GTAオンラインでは、プレイヤーが参加できるさまざまなジョブが存在しているが、複数のプレイヤーが協力して敵(NPC)と戦いながら目的を達成する「ミッション」は、レースやデスマッチなどと並んで、ジョブの中でも代表的なものだ。
「ミッション」には4人のプレイヤーが協力して行なう大規模な「強盗ミッション」の他、メールで依頼される「コンタクトのミッション(メールミッション・通常ミッション)」、ラマーから依頼される「ラマーのミッション」、モーターサイクルクラブ(MC)を結成しているとフリーモードで実行できる「MCクラブハウスミッション」等がある。
強盗ミッション以外のミッションでは、一度死んでも即失敗にはならない一方で、「強盗ミッション」と違い、「重量ユーティリティーベスト(ヘビー戦闘服)」の効果がないため、銃撃戦などでダメージを受けると簡単に死んでしまいやすくなっている。
オンラインではどんなにランクを上げてもキャラのライフ(HP)自体が少ない上に、たとえ自キャラが車に乗って高速で移動していてもNPCからはピストルで正確に狙撃されるなど、敵のNPCは全員ゴルゴかよ!?というエイム能力になっている。
よって、ストーリーモードと同じ感覚で迂闊に突撃したり、車で追って来る敵を放置して逃げ切ろうとしても、高ランクでもあっけなく死亡してしまいがちである。
そこで今回は、強盗ミッションでは必須だったヘビー戦闘服が使用できないミッションにおいて、プレイヤーがいかに死なずに立ち回るか、またそのための役立つテクニックをまとめてみた。
■始めに……GTAのミッションは覚えゲーだ
まず最初に書いておくと、オンラインのミッションの進行における敵の出現パターン等はだいたい決まっているため、このパターンさえ覚えてしまえば以後はだいたい同じ攻略法で通用する(アップデートで変更されることもあるが)。
よって、GTAのミッションの場合は、ゲームが上手いかどうかと言うよりは、そのミッションの内容を知っているかどうかのほうが重要である。
そこで、初見のミッションで不意の敵の攻撃で死なないようにするには、あらかじめ攻略サイトや攻略動画などで“予習”してしまうのも有効である。
■画面の字幕・操作説明ヒントをよく見る
近年のゲームは画面に表示される情報量がとても多い。
本作もその例外ではなく、ミッションの目的や現在の状況ややるべきことは、画面の下部に字幕で表示される。また、特殊な操作(金庫を開ける等)の方法やヒント等は随時左上に表示される。
画面左下にはレーダーが表示され、画面右上には残弾が表示される。加えてPC版では画面右側に他のプレイヤーからのメッセージ(文字チャット)が表示される。
レーダーには敵の位置などの重要な情報が表示され、とくに画面下や左上の字幕には攻略上の重要な情報が表示されることが多い。
しかし、初心者やゲームの苦手な人は、自キャラと照準、画面中央付近の敵の動きを追うのに精一杯で、これらの画面端に表示されることの多い字幕や操作ヒント、他プレイヤーからのテキストチャットでの助言メッセージ(PC版)などを全く見ていないという人が多い。
最近のゲームは画面に表示される情報量が多い。この手のゲームが苦手な人はこのように画面の中央付近しか見ていないことが多い。
「追跡ヘリを破壊しろ」と指示があるのに目的地まで一目散に逃げようとして不利になるプレイヤーは多い。
■他のプレイヤーの動きを観察する
上記と関連するが、複数プレイヤーでミッションに挑戦しているなら、他のプレイヤー、とくに高ランクのプレイヤーがどんな動きをしているか、どんな武器を使用しているかなどを観察していると攻略のヒントになることもある。
とくにミッションに慣れているプレイヤーの行動は、それが一見意味のない行動に見えても、実はその後の段階のための布石になっていることが多い。
ミッション中には視野を広く保ち、字幕やメッセージで何が表示されているか随時確認し、周りの他のプレイヤーの動きに注意を払う癖をつけておくと、「周囲を見ない突貫プレイヤー」になってしまうことを防止できる。
■死なないためにはとにかく「カバーアクション」が重要だ
今作では、ミッション内においては徒歩の敵NPCが爆発物を使用してくることは一部のミッション中を除いては基本的にはないため、R1キーで遮蔽物にカバーさえしていれば、遮蔽物の向こう側からの敵の攻撃で死ぬことはない。
複数メンバーでミッションに挑戦しているなら、自分はカバーして敵の銃撃をひきつけておき、敵の掃討は他のプレイヤーに任せてしまうというのも立派な戦術だ。とくに「誰かが死んだら即失敗」になる難易度ハードの強盗ミッションでは、低ランク初心者は「死なない」だけでも貢献になる。「無謀に敵に突っ込んで何度も死ぬ」よりははるかにマシなのだ。
ただし、あまりにもカバーしたまま何もしない、いわゆる「芋」状態を決め込んでいたのでは、他のメンバーからの心証もよろしくない。そこで、カバーしながらでもできる貢献方法を以下で紹介する。
とりあえずカバーしていれば敵が多くてもめったに死なない。
■物陰から銃だけ出して牽制射撃
カバー中にL2を押すと物陰から身を乗り出して武器を構え、R2で発砲できるが、この時に敵の銃撃を受けるとダメージを受けてしまう。ランクが低くてライフが少なかったり、敵の数が多い場合、運が悪いと遮蔽物から身を乗り出した瞬間に連続で撃たれて死亡することさえもある。
そこで、カバーした状態でR2だけ押すと、カバーしたまま銃だけ出して撃つことができる。
当然、普通に構えて撃つよりも命中率は大きく下がり、ロックオンもできないので遠くの敵への命中はほとんど期待できないが、近距離の敵への牽制や、こちらに向かって突っ込んでくる敵を迎撃するには有効だ。いちいちL2で身を乗り出して構えるよりも被弾率が大きく下がるので、ランクが低い時や敵の数が多い時には十分に役に立つ。
