今日もどんよりな空…梅雨入りまじかですね
気がめいりそうになりますが、グッとタイミング 今朝、友人から紫陽花の花集動画が送られてきました 梅雨には梅雨の楽しみ見つけなきゃですね 素敵でしたよん
お話会をさせていただいてる子育て支援センターと八千代中央図書館から連絡ありました。緊急事態宣言解除で開館はしますが お話会はできなくて・・と。仕方ないけどね
「わかりました 再開を楽しみに、新作用意してます」
「みんなの笑顔早くみたいですね」
という事で、今日もここで 小さな人形劇その2 はじまり~~
* : * : * : * : * : *
日本昔ばなし ボードシアター『ねずみの嫁入り』
むかーしむかし、大きな蔵に、たくさんのねずみが暮らしていました。
このねずみ村に、とっても仲のいい ちゅう子さんとちゅ太郎さんがいました。
「ずーと、一緒にいたいね」
ところが、ちゅう子さんのお父さんの村長さんは、
「うちの娘は、世界一偉いお方のお嫁さんにするんだ。ねずみのちゅう太郎なんか 許さん!!」
「そんな…ちゅう太郎さんが大好きなのに…」
「ちゅう子さん…ぼくも…でも」
村長さんの言う事は、絶対! 二人は、シクシク 泣くしかできませんでした。
村長さんは考えました・・いっぱい考えました…
「そうだ! みんなを暖かく照らしているお日さんが、一番偉いに違いない」
そこで、村長さんは、さっそくお日さんの所にいきました
♪ちゅっちゅら ちゅっちゅら ちゅっちゅっちゅう
ちゅっちゅら ちゅっちゅら ちゅっちゅっちゅう♪
「ふ~、暑い お日さーん お日さーん」
「どうしたんだい? ねずみの村長さん」
「みーんなをポカポカ 暖かくしてくれるお日さんは、世界で一番偉いお方。
どうぞ、うちのちゅう子をお嫁にしてください」
「ほうほう、それは嬉しいが…
私がいくらみんなを照らしても…ほらほら・・」
サンサンと照らしていたお日さんを、もくもく雲さんがやってきて・・
あっという間に、お日さんを隠してしまいました。
「おお、こりゃたいへんだ・・さっそく雲さんのところに」
♪ちゅっちゅら ちゅっちゅら ちゅっちゅっちゅう
ちゅっちゅら ちゅっちゅら ちゅっちゅっちゅう♪
「雲さん雲さーん、
あなたはみんなを明るく照らしていたお日さんを、あっという間に隠してしまった、凄い!!
あなたは世界で一番偉いお方。どうぞ、うちのちゅう子をお嫁にしてください」
「もくもく、それは嬉しいかぎりだが…
私がいくら もくもくと空をいっぱいにしても…もくもく…ほら来た~~」
「ヒューヒューーー」
「わ~~~~ こりゃたいへんだ・・」
あっという間、もくもくいっぱいの雲が、吹き飛ばされてしまいました。
「そうか、世界で一番偉いお方はお日さんでも雲さんでもなかったんだ。
よし!風さんにお願いしよう」
♪ちゅっちゅら ちゅっちゅら ちゅっちゅっちゅう
ちゅっちゅら ちゅっちゅら ちゅっちゅっちゅう♪
ヒューヒューヒューーーー
「風さん風さーん、世界で一番偉いお方は風さん。うちのちゅう子をお嫁にしてください」
「ヒュー、それは嬉しいが…私がどんなに頑張っても、びくともしない蔵さんがいますよ」
「なんと!では蔵さんに」
「お日さんより、雲さんより、風さんより強い、世界で一番偉いお方。蔵さん、
どうか、うちのちゅう子をお嫁にしてください」
「あいた! あいたたた・・」
どうしたことでしょう…蔵の壁をカリカリ・・・
お日さんより、雲さんより、風さんより強い蔵の壁が、ねずみにカリカリやられ
あっという間に穴があきました。
「そうか! 世界で一番偉いのはねずみだったのか!」
「これで、私たちは結婚できる」と二人は大喜び。
ところが
「いいや!ねずみの中でも一番強い者に、ちゅう子をお嫁さんにする、
相撲大会だ!」
「よーし! 私が立候補する」
村1番の力持ちのちゅう吉が、名乗りでました、
ほかのねずみは、ちゅう吉にはかなわないので、誰も手をあげませんでした。
「ちゅう太郎さ・・ん」「でも・・・・かなわないよ…」
それでも、ちゅう太郎は、勇気をふりしぼって挑戦することにしました
「おお!ちゅう吉の勝ち!」
「ちゅう太郎さ~~ん 」
「ちゅう子さ・・ん んん! ちゅう子さんを悲しませたくない!」
何度投げ飛ばされても、ちゅう太郎はちゅう吉に かかっていきました。
ちゅう吉は、そんなちゅう太郎の強い気持ちに…とうとう
「まっ!参った!! 勘弁してくれ~
村長、僕はちゅう太郎には勝てません」
「分かった! ホントの強さは優しさと強い心なんだな…
ちゅう太郎、ちゅう子をお嫁さんにしてください」
「ちゅう太郎さん」「ちゅう子さん」
それからも、ねずみ村は楽しく暮らしました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます