スポイチ編集長日誌

最近はGTAオンラインの攻略ばっかりです。
日付そのままで修正・追記したりします。

地方公務員・元公務員・M塾知識人向けディプロマミル

2008年02月14日 | 大学・改革
「C.C.ヨコイチとは何か?」
と聞かれればその答えはこうなる。

つまりそういうことなんすよ。

…とこれだけだと投げっ放しになるので補足しておく。


ディプロマミルとは、「学位工場」とも「学位授与機関」とも呼ばれるように、カネさえ払えば「○○学士」だのの学位を発給するビジネスのこと。学歴にコンプレックスを持つ成金や政治家、経営者などがターゲットとなる。
あるいは、カンタンに卒業出来ちゃう(つまりレベルの低い)大学を揶揄してこう呼ぶ場合もある。

では、ここで言う「役人向けディプロマミル」とは一体どういう意味か。
それは、これまでであれば、せいぜい無名新設大や怪しげな”産業系”地方Fラン大の講師や准教あたりになるのが関の山だった元地方官僚やM塾文化人らが、堂々と「歴史のある」大学の教員や幹部の肩書きを名乗ることが出来て、さらにそこでの実績を手土産に、いわば”ハク”をつけて他所の大学や機関へと移ったり、審議会等に参加出来るようにするためのシステム、これが「地方公務員向けディプロマミル」、すなわちヨコイチの近い将来の姿である。
ヨコイチとは、M塾人脈がポストを得るための踏み台である」と書いたのは、そういう意味だ。

独法化した国立大学では、山形大学の天下り学長の例に見られるように、今や中央官僚による天下り先として侵食されている。
その地方自治体版が、C.C.ヨコイチというわけなんだな。当然と言えば当然だ。


「市大改革とは何か?」と問われれば、「役人や元役人、M塾系文化人らに、幹部教員や経営陣のポストを与えるための改革」だったと言うことができよう。
どう言い訳をしようが、事実がそうなっているからしょうがない。

もちろん、今後いくら「地方公務員向けディプロマミル」化が進むであろうと言っても、教員陣がそのテの地方役人や元役人みたいな連中ばっかりになってしまっては、もはやまともな大学としては成り立たないので、”普通の教員”も残されはすることだろう。役人たちだけで大学の実権を握りたい。しかし、かといって普通の教員を根絶やしには出来ない。実はここが”彼ら”の泣き所でもあるのだが。
だが、いくら”普通の教員”も残されるとはいっても、このような「役人による役人のためのディプロマミル」では、仮に普通の教員が一生懸命「大学の為に」と働いても正当に評価されることは無く、人事や経営に関する発言権も与えられないので、いきおい「一時の腰掛け」「実績を上げるための踏み台」として、「成果を上げたらとっとと移籍する」という考え方をする者が主流となる。そう、先の学長は自ら手本を示したというわけだ。

官僚や元官僚に学位を与えたり、あるいは役人や御用学者に教授や講師としてのイスを与えるための「専門職大学院大学」があちこちに出来ているが、奇しくもMMがMMに「専門職大学院構想」をブチ上げているよね。偶然かな。


俺はもう、「出身校は?」と聞かれたら(滅多に聞かれないが)、高校名を言うことにしている。いちおうは首相も輩出しているのでねえ…。
「市大」などと言ったところで、「知らない…」と言われるか、または「医学部(病院)が…(以下医学部関連の不祥事多すぎのどれか)…しちゃったトコだよね」とか、あとは出身者も少なすぎて話題に事欠くからだ。
いや、「知らない」と言われるのなら、まだマシだ。
「横市?ああ、役人にメチャクチャにレイプされた大学でしょ
なんて言われた時には、どう反論すればいい?


そのうちに、教員や経営陣としてだけでなく、現役の地方公務員を「MM専門職大学院」の”学生”として”出向”させて学位を取らせるようになれば、名実ともに分かりやすい「地方役人用ディプロマミル」の完成体となる。
さあ、早くヤれ。


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