R1でカバーしている時にR2を押すと、銃だけ出して撃つことができる。
■目の前の敵を排除して前進する前に牽制射撃をする
敵のNPCによってその行動には個体差があり、中には隠れて待ち伏せをしてくる奴もいる。
動かずに発砲しない敵はレーダーに表示されないため、迂闊に近づくと出会い頭に銃撃されて死亡するおそれがある。
そこで、レーダー上から敵がいなくなっても油断せずに、奥へ進む前にまずは牽制射撃を行なおう。もしかしたら隠れていた敵が撃ち返してくるかもしれない。
敵の姿が見えない時は爆発物を避けて牽制射撃を行なう。
■すべてのプレイヤーが右利き固定
実はロスサントスには左利きの人は存在せず、プレイヤーは必ず右利きであり、体の右側に銃を構える。
つまり、遮蔽物の右側でカバーすると、カバーしながら射撃する際に体をさらす面積を少なくすることができる。逆に、遮蔽物の左側から銃撃しようとすると、大きく全身を乗り出してしまうので注意。
遮蔽物を使う時は、出来る限り右側に隠れ、前進する時は右手側から反時計回りに進んでいくのが望ましい。
遮蔽物の左側から銃を構えると、大きく身を乗り出してしまう。
■基本はヘッドショットを狙う
オンラインではストーリーモードよりも敵が固く、とくに難易度ハードともなると頭以外の場所に何発当ててもしぶとく起き上がってくる、まるでゾンビ級の耐久力をもつ敵がいることもある。
そこで問答無用で一撃死を狙うには頭を狙い撃つ、すなわちヘッドショットを狙うのが効率のいい敵の倒し方ということになる。
このゲームではオートエイムの場合、銃を構えてロックオンしたら、右スティックを↑に倒して撃つだけで、比較的簡単にヘッドショットができる。
なお、車やバイクに乗っている敵に対してはオートエイムは無効なので手動で狙い撃つ必要がある。
ほとんどの敵はヘッドショットをすると一発で倒すことが出来る。
■ライフルやマシンガンは連射すると着弾がブレる
アサルトライフル類やマシンガンはフルオートで連射できるが、連射していると着弾がかなりブレてしまう。こうなるとヘッドショットを狙うのは難しくなる。
そこで、連射せずに数発ずつ発砲する、いわゆる指切りバースト、タップ撃ちを使用して、ヘッドショットを狙っていくと敵を早く排除できる。
スナイパーライフルで狙撃する場合もヘッドショットを狙うと効果的に敵を排除できる。
■敵が多い時はまず脚を撃ってコケさせる
ヘッドショットが基本とは言っても、敵が多かったりした場合、一人を狙い撃っている間に他の連中から攻撃を受ける可能性が高い。
そこで、敵の数が多い時にはまずは敵の脚を撃ってこけさせることで、敵の攻撃力をダウンさせることができる。敵は転んだ直後は反撃できず、また完全に起き上がれない限りその場から動けなくなるため、大幅に戦闘力がダウンする。
敵の数が多い場合や、耐久力の高いメリーウェザー兵やN.O.O.S.E.隊員を相手にする場合には、まず脚を撃って転ばせるのも有効な手段だ。
狙いを定めにくいドライブバイ時も敵の脚を撃って転ばせてしまうのは有効。
■拡大照準とレーダー射撃
L2で銃を構えた状態で右スティックを押し込むと、画面がズームして敵を見やすくなる。
また、フリーエイムで照準を敵に合わせるとポインターの色が赤に変わるので、草むらやスモークガラスの向こう側に居て視認できない相手でもレーダーでおおよその方向の見当をつけながら狙い撃つことができる。
夜間の戦闘や、車など障害物でゴチャゴチャした場所に隠れている敵を狙う場合にはうまく利用しよう。
夜間や障害物で敵の姿が見えない時は、照準ポインターが赤くなった時に発砲すると命中弾を送り込める。
■振り向き撃ち・振り向きドライブバイ
ミッションによっては背後に敵が出現する場合もある。
R3(右スティック押し込み)で後ろを見ている時にL2を押すと、武器を構えながら瞬時に振り返ることができる。突然背後に湧いた敵への対処に有効だ。
この操作は車の運転中や、車の銃座を操作中にも可能なため、後方から運転席を狙いにくいスーパーカーや大型車の運転手をドライブバイで狙う場合は、いったん相手の車の前に出てから振り向きながらドライブバイで前方から運転席を狙い撃ったり、車載銃座を操作中に振り向きながら構えることで素早く銃座を180度回転させるなど、いろいろと役に立つ。
R3を押し込んで後ろを見ている状態でL2を押すと……
一瞬で振り向きながら武器を構える。
■スナックを使用してライフを回復する
オンラインでは所持品の「スナック」を使用していつでもライフを回復することができる。
現在はアップデートにより、L1で武器ホイールを開いた状態で↑を押すとスナック、同じくL1+R3でアーマーを使用できるようになり、戦闘中のライフ、アーマー回復が容易になった。
戦闘中にライフが減ってきたら、素早くL1+↑でライフを回復させる操作は早期にマスターしておきたい。
以下は余談。
通常時にアクションメニューからスナックを使用すると、ムシャムシャ食べるモーションが入り、また一口食べて投げ捨ててしまうため効率が悪く、しかもスナックの使用中は完全に無防備になってしまう。しかし、「遮蔽物にカバー中」「乗り物に乗車中」「武器を構え中」にアクションメニューからスナック(「eコーラ」以外)を使用すると、モーションなしで即座にライフを回復できる。
現在では武器ホイール画面からショートカットでライフやアーマーの回復ができるようになったとは言え、乗り物の乗車中など武器ホイール画面を開けない時にアクションメニューからスナックを使用しなければならない場面は多々あるのでこの操作は覚えておくと役に立つ。
■アーマーは気休め?
