バンダイのアクションフィギュアブランドである「S.H.フィギュアーツ」シリーズより、日本ホラー映画界屈指のヒロイン「山村貞子」が発売されました。
どう見てもネタ要員かと思いきや、なかなかの再現度を誇っているので、ネタを交えて軽くレビューします。
まずは全身から。
白い服に、顔を覆う長い黒髪という特徴的な外見をよく捉えています。
付属品のテレビも時代を感じさせるブラウン管テレビで、ちゃんと「呪いのビデオ」のワンシーンが映し出されています。
オプション一覧
オプションとして、
交換用のスカート(四つん這い用)
交換用前髪(目出し用)
交換用頭部×2(四つん這い用・テレビから這い出し時用)
交換用手首(四つん這い用)
テレビ
交換用テレビ画面(這い出し時用)
ビデオテープ
が付属。
交換用のスカートは前後分割式で、テレビも画面部分を外して差し替えます。
スカートはどちらも硬質パーツで可動部分は無いため、脚の可動はかなり制限されます。
這い出た!貞子さん
スカート、手首、頭部を差し替えてお馴染みの四つん這いポーズを再現可能。
『リング』シリーズでは、映像化された作品ごとに「貞子の中の人」はめまぐるしく入れ替わっているのですが、今回はその中でも「貞子」といえばイメージする人が最も多いと思われる、映画版の『リング』『リング2』で伊野尾 理枝さんが演じた貞子を再現しているようです。
スカートの下には引き締まった下半身
『リング』のテーマである「Feels like Heaven」ではなくてなぜか「尊師マーチ」に乗って入場したシーンをイメージ。
白い服に顔まで隠れるウェービーなロン毛を振り乱したキャラといえば、貞子の登場までは某尊師が筆頭でした。
スカートを外した下半身は意外と筋肉質でガッシリしています。いかにも中の人は演劇関係者ですといった具合の引き締まった太腿と脛でございます。
貞子豆知識
映画版『リング』の主題歌(「Feels like Heaven」)のサビ部分といえば、バラエティ等の定番ネタにもなっているので、すっかり「来る~きっと来る~」だと思われてますが、正しくは「Uh~きっと来る~」なのです。
ちなみにこの曲にはちゃんと歌詞があり、その内容はリングシリーズの完結編である『ループ』のネタバレになっているのですが、『ループ』自体が映像化に恵まれていないため、あまり問題にはならなかった模様。
目出し前髪パーツと貞子の「眼」
原作小説では薄幸の美女(正確に言えばふたなり)という設定だった貞子の人間的な部分はばっさりオミットし、人外の者として描いた映画版『リング』では、最後まで素顔は見せず、クライマックスで狂気的な「眼」だけを見せるという演出で観客を驚かせました。
貞子豆知識
ちなみに有名な「貞子の目」は助監督さん(男性)の目を使い、まつげも全部切ってしまっているとか。
お顔全体
残念ながら?このフィギュアの貞子の顔は、女優さんではなく「リング2」で発見された貞子の頭蓋骨から生前の顔を復元しようとした感じの残念フェイスになっています。
スカートのせいで可動が狭い下半身に比較して上半身はよく動くので、極端に猫背の姿勢をとることもできます。そこで四つん這い用のスカートと組み合わせてこんな立ち姿も可能。
「ちょっと奥さん聞いた?」「(゜д゜)<あらやだ!」みたいな。
貞子豆知識
これまでに『リング』シリーズは何度も映像化され、多くの女優さんが貞子役を演じています。
ドラマ版『リング完全版』三浦綺音
『リング』『リング2』伊野尾理枝
『らせん』佐伯日菜子
『らせん』中谷美紀(復活後)
『リング 0バースデイ』仲間由紀恵
連続ドラマ版『リング』『らせん』木村多江
連続ドラマ版『らせん』矢田亜希子(復活後)
『貞子3D』橋本愛
(子役を除く)
また、近年では「貞子3D」のプロモーションで、貞子が始球式に登場し、どう見ても野球経験者と思われる見事な投球フォームを見せたりと、思わぬ芸達者ぶりを披露しています。
テレビとビデオテープ
映画が公開された時代(1998年)にはまだ一般的だった、ブラウン管テレビとビデオテープ(VHS)が付属。
