世の中に私より年下の奴がまた増えたな

知らない間に年齢を重ねて、ふと何かの拍子に「この人たち、みんな自分より年下じゃないか！」ということに気づいてしまって愕然とすることがありますよね。
例えばこんなふうに。

成人を迎えると…
「高校球児の全員が年下」
当たり前ですが、ちょっと複雑な気分です。

二十代の半ばになると…
「人気アイドルのほとんどが年下」
別に焦るようなことじゃありませんが、自分よりはるかに年下のアイドルがネットで「ババア」呼ばわりされていたりすると、未成年者のネット禁止をちょっとだけ支持したくなります。

三十路の気配を感じると…
「Jリーガーのほとんどが年下」
サッカー選手って若い人が多いんだなあと改めて思った後、少し焦ります。

三十歳をいくらか超えると…
「プロ野球選手のほとんどが年下」
おっさん顔の選手が自分よりずっと年下だったりして愕然とします。

不惑が近くなると…
「維新志士のほとんどが年下（明治維新の時点の年齢で）」
年上が西郷さんと岩倉具視しかいなかったりして、自分はこんなでいいのかと恥ずかしくなります。

五十の声を聞くと…
「ネットで署名記事を書いている記者・ライター・ブロガーのプロフィールをチェックするとほとんどが年下」
まだ五十前なのに爺扱いされたりとか。

六十に近くなると…
「自分以外の労働者のほとんどが年下」
我々はちゃんと六十まで働けるんでしょうか？それともリタイアしたくとも働かざるをえない世の中になっているんでしょうか？


もっと生き続けていれば、そのうちに
「閣僚のほとんどが年下」
とか、
「自分以外のほとんどが年下」
なんてことになるんでしょうね。