オンラインではスナックと同様、L1+R3で即座にアーマーを回復できるようになった。
しかし、オンラインでは敵の攻撃力が高いため、アーマーを装着し直しても一瞬でまたアーマーを削られてしまいがちだ。また、アーマーは持てる上限がスナックよりも少ないうえに値段も高いため、高ランクになるとアーマーは最初から補充しないというプレイヤーも多い。
しかし、アーマーはスナックとは別に予備をストックできるため、場合によってスナックと使い分けるのがいいだろう。
■爆発物の使用には細心の注意を
オンラインではロケットランチャー(ロケラン)などの爆発物はランクを上げないと使用できないが、協力ミッション中の爆発物の使用は爆風で目的物を破壊してしまうおそれもあるためとくに注意したい。
また、後方から支援のつもりでロケランを撃つ場合も、すぐそばに他のプレイヤーが居た場合、相手が不意にこちらの射線を横切ったり、ラグの影響で発射直後にすぐ近くで爆発すると自爆扱いで死亡することもあるため注意が必要だ。
車で敵に追われている状況で、ドライブバイで粘着爆弾を使おうとする人は結構多いが、このゲームの敵NPCは手に持った粘着爆弾を狙い撃つ狙撃能力を持っているので、手に構えた粘着爆弾を撃たれたためいきなり爆発して同乗者全員死亡ということもありうる。NPCとのドライブバイでの戦闘では爆発物は極力使用しないのが望ましい。
■乗り物は丁寧な運転を心がける
乗り物を丁寧に運転することは、対象の乗り物を目的地まで届ける系統のミッションでは重要なテクニックだ。
また、たとえ装甲車両であっても、クラッシュで窓ガラスやドアが破損すると防弾能力は著しく低下してしまう。
ミッションではドライバーは可能な限りクラッシュによるガラス破損やドアの脱落を防ぐことで、敵からの余計なダメージを受けるおそれを低下させることができる。
■運転中に身を隠してダメージを減らす
運転中に×ボタン(デフォルトの場合)を押すと、車内で身をかがめる動作をする。これにより敵からの被弾率を下げることができる。
身をかがめた状態でも運転やドライブバイでの攻撃は可能なため、車の運転中に敵に追われるシチュエーションでは必須のテクニックだ。
ただし、身をかがめている状態で走っていると、時おりハンドルをとられて車がふらつくなど、運転に悪影響が出る場合もある。
なお、ローライダーや旧世代機版ではこの動作はできない。
車に乗車中に×を押すと車内で身をかがめるので弾に当たりにくくなる。
■銃弾が車内に通りにくい車を選ぶ
GTAオンラインの敵NPCは、ゴルゴ顔負けの狙撃能力を持っており、たとえこちらが車で高速移動していてもピストルで的確にビシバシ当ててくる。
しかし、車によっては乗員がダメージを受けやすい車とそうでもない車がある。
基本的に、窓の開口部が大きく、車高が低い車ほど銃弾が車内に通りやすい。
そこで、ミッションでは上とは逆の特徴をもつ車を使用したほうが安全性が高まるということになる。
また、高い位置から撃たれると車内に銃弾が通りやすいので、車内から敵を見上げるような(敵から見下ろされるような)位置関係で戦わないことも乗車中に死ににくくなるポイントである。
■各装甲車両の特徴
GTAオンラインには装甲をもつ車両がいくつか登場する。ミッションで装甲のある車を使用すると、通常の車に乗っているよりは安全に敵と戦うことができる。しかし一口に装甲車といってもそれぞれに特徴があるため、ミッションでNPCとの戦闘に使用する場合にも向き不向きがある。
ここでは、装甲をもつ車をミッションでNPC戦に持ち込んだ場合という観点からそれぞれの特徴を解説する。
なお、アップデートによる仕様変更により、固定武装を搭載した乗り物はフリーモードでのパッシブモードが使用不可になったので注意。
クルマ(装甲)
ミッションでは最もポピュラーと思われる防弾車。耐爆性能こそ無いものの、「敵NPCの銃撃を“ほぼ”車内に通さない」という特徴のため、基本的には爆発物を使用しないNPCとミッションで戦うには最も向いている装甲車だと思われる。ミッションではこの車に乗ったままドライブバイで撃ちまくっていればだいたい安全に敵を掃討できるだろう。
この車は防弾装甲に加えて防弾ガラス装備であるにもかかわらず、車内からドライブバイでガラスを割らずに発砲できるという謎仕様になっている。その代わり、車内からの爆発物の投擲はできない。
弱点としては、爆発物に対する耐性は一切ないため、爆発物の直撃や他の車の爆発に巻き込まれると簡単に爆発してしまう。
また、窓の大部分は装甲で塞がれているため、一人称視点での視界は最悪であり、ドライブバイで射撃できる角度の制限が普通の車よりも大きい。もしもドライブバイで敵に照準を合わせているのに発砲できない場合は、敵に対する車の角度を変えてみよう。
当たり前だが接触などでドアが外れるとそちらの方向からの攻撃には無防備になる。ちなみに実装当時は極端にドアが外れやすかった。
デューク・オ・デス
現行機版で追加された装甲車両。当初は旧世代機版からの移行特典でストーリーモード(オフライン)でしか使用できなかったが、誰でもオンラインで購入が可能になった。
全体的にクルマ(装甲)の弱体化版といった感じで、車内から爆発物を使用できない点、ドライブバイ時の射角の制限が大きい点も同じである一方、クルマ(装甲)とは異なり爆発物の直撃に一発のみ耐える。
クルマ(装甲)と比べるととくに運転席側の窓の開口部が広いため、車内に銃弾を通してしまいがちであり、NPC戦に用いる防弾車としては今ひとつ信頼性に欠ける。
また、4ドアスポーツカーがベースのクルマ(装甲)に対し、こちらは2人乗りのマッスルカーがベースになっており、慣れていないと運転がやや難しい。
オンラインでもようやくデューク・オ・デスが使用可能になった。
インサージェント
ゴツイ外観をもつ、いかにも軍用車両といった雰囲気の装甲車。見た目のとおり、頑丈さと突進力では群を抜いている。
