プロコフィエフの短編小説、ラストに残った『二人の侯爵』をほぼ訳し終えました。彼の小説には「二人の男シリーズ」ともいうべき類似した系統があり、これもそのひとつ。そして例によって不条理です。「善良な人」が一人も出てこない。終わり方も唐突であっさりしたものです。
ところでロシア人研究者の方にうかがった話では、プロコフィエフとショスタコーヴィチのダーチャは、お隣同士だったそうですね。ショスタコーヴィチの子供たちが庭で遊んでいると、「うるさい、あっちいけ!」とプロコフィエフおじさんによく怒られたのだとか。その言い回しにそっくりのセリフが、この小説のなかに出てきます。
ところでロシア人研究者の方にうかがった話では、プロコフィエフとショスタコーヴィチのダーチャは、お隣同士だったそうですね。ショスタコーヴィチの子供たちが庭で遊んでいると、「うるさい、あっちいけ!」とプロコフィエフおじさんによく怒られたのだとか。その言い回しにそっくりのセリフが、この小説のなかに出てきます。