を同時に増やすには追加で雇わなければならない。つまり必要な初期投資が莫大になることと、設備のアップグレードをしていても在庫が貯まっていくペースは非常にゆっくりなので、短時間でガシガシ儲けたい人には向かないという点が挙げられる。
また、売却ミッションの難易度が他のビジネスの場合と比較して低いと言っても、売却に使う車の強化にはそれなりの金がかかる。つまりは言ってしまえば「ナイトクラブは金に余裕のあるプレイヤーが手を出すべきビジネス」だと言える。実際、施設のアップグレードや売却に使う車の強化、倉庫管理技術者の追加雇用やストレージ（倉庫）の拡張には大変な額のカネが必要になるが確実に儲けるためには必須である。
しかし、ナイトクラブでは自分で調達ミッションをしないで放置していても着実に在庫が貯まっていく。「忘れた頃に勝手に在庫が貯まっている」というのは魅力で、すでに他のビジネスを複数動かしているプレイヤーならナイトクラブビジネスはおすすめの投資先の一つである。
さらに、今回のアップデートにおけるナイトクラブの大きな変更点として、「ナイトクラブ本体の一日あたりの売上額の大幅な増加」が挙げられる。これまではナイトクラブの人気度が最高であっても店自体の売上は一日あたり10,000$が最大額であり、しかも面倒な「クラブの宣伝」ミッションをしないとすぐに人気度が低下して売上も大きく下がってしまうため、「ナイトクラブ本体の経営は儲からないし宣伝ミッションが面倒なので人気度最低の閑古鳥で放置！」というプレイヤーは多かったと思われる。しかし、今回のアップデートでは一日あたりの売上額が最大50,000$にアップし、しかもナイトクラブに行くと発生するランダムイベントをクリアするだけで簡単に人気度が回復するため、最大利益を維持しやすくなった。
具体的には人気度最高状態から50,000$の売上を2回継続できるため、金庫が空、人気度最高状態から金庫の中身が100,000$になった報告を受けたらナイトクラブに行き、金庫内の金を回収してから発生している人気回復ミッション（VIP客の送迎、不良客の追い出しのいずれか）をするだけで最大売上を維持し続けることが可能だ。ただし、この方法で売上を維持するならスタッフのアップグレードは必須になる。
ナイトクラブはメンテナンスの容易さや売却ミッションの難易度の低さなどから、「プレイ時間はあまりとれないが堅実に儲けたい」というソロプレイヤーにもおすすめできるビジネスである。ただし、ナイトクラブのビジネスを軌道に乗せるには莫大な初期投資が必要になるため、他のビジネスをある程度進めてからナイトクラブに手を出すという形が基本になると思われる。
とは言え、ナイトクラブ本体は人気度さえ維持していれば一日あたり売上50,000$を確保できるので、ナイトクラブの購入→開店準備ミッション（3つ）をクリアして営業開始→スタッフアップグレードを行なって、とりあえずナイトクラブ本体の売上を定時収入として確保しておくという手もある。
ナイトクラブは最強の定時収入物件？
2日に一度、不良客を「ポイッ」するだけでナイトクラブの人気が最高まで回復するので1日あたり50,000$の売上を維持することができる。ついでになぜか10,000$をポンともらえる。今までオーナー自らビラ貼りやビラ配りをやっていたのは何だったんだと思えるほどのお手軽さだ。
ナイトクラブは時間経過で在庫が勝手に増えていく
ナイトクラブは他のビジネス施設とは違い、倉庫管理技術者を物品に割り当てておけば在庫が自動的に増えていく。1人の倉庫管理技術者が担当できる物品は1種類だけなので、手がけているビジネスの種類が増えるほどより多くの種類の在庫を増やすことができるというわけ。物品を増やす＝他のビジネスの種類を増やすのも倉庫管理技術者を増やすにも金が要るのに加えて設備のアップグレードは必須である。ナイトクラブが王者のビジネスと言われる所以である。
在庫を増やす物品を厳選してお得に売却
雇える倉庫管理技術者の数は最大で5人なので、在庫が最大に達した物品の倉庫管理技術者を別の物品に割り当てればさらに在庫を増やせる。単価の高い物品に優先して倉庫管理技術者を割り当てるのがコツだ。
儲けたいならアップグレードは必須
ナイトクラブの在庫を早く増やすなら設備の、定時収入を維持する＝人気度を維持するならスタッフアップグレードは必須だが、かなりの金がかかる。
売却ミッションもソロで可能
ナイトクラブの売却ミッションは「極秘貨物」等の売却に比べると断然易しい。敵が全く出て来ないこともある。何より招待セッションでも可能になったことでより安全に売り抜けることが可能になった。
■安全に確実に儲かる。これはロスサントスのビジネス革命だ
今回のアップデートによって、各種ビジネスが招待セッションでも行えるようになったことで、ロスサントスのぼっちソロプレイヤーのビジネスシーンにはまさに革命が起きている。
これまで招待セッションでソロでもできる稼ぎといえばカヨ・ペリコ強盗ミッションの他には各種のコンタクトのミッションか各種ボスジョブ（CEOジョブ、MCクラブハウスミッション、テラーバイトのクライアントのジョブ）、あるいは盗難車を売りに行くぐらいであり、カヨ・ペリコ強盗も一回の稼ぎは確かに大きいものの準備からフィナーレまで完遂するにはかなりの時間がかかり、他のジョブの収入も通常時で1回につきせいぜい10,000$前後～30,000$程度というものであった。
公開セッションで行なう各種のビジネスは収入という点では確かに魅力的ではあったが、公開セッションでは他のプレイヤーからの妨害はもちろんのこと、とくに売却ミッションの難易度が高い等、ソロプレイヤーには手を出しにくかった。加えてPC版ではチートによる攻撃を受ける可能性もあった。
さらに、ほとんどのビジネス施設の「開業準備ミッション」はこれまでは公開セッションでなければ実行できなかったため、物件を買っても開業準備もしないで放置していたプレイヤーも少なくなかったのではないかと思われる。
これまで公開セッションに行きたくないのでビジネス施設には興味が無かった、あるいはビジネス施設を購入しても準備ミッションをクリアしていないので放置状態だったという人も、この機会に「確実に儲かるシノギ」を手に入れるためにビジネスの世界に乗り出すのも良いのではないだろうか。
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