クルマ(装甲)とは異なり、内部からドライブバイで爆発物を使用できるが、防弾車としてはクルマ(装甲)には劣っており、銃弾が内部に通ることも結構あるので過信は禁物。
特徴として、数回の爆発物の直撃に耐える防爆仕様になっており、ミッションでの対NPC戦よりも、フリーセッションでの他のプレイヤーからの爆発物による不意の攻撃から身を守るのに向いた車である。
上記のとおり巨体を生かした突進力はずば抜けており、他の車を楽々吹き飛ばしながら走ることができるので、GTA名物・発狂して進路を塞いでくるNPC車が多数出現するミッションでは有利。
なお、フリーセッションでは装甲車のアイコンで表示される。
シャフター等の装甲バージョン
シャフターV12やボーラーなどにも「装甲バージョン」が存在する。
これらの「装甲バージョン」は、実際には防弾車というよりも「一発だけなら爆発に耐えるバージョン」と言ったほうがより正確である。窓は確かに防弾なのだが数発の直撃で割れてしまううえ、内側からドライブバイで発砲しようとすると自分でガラスを割ってしまうので、以後は防弾効果は期待できない。一度ガラスが割れてしまうと、敵NPCの鬼エイムによる狙撃により、乗員は通常の車と大差ないダメージを受ける。
ガラスが割れやすく敵の銃撃を車内に通してしまいやすい一方、一回だけなら爆発物に耐える。実際のところは防弾車というより「防爆車」であり、フリーセッションでの不意打ちから身を守るのには向いている一方、割れた窓の隙間からでもピストルで確実に車内をスナイプしてくるNPCとの戦闘にはあまり向いていない。
ナイトシャーク
アップデートで追加された装甲車。ノーマル状態で車体前面下部に固定機銃が搭載されているが、機銃自体の威力は低い。
装甲車とは言いながら窓は普通のガラスなので防弾性能は無い。カスタムでウィンドウプレートを取り付けることができるが、現状では銃撃を防ぐ効果は無い(銃弾を受けると内側のガラスが割れて乗員も普通にダメージを受ける)。しかもウィンドウプレートを装着するとドライブバイでの攻撃が不可能になり、一人称視点時の視界も最悪になるという完全な罠仕様である。一応、アーマーを強化することで耐爆性能を付加できる。
防弾車としては見かけ倒しであるが、この車の最大の特徴は車体が頑丈で当たりが異常に強いこと。そのため、進路妨害してくるNPC車を軽く吹っ飛ばしながら走ることができるので、敵の追手から逃げる時やボスジョブ「トラベラー」などで重宝する。車体のサイズも比較的小型で、最高速度がそこそこ速く、加減速性能も高いので普段乗りにも向いている。
ゼントーノ
スーパーカーのゼントーノは、上記の「防弾車」「装甲車」のような装甲や防弾ガラスをもたないが、運転席の背面に窓がなく、後方からの銃撃を完全に遮断できるという特徴がある。その一方、こちらはドライブバイで後ろに向かって発砲できるという、クルマ(装甲)に似た謎仕様になっている。
そのため、敵に後ろを向けながらドライブバイで撃ちまくることで、乗員が銃弾を受けずに一方的に敵を攻撃することができる。
もちろん、装甲などない普通のスーパーカーで、エンジンも後ろに搭載されているので、あまりに銃撃を受けすぎると走行不能になったりエンジンから発火するおそれもあるため、ミッションで銃撃戦に持ち込むならアーマーの強化や防弾タイヤの装備は必須だろう。当然ながら防爆性能もない。
しかしながら、敵に後ろを向けておく限りにおいて、NPCを相手とするミッションでは下手な装甲車両よりも強力で安全なのがゼントーノである。
■その他:ストーリーモードをプレイしておく
GTAオンラインのプレイヤーの中には、ストーリーモード(オフライン)をまったくやらずにいきなりオンラインに来る人も多いが、このゲームの基本的な操作方法や世界観を把握しておくために、ストーリーモードはある程度進めておいたほうがよいと思う。何よりも失敗しても誰の迷惑にもならないストーリーモードである程度慣れておくと、いきなりオンラインの世界に入ってまごつかないで済む。
オンラインにおける登場人物たちのほとんどはストーリーモードで登場するので、ストーリーモードをやっておけばだいたいどんな人物なのかが把握できる。毎回ぶっ飛んだ人物や迷惑キャラが多数登場するのがGTAの世界なので、どんなキャラなのかを知らずにいきなりオンラインをプレイするのはGTAの楽しみ方の一つをそいでしまっているとも言える。
オンラインのミッションでもかなりのアホであることがうかがえるラマーだが、ストーリーモードでは突き抜けたアホぶりを披露する。
オンラインのミッションでは低額な報酬でケチなイメージのシミオンは、ストーリーモードでもしみったれだ。だがオンラインでプレイヤーが「カーディーラー」になることが可能になり、多くの人がシミオンの苦労を知ることとなった…。
オンラインがアップデートを重ねて「やれること」が初期とは比べ物にならないくらいに多くなった現在、ストーリーモード自体がオンラインのチュートリアル的な内容にもなっているとも言え、このゲームの基本的な操作方法や登場人物の背景などを知るにもちょうどよいと言える。
オンラインと比較しても、ストーリーモードのキャラはそれぞれ攻略が有利になる特殊技が使えるうえに、オンラインのキャラと比べると打たれ強く、またストーリーモードでは全体的に敵が弱いので比較的簡単になっている。ストーリーモードの銃撃戦を死なずにクリアできる程度の腕がないと、オンラインのミッションでは厳しいとさえ言える。
なにもオンラインデビューする前にエンディングまでクリアしておく必要はないが、最低でもトレバーがマイケルらと合流し、主人公3人が揃うところまでは進めておくことを勧める。
マイケル、フランクリン、トレバーの運命は……?続きはぜひストーリーモードで確認してほしい。
今回はミッションでNPCと戦う場合に死ににくくなるための実践的なテクニックとコツについて書いてみた。
関連記事
GTA5オンラインをぼっちがソロプレイするための攻略法
GTA5オンライン 低ランクぼっちソロプレイヤーにもおすすめなミッション