原作のキーアイテムである「呪いのビデオ」も、映像化された時代を反映してのちに「呪いのDVD」になり、最新作『リング3D』では「呪いの動画(ファイル)」になっています。
私もビデオテープなんてもう10年くらい使っていないので、並べる時にどっちが上か一瞬わからなくなりました。
画面は交換式
貞子がテレビ画面から這い出すシーンを再現するには、まず画面を取り外して……。
上半身をジョイントに接続
ジョイント付きの画面をセットしたら、貞子の上半身を接続します。
這い出る!貞子さん
衝撃的だったテレビ画面からの這い出しシーンの完成。
ジョイントとサイズさえ合えば、フィギュアーツ以外のフィギュアでも、いろんなキャラを画面から這い出させることができそうです。
這いずりパーツで座り姿勢も可能
「すいませーん。注文お願いします」みたいな。
四つん這い用のスカートを使えば、椅子に座った姿勢も再現できます。
ただし意外と下半身がたくましいので、1/12の椅子だと若干窮屈な印象に。
ここからはお馴染みのネタで。
♪デデンデデデンデデデンデデデンデ
♪来る~きっと来る~~
「オイ!テメー!こっちは何人いると思ってんだよコノヤロー!!」
「おろせおろせー!!」
ドカバキ
「やめてくださいしんでしまいます!」
さやか:「築地の関係者かよ!?」
魔法少女組コワイ!
さて、今回は貞子という意外なキャラの登場となりましたが、異様に再現度も高くネタとしてもまた純粋に『リング』シリーズと貞子が好きな人も満足できる内容になっているんじゃないでしょうか。
個人的には、演じた女優さんを再現した「きれいな貞子」とか欲しいかもしれません。
にほんブログ村
↑映画版。今回紹介したフィギュアはこちらに登場する貞子が元になっています。
↑原作小説。美少女貞子(ふたなり)はどこ行ってしもたんや…。
どう見てもネタ要員かと思いきや、なかなかの再現度を誇っているので、ネタを交えて軽くレビューします。
まずは全身から。
白い服に、顔を覆う長い黒髪という特徴的な外見をよく捉えています。
付属品のテレビも時代を感じさせるブラウン管テレビで、ちゃんと「呪いのビデオ」のワンシーンが映し出されています。
オプション一覧
オプションとして、
交換用のスカート(四つん這い用)
交換用前髪(目出し用)
交換用頭部×2(四つん這い用・テレビから這い出し時用)
交換用手首(四つん這い用)
テレビ
交換用テレビ画面(這い出し時用)
ビデオテープ
が付属。
交換用のスカートは前後分割式で、テレビも画面部分を外して差し替えます。
スカートはどちらも硬質パーツで可動部分は無いため、脚の可動はかなり制限されます。
這い出た!貞子さん
スカート、手首、頭部を差し替えてお馴染みの四つん這いポーズを再現可能。
『リング』シリーズでは、映像化された作品ごとに「貞子の中の人」はめまぐるしく入れ替わっているのですが、今回はその中でも「貞子」といえばイメージする人が最も多いと思われる、映画版の『リング』『リング2』で伊野尾 理枝さんが演じた貞子を再現しているようです。
スカートの下には引き締まった下半身
『リング』のテーマである「Feels like Heaven」ではなくてなぜか「尊師マーチ」に乗って入場したシーンをイメージ。
白い服に顔まで隠れるウェービーなロン毛を振り乱したキャラといえば、貞子の登場までは某尊師が筆頭でした。
スカートを外した下半身は意外と筋肉質でガッシリしています。いかにも中の人は演劇関係者ですといった具合の引き締まった太腿と脛でございます。
貞子豆知識
映画版『リング』の主題歌(「Feels like Heaven」)のサビ部分といえば、バラエティ等の定番ネタにもなっているので、すっかり「来る~きっと来る~」だと思われてますが、正しくは「Uh~きっと来る~」なのです。
ちなみにこの曲にはちゃんと歌詞があり、その内容はリングシリーズの完結編である『ループ』のネタバレになっているのですが、『ループ』自体が映像化に恵まれていないため、あまり問題にはならなかった模様。
目出し前髪パーツと貞子の「眼」
原作小説では薄幸の美女(正確に言えばふたなり)という設定だった貞子の人間的な部分はばっさりオミットし、人外の者として描いた映画版『リング』では、最後まで素顔は見せず、クライマックスで狂気的な「眼」だけを見せるという演出で観客を驚かせました。
貞子豆知識
ちなみに有名な「貞子の目」は助監督さん(男性)の目を使い、まつげも全部切ってしまっているとか。
お顔全体
残念ながら?このフィギュアの貞子の顔は、女優さんではなく「リング2」で発見された貞子の頭蓋骨から生前の顔を復元しようとした感じの残念フェイスになっています。
スカートのせいで可動が狭い下半身に比較して上半身はよく動くので、極端に猫背の姿勢をとることもできます。そこで四つん這い用のスカートと組み合わせてこんな立ち姿も可能。
「ちょっと奥さん聞いた?」「(゜д゜)<あらやだ!」みたいな。
貞子豆知識
これまでに『リング』シリーズは何度も映像化され、多くの女優さんが貞子役を演じています。
ドラマ版『リング完全版』三浦綺音
『リング』『リング2』伊野尾理枝
『らせん』佐伯日菜子
『らせん』中谷美紀(復活後)
『リング 0バースデイ』仲間由紀恵
連続ドラマ版『リング』『らせん』木村多江
連続ドラマ版『らせん』矢田亜希子(復活後)
『貞子3D』橋本愛
(子役を除く)
また、近年では「貞子3D」のプロモーションで、貞子が始球式に登場し、どう見ても野球経験者と思われる見事な投球フォームを見せたりと、思わぬ芸達者ぶりを披露しています。
テレビとビデオテープ
映画が公開された時代(1998年)にはまだ一般的だった、ブラウン管テレビとビデオテープ(VHS)が付属。
原作のキーアイテムである「呪いのビデオ」も、映像化された時代を反映してのちに「呪いのDVD」になり、最新作『リング3D』では「呪いの動画(ファイル)」になっています。
私もビデオテープなんてもう10年くらい使っていないので、並べる時にどっちが上か一瞬わからなくなりました。
画面は交換式
貞子がテレビ画面から這い出すシーンを再現するには、まず画面を取り外して……。
上半身をジョイントに接続
ジョイント付きの画面をセットしたら、貞子の上半身を接続します。
這い出る!貞子さん
衝撃的だったテレビ画面からの這い出しシーンの完成。
ジョイントとサイズさえ合えば、フィギュアーツ以外のフィギュアでも、いろんなキャラを画面から這い出させることができそうです。
這いずりパーツで座り姿勢も可能
「すいませーん。注文お願いします」みたいな。
四つん這い用のスカートを使えば、椅子に座った姿勢も再現できます。
ただし意外と下半身がたくましいので、1/12の椅子だと若干窮屈な印象に。
ここからはお馴染みのネタで。
♪デデンデデデンデデデンデデデンデ
♪来る~きっと来る~~
「オイ!テメー!こっちは何人いると思ってんだよコノヤロー!!」
「おろせおろせー!!」
ドカバキ
「やめてくださいしんでしまいます!」
さやか:「築地の関係者かよ!?」
魔法少女組コワイ!
さて、今回は貞子という意外なキャラの登場となりましたが、異様に再現度も高くネタとしてもまた純粋に『リング』シリーズと貞子が好きな人も満足できる内容になっているんじゃないでしょうか。
個人的には、演じた女優さんを再現した「きれいな貞子」とか欲しいかもしれません。
にほんブログ村
S.H.フィギュアーツ 山村貞子 | |
バンダイ |
リング (Blu-ray) | |
ポニーキャニオン |
↑映画版。今回紹介したフィギュアはこちらに登場する貞子が元になっています。
リング (角川ホラー文庫) | |
鈴木 光司 | |
角川書店 |
↑原作小説。美少女貞子(ふたなり)はどこ行ってしもたんや…。
確かに実在の女優さんの顔を使うのはいろいろと難しそうですね。
この貞子も他のフィギュアと頭だけ交換すれば美少女化できそうですけど、体格が若干たくましいので、挿げ替えはちょっと違和感がありそうです。