GTA5オンライン ぼっちソロプレイヤーが公開セッションへ行く際の心得
GTA5オンライン サブキャラ作成のすすめ
GTA5オンライン ミッションで頼りになるプレイヤーの見分け方
GTA5オンライン ぼっちソロプレイヤーの強盗ミッションデビュー
GTA5オンライン:ローライダーズ ラマーの追加ミッション簡単攻略
GTA5オンライン MCのクラブハウスミッションをソロで攻略
GTA5オンライン 難しいミッションをソロで攻略
GTA5オンライン 雪の日の安全運転講座
GTA5オンライン トレジャーハントで新武器を入手する
GTA5オンライン 賞金首ミッションで石斧とお金を入手する
GTA5オンライン クライアントのジョブをソロで攻略
GTA5オンライン:プレミアム・デラックス回収稼業 簡単ソロ攻略
「ミッション」には4人のプレイヤーが協力して行なう大規模な「強盗ミッション」の他、メールで依頼される「コンタクトのミッション(メールミッション・通常ミッション)」、ラマーから依頼される「ラマーのミッション」、モーターサイクルクラブ(MC)を結成しているとフリーモードで実行できる「MCクラブハウスミッション」等がある。
強盗ミッション以外のミッションでは、一度死んでも即失敗にはならない一方で、「強盗ミッション」と違い、「重量ユーティリティーベスト(ヘビー戦闘服)」の効果がないため、銃撃戦などでダメージを受けると簡単に死んでしまいやすくなっている。
オンラインではどんなにランクを上げてもキャラのライフ(HP)自体が少ない上に、たとえ自キャラが車に乗って高速で移動していてもNPCからはピストルで正確に狙撃されるなど、敵のNPCは全員ゴルゴかよ!?というエイム能力になっている。
よって、ストーリーモードと同じ感覚で迂闊に突撃したり、車で追って来る敵を放置して逃げ切ろうとしても、高ランクでもあっけなく死亡してしまいがちである。
そこで今回は、強盗ミッションでは必須だったヘビー戦闘服が使用できないミッションにおいて、プレイヤーがいかに死なずに立ち回るか、またそのための役立つテクニックをまとめてみた。
■始めに……GTAのミッションは覚えゲーだ
まず最初に書いておくと、オンラインのミッションの進行における敵の出現パターン等はだいたい決まっているため、このパターンさえ覚えてしまえば以後はだいたい同じ攻略法で通用する(アップデートで変更されることもあるが)。
よって、GTAのミッションの場合は、ゲームが上手いかどうかと言うよりは、そのミッションの内容を知っているかどうかのほうが重要である。
そこで、初見のミッションで不意の敵の攻撃で死なないようにするには、あらかじめ攻略サイトや攻略動画などで“予習”してしまうのも有効である。
■画面の字幕・操作説明ヒントをよく見る
近年のゲームは画面に表示される情報量がとても多い。
本作もその例外ではなく、ミッションの目的や現在の状況ややるべきことは、画面の下部に字幕で表示される。また、特殊な操作(金庫を開ける等)の方法やヒント等は随時左上に表示される。
画面左下にはレーダーが表示され、画面右上には残弾が表示される。加えてPC版では画面右側に他のプレイヤーからのメッセージ(文字チャット)が表示される。
レーダーには敵の位置などの重要な情報が表示され、とくに画面下や左上の字幕には攻略上の重要な情報が表示されることが多い。
しかし、初心者やゲームの苦手な人は、自キャラと照準、画面中央付近の敵の動きを追うのに精一杯で、これらの画面端に表示されることの多い字幕や操作ヒント、他プレイヤーからのテキストチャットでの助言メッセージ(PC版)などを全く見ていないという人が多い。
最近のゲームは画面に表示される情報量が多い。この手のゲームが苦手な人はこのように画面の中央付近しか見ていないことが多い。
「追跡ヘリを破壊しろ」と指示があるのに目的地まで一目散に逃げようとして不利になるプレイヤーは多い。
■他のプレイヤーの動きを観察する
上記と関連するが、複数プレイヤーでミッションに挑戦しているなら、他のプレイヤー、とくに高ランクのプレイヤーがどんな動きをしているか、どんな武器を使用しているかなどを観察していると攻略のヒントになることもある。
とくにミッションに慣れているプレイヤーの行動は、それが一見意味のない行動に見えても、実はその後の段階のための布石になっていることが多い。
ミッション中には視野を広く保ち、字幕やメッセージで何が表示されているか随時確認し、周りの他のプレイヤーの動きに注意を払う癖をつけておくと、「周囲を見ない突貫プレイヤー」になってしまうことを防止できる。
■死なないためにはとにかく「カバーアクション」が重要だ
今作では、ミッション内においては徒歩の敵NPCが爆発物を使用してくることは一部のミッション中を除いては基本的にはないため、R1キーで遮蔽物にカバーさえしていれば、遮蔽物の向こう側からの敵の攻撃で死ぬことはない。
複数メンバーでミッションに挑戦しているなら、自分はカバーして敵の銃撃をひきつけておき、敵の掃討は他のプレイヤーに任せてしまうというのも立派な戦術だ。とくに「誰かが死んだら即失敗」になる難易度ハードの強盗ミッションでは、低ランク初心者は「死なない」だけでも貢献になる。「無謀に敵に突っ込んで何度も死ぬ」よりははるかにマシなのだ。
ただし、あまりにもカバーしたまま何もしない、いわゆる「芋」状態を決め込んでいたのでは、他のメンバーからの心証もよろしくない。そこで、カバーしながらでもできる貢献方法を以下で紹介する。
とりあえずカバーしていれば敵が多くてもめったに死なない。
■物陰から銃だけ出して牽制射撃
カバー中にL2を押すと物陰から身を乗り出して武器を構え、R2で発砲できるが、この時に敵の銃撃を受けるとダメージを受けてしまう。ランクが低くてライフが少なかったり、敵の数が多い場合、運が悪いと遮蔽物から身を乗り出した瞬間に連続で撃たれて死亡することさえもある。
そこで、カバーした状態でR2だけ押すと、カバーしたまま銃だけ出して撃つことができる。
当然、普通に構えて撃つよりも命中率は大きく下がり、ロックオンもできないので遠くの敵への命中はほとんど期待できないが、近距離の敵への牽制や、こちらに向かって突っ込んでくる敵を迎撃するには有効だ。いちいちL2で身を乗り出して構えるよりも被弾率が大きく下がるので、ランクが低い時や敵の数が多い時には十分に役に立つ。
R1でカバーしている時にR2を押すと、銃だけ出して撃つことができる。
■目の前の敵を排除して前進する前に牽制射撃をする
敵のNPCによってその行動には個体差があり、中には隠れて待ち伏せをしてくる奴もいる。
動かずに発砲しない敵はレーダーに表示されないため、迂闊に近づくと出会い頭に銃撃されて死亡するおそれがある。
そこで、レーダー上から敵がいなくなっても油断せずに、奥へ進む前にまずは牽制射撃を行なおう。もしかしたら隠れていた敵が撃ち返してくるかもしれない。
敵の姿が見えない時は爆発物を避けて牽制射撃を行なう。
■すべてのプレイヤーが右利き固定
実はロスサントスには左利きの人は存在せず、プレイヤーは必ず右利きであり、体の右側に銃を構える。
つまり、遮蔽物の右側でカバーすると、カバーしながら射撃する際に体をさらす面積を少なくすることができる。逆に、遮蔽物の左側から銃撃しようとすると、大きく全身を乗り出してしまうので注意。
遮蔽物を使う時は、出来る限り右側に隠れ、前進する時は右手側から反時計回りに進んでいくのが望ましい。
遮蔽物の左側から銃を構えると、大きく身を乗り出してしまう。
■基本はヘッドショットを狙う
オンラインではストーリーモードよりも敵が固く、とくに難易度ハードともなると頭以外の場所に何発当ててもしぶとく起き上がってくる、まるでゾンビ級の耐久力をもつ敵がいることもある。
そこで問答無用で一撃死を狙うには頭を狙い撃つ、すなわちヘッドショットを狙うのが効率のいい敵の倒し方ということになる。
このゲームではオートエイムの場合、銃を構えてロックオンしたら、右スティックを↑に倒して撃つだけで、比較的簡単にヘッドショットができる。
なお、車やバイクに乗っている敵に対してはオートエイムは無効なので手動で狙い撃つ必要がある。
ほとんどの敵はヘッドショットをすると一発で倒すことが出来る。
■ライフルやマシンガンは連射すると着弾がブレる
アサルトライフル類やマシンガンはフルオートで連射できるが、連射していると着弾がかなりブレてしまう。こうなるとヘッドショットを狙うのは難しくなる。
そこで、連射せずに数発ずつ発砲する、いわゆる指切りバースト、タップ撃ちを使用して、ヘッドショットを狙っていくと敵を早く排除できる。
スナイパーライフルで狙撃する場合もヘッドショットを狙うと効果的に敵を排除できる。
■敵が多い時はまず脚を撃ってコケさせる
ヘッドショットが基本とは言っても、敵が多かったりした場合、一人を狙い撃っている間に他の連中から攻撃を受ける可能性が高い。
そこで、敵の数が多い時にはまずは敵の脚を撃ってこけさせることで、敵の攻撃力をダウンさせることができる。敵は転んだ直後は反撃できず、また完全に起き上がれない限りその場から動けなくなるため、大幅に戦闘力がダウンする。
敵の数が多い場合や、耐久力の高いメリーウェザー兵やN.O.O.S.E.隊員を相手にする場合には、まず脚を撃って転ばせるのも有効な手段だ。
狙いを定めにくいドライブバイ時も敵の脚を撃って転ばせてしまうのは有効。
■拡大照準とレーダー射撃
L2で銃を構えた状態で右スティックを押し込むと、画面がズームして敵を見やすくなる。
また、フリーエイムで照準を敵に合わせるとポインターの色が赤に変わるので、草むらやスモークガラスの向こう側に居て視認できない相手でもレーダーでおおよその方向の見当をつけながら狙い撃つことができる。
夜間の戦闘や、車など障害物でゴチャゴチャした場所に隠れている敵を狙う場合にはうまく利用しよう。
夜間や障害物で敵の姿が見えない時は、照準ポインターが赤くなった時に発砲すると命中弾を送り込める。
■振り向き撃ち・振り向きドライブバイ
ミッションによっては背後に敵が出現する場合もある。
R3(右スティック押し込み)で後ろを見ている時にL2を押すと、武器を構えながら瞬時に振り返ることができる。突然背後に湧いた敵への対処に有効だ。
この操作は車の運転中や、車の銃座を操作中にも可能なため、後方から運転席を狙いにくいスーパーカーや大型車の運転手をドライブバイで狙う場合は、いったん相手の車の前に出てから振り向きながらドライブバイで前方から運転席を狙い撃ったり、車載銃座を操作中に振り向きながら構えることで素早く銃座を180度回転させるなど、いろいろと役に立つ。
R3を押し込んで後ろを見ている状態でL2を押すと……
一瞬で振り向きながら武器を構える。
■スナックを使用してライフを回復する
オンラインでは所持品の「スナック」を使用していつでもライフを回復することができる。
現在はアップデートにより、L1で武器ホイールを開いた状態で↑を押すとスナック、同じくL1+R3でアーマーを使用できるようになり、戦闘中のライフ、アーマー回復が容易になった。
戦闘中にライフが減ってきたら、素早くL1+↑でライフを回復させる操作は早期にマスターしておきたい。
以下は余談。
通常時にアクションメニューからスナックを使用すると、ムシャムシャ食べるモーションが入り、また一口食べて投げ捨ててしまうため効率が悪く、しかもスナックの使用中は完全に無防備になってしまう。しかし、「遮蔽物にカバー中」「乗り物に乗車中」「武器を構え中」にアクションメニューからスナック(「eコーラ」以外)を使用すると、モーションなしで即座にライフを回復できる。
現在では武器ホイール画面からショートカットでライフやアーマーの回復ができるようになったとは言え、乗り物の乗車中など武器ホイール画面を開けない時にアクションメニューからスナックを使用しなければならない場面は多々あるのでこの操作は覚えておくと役に立つ。
■アーマーは気休め?
オンラインではスナックと同様、L1+R3で即座にアーマーを回復できるようになった。
しかし、オンラインでは敵の攻撃力が高いため、アーマーを装着し直しても一瞬でまたアーマーを削られてしまいがちだ。また、アーマーは持てる上限がスナックよりも少ないうえに値段も高いため、高ランクになるとアーマーは最初から補充しないというプレイヤーも多い。
しかし、アーマーはスナックとは別に予備をストックできるため、場合によってスナックと使い分けるのがいいだろう。
■爆発物の使用には細心の注意を
オンラインではロケットランチャー(ロケラン)などの爆発物はランクを上げないと使用できないが、協力ミッション中の爆発物の使用は爆風で目的物を破壊してしまうおそれもあるためとくに注意したい。
また、後方から支援のつもりでロケランを撃つ場合も、すぐそばに他のプレイヤーが居た場合、相手が不意にこちらの射線を横切ったり、ラグの影響で発射直後にすぐ近くで爆発すると自爆扱いで死亡することもあるため注意が必要だ。
車で敵に追われている状況で、ドライブバイで粘着爆弾を使おうとする人は結構多いが、このゲームの敵NPCは手に持った粘着爆弾を狙い撃つ狙撃能力を持っているので、手に構えた粘着爆弾を撃たれたためいきなり爆発して同乗者全員死亡ということもありうる。NPCとのドライブバイでの戦闘では爆発物は極力使用しないのが望ましい。
■乗り物は丁寧な運転を心がける
乗り物を丁寧に運転することは、対象の乗り物を目的地まで届ける系統のミッションでは重要なテクニックだ。
また、たとえ装甲車両であっても、クラッシュで窓ガラスやドアが破損すると防弾能力は著しく低下してしまう。
ミッションではドライバーは可能な限りクラッシュによるガラス破損やドアの脱落を防ぐことで、敵からの余計なダメージを受けるおそれを低下させることができる。
■運転中に身を隠してダメージを減らす
運転中に×ボタン(デフォルトの場合)を押すと、車内で身をかがめる動作をする。これにより敵からの被弾率を下げることができる。
身をかがめた状態でも運転やドライブバイでの攻撃は可能なため、車の運転中に敵に追われるシチュエーションでは必須のテクニックだ。
ただし、身をかがめている状態で走っていると、時おりハンドルをとられて車がふらつくなど、運転に悪影響が出る場合もある。
なお、ローライダーや旧世代機版ではこの動作はできない。
車に乗車中に×を押すと車内で身をかがめるので弾に当たりにくくなる。
■銃弾が車内に通りにくい車を選ぶ
GTAオンラインの敵NPCは、ゴルゴ顔負けの狙撃能力を持っており、たとえこちらが車で高速移動していてもピストルで的確にビシバシ当ててくる。
しかし、車によっては乗員がダメージを受けやすい車とそうでもない車がある。
基本的に、窓の開口部が大きく、車高が低い車ほど銃弾が車内に通りやすい。
そこで、ミッションでは上とは逆の特徴をもつ車を使用したほうが安全性が高まるということになる。
また、高い位置から撃たれると車内に銃弾が通りやすいので、車内から敵を見上げるような(敵から見下ろされるような)位置関係で戦わないことも乗車中に死ににくくなるポイントである。
■各装甲車両の特徴
GTAオンラインには装甲をもつ車両がいくつか登場する。ミッションで装甲のある車を使用すると、通常の車に乗っているよりは安全に敵と戦うことができる。しかし一口に装甲車といってもそれぞれに特徴があるため、ミッションでNPCとの戦闘に使用する場合にも向き不向きがある。
ここでは、装甲をもつ車をミッションでNPC戦に持ち込んだ場合という観点からそれぞれの特徴を解説する。
なお、アップデートによる仕様変更により、固定武装を搭載した乗り物はフリーモードでのパッシブモードが使用不可になったので注意。
クルマ(装甲)
ミッションでは最もポピュラーと思われる防弾車。耐爆性能こそ無いものの、「敵NPCの銃撃を“ほぼ”車内に通さない」という特徴のため、基本的には爆発物を使用しないNPCとミッションで戦うには最も向いている装甲車だと思われる。ミッションではこの車に乗ったままドライブバイで撃ちまくっていればだいたい安全に敵を掃討できるだろう。
この車は防弾装甲に加えて防弾ガラス装備であるにもかかわらず、車内からドライブバイでガラスを割らずに発砲できるという謎仕様になっている。その代わり、車内からの爆発物の投擲はできない。
弱点としては、爆発物に対する耐性は一切ないため、爆発物の直撃や他の車の爆発に巻き込まれると簡単に爆発してしまう。
また、窓の大部分は装甲で塞がれているため、一人称視点での視界は最悪であり、ドライブバイで射撃できる角度の制限が普通の車よりも大きい。もしもドライブバイで敵に照準を合わせているのに発砲できない場合は、敵に対する車の角度を変えてみよう。
当たり前だが接触などでドアが外れるとそちらの方向からの攻撃には無防備になる。ちなみに実装当時は極端にドアが外れやすかった。
デューク・オ・デス
現行機版で追加された装甲車両。当初は旧世代機版からの移行特典でストーリーモード(オフライン)でしか使用できなかったが、誰でもオンラインで購入が可能になった。
全体的にクルマ(装甲)の弱体化版といった感じで、車内から爆発物を使用できない点、ドライブバイ時の射角の制限が大きい点も同じである一方、クルマ(装甲)とは異なり爆発物の直撃に一発のみ耐える。
クルマ(装甲)と比べるととくに運転席側の窓の開口部が広いため、車内に銃弾を通してしまいがちであり、NPC戦に用いる防弾車としては今ひとつ信頼性に欠ける。
また、4ドアスポーツカーがベースのクルマ(装甲)に対し、こちらは2人乗りのマッスルカーがベースになっており、慣れていないと運転がやや難しい。
オンラインでもようやくデューク・オ・デスが使用可能になった。
インサージェント
ゴツイ外観をもつ、いかにも軍用車両といった雰囲気の装甲車。見た目のとおり、頑丈さと突進力では群を抜いている。
クルマ(装甲)とは異なり、内部からドライブバイで爆発物を使用できるが、防弾車としてはクルマ(装甲)には劣っており、銃弾が内部に通ることも結構あるので過信は禁物。
特徴として、数回の爆発物の直撃に耐える防爆仕様になっており、ミッションでの対NPC戦よりも、フリーセッションでの他のプレイヤーからの爆発物による不意の攻撃から身を守るのに向いた車である。
上記のとおり巨体を生かした突進力はずば抜けており、他の車を楽々吹き飛ばしながら走ることができるので、GTA名物・発狂して進路を塞いでくるNPC車が多数出現するミッションでは有利。
なお、フリーセッションでは装甲車のアイコンで表示される。
シャフター等の装甲バージョン
シャフターV12やボーラーなどにも「装甲バージョン」が存在する。
これらの「装甲バージョン」は、実際には防弾車というよりも「一発だけなら爆発に耐えるバージョン」と言ったほうがより正確である。窓は確かに防弾なのだが数発の直撃で割れてしまううえ、内側からドライブバイで発砲しようとすると自分でガラスを割ってしまうので、以後は防弾効果は期待できない。一度ガラスが割れてしまうと、敵NPCの鬼エイムによる狙撃により、乗員は通常の車と大差ないダメージを受ける。
ガラスが割れやすく敵の銃撃を車内に通してしまいやすい一方、一回だけなら爆発物に耐える。実際のところは防弾車というより「防爆車」であり、フリーセッションでの不意打ちから身を守るのには向いている一方、割れた窓の隙間からでもピストルで確実に車内をスナイプしてくるNPCとの戦闘にはあまり向いていない。
ナイトシャーク
アップデートで追加された装甲車。ノーマル状態で車体前面下部に固定機銃が搭載されているが、機銃自体の威力は低い。
装甲車とは言いながら窓は普通のガラスなので防弾性能は無い。カスタムでウィンドウプレートを取り付けることができるが、現状では銃撃を防ぐ効果は無い(銃弾を受けると内側のガラスが割れて乗員も普通にダメージを受ける)。しかもウィンドウプレートを装着するとドライブバイでの攻撃が不可能になり、一人称視点時の視界も最悪になるという完全な罠仕様である。一応、アーマーを強化することで耐爆性能を付加できる。
防弾車としては見かけ倒しであるが、この車の最大の特徴は車体が頑丈で当たりが異常に強いこと。そのため、進路妨害してくるNPC車を軽く吹っ飛ばしながら走ることができるので、敵の追手から逃げる時やボスジョブ「トラベラー」などで重宝する。車体のサイズも比較的小型で、最高速度がそこそこ速く、加減速性能も高いので普段乗りにも向いている。
ゼントーノ
スーパーカーのゼントーノは、上記の「防弾車」「装甲車」のような装甲や防弾ガラスをもたないが、運転席の背面に窓がなく、後方からの銃撃を完全に遮断できるという特徴がある。その一方、こちらはドライブバイで後ろに向かって発砲できるという、クルマ(装甲)に似た謎仕様になっている。
そのため、敵に後ろを向けながらドライブバイで撃ちまくることで、乗員が銃弾を受けずに一方的に敵を攻撃することができる。
もちろん、装甲などない普通のスーパーカーで、エンジンも後ろに搭載されているので、あまりに銃撃を受けすぎると走行不能になったりエンジンから発火するおそれもあるため、ミッションで銃撃戦に持ち込むならアーマーの強化や防弾タイヤの装備は必須だろう。当然ながら防爆性能もない。
しかしながら、敵に後ろを向けておく限りにおいて、NPCを相手とするミッションでは下手な装甲車両よりも強力で安全なのがゼントーノである。
■その他:ストーリーモードをプレイしておく
GTAオンラインのプレイヤーの中には、ストーリーモード(オフライン)をまったくやらずにいきなりオンラインに来る人も多いが、このゲームの基本的な操作方法や世界観を把握しておくために、ストーリーモードはある程度進めておいたほうがよいと思う。何よりも失敗しても誰の迷惑にもならないストーリーモードである程度慣れておくと、いきなりオンラインの世界に入ってまごつかないで済む。
オンラインにおける登場人物たちのほとんどはストーリーモードで登場するので、ストーリーモードをやっておけばだいたいどんな人物なのかが把握できる。毎回ぶっ飛んだ人物や迷惑キャラが多数登場するのがGTAの世界なので、どんなキャラなのかを知らずにいきなりオンラインをプレイするのはGTAの楽しみ方の一つをそいでしまっているとも言える。
オンラインのミッションでもかなりのアホであることがうかがえるラマーだが、ストーリーモードでは突き抜けたアホぶりを披露する。
オンラインのミッションでは低額な報酬でケチなイメージのシミオンは、ストーリーモードでもしみったれだ。だがオンラインでプレイヤーが「カーディーラー」になることが可能になり、多くの人がシミオンの苦労を知ることとなった…。
オンラインがアップデートを重ねて「やれること」が初期とは比べ物にならないくらいに多くなった現在、ストーリーモード自体がオンラインのチュートリアル的な内容にもなっているとも言え、このゲームの基本的な操作方法や登場人物の背景などを知るにもちょうどよいと言える。
オンラインと比較しても、ストーリーモードのキャラはそれぞれ攻略が有利になる特殊技が使えるうえに、オンラインのキャラと比べると打たれ強く、またストーリーモードでは全体的に敵が弱いので比較的簡単になっている。ストーリーモードの銃撃戦を死なずにクリアできる程度の腕がないと、オンラインのミッションでは厳しいとさえ言える。
なにもオンラインデビューする前にエンディングまでクリアしておく必要はないが、最低でもトレバーがマイケルらと合流し、主人公3人が揃うところまでは進めておくことを勧める。
マイケル、フランクリン、トレバーの運命は……?続きはぜひストーリーモードで確認してほしい。
今回はミッションでNPCと戦う場合に死ににくくなるための実践的なテクニックとコツについて書いてみた。
関連記事
GTA5オンラインをぼっちがソロプレイするための攻略法
GTA5オンライン 低ランクぼっちソロプレイヤーにもおすすめなミッション
GTA5オンライン ぼっちソロプレイヤーが公開セッションへ行く際の心得
GTA5オンライン サブキャラ作成のすすめ
GTA5オンライン ミッションで頼りになるプレイヤーの見分け方
GTA5オンライン ぼっちソロプレイヤーの強盗ミッションデビュー
GTA5オンライン:ローライダーズ ラマーの追加ミッション簡単攻略
GTA5オンライン MCのクラブハウスミッションをソロで攻略
GTA5オンライン 難しいミッションをソロで攻略
GTA5オンライン 雪の日の安全運転講座
GTA5オンライン トレジャーハントで新武器を入手する
GTA5オンライン 賞金首ミッションで石斧とお金を入手する
GTA5オンライン クライアントのジョブをソロで攻略
GTA5オンライン:プレミアム・デラックス回収稼業 簡単ソロ攻略
やっぱりオフもやってほしいです。というか、勿体無いです。
GTAはもともとストーリーモードが中心で、オンラインはおまけだったはずなのが今ではすっかり逆転してますからね。
オフも面白いのに全くやらないのは本当にもったいないですね。