実家に帰った時、安心しました。
久しぶりに両親の顔を見られたためです。
母親はそんなに変わりありませんでした。
父親は認知症…とは言え、まだ初期に近い感じで家から出ていってしまう…というようなことはない様子。
ただ、父親は寝てるかテレビを観るくらい。もともと趣味らしい趣味はあまりなかったせいもあったでしょうね。
そんなわけで、デイサービスに通っていました。
私が介護士になろうと思った大きな理由の一つがこれです。
自宅でも入浴させてあげたい、いつか温泉にでも連れていってあげたい。
月日は流れ、職業訓練の授業のお休みの日に父親の時計を買いに父親と一緒に時計屋さんに行きました。
そんなに高くない、二万円するかしないかくらいの時計を選びました。
時計の文字盤が大きく、『これは見やすくていいなあ』と父親は喜んでいました。
代金は私が払い、これからこうして親孝行をしていこうと思っていました。
しかし、それから2ヶ月ほどして母親からメールが届きました。
どうやら、父親が病院にいて手術が必要らしい。
その日の授業は途中で帰り、すぐに病院に向かいます。
母親に詳しく聞くと、出かけ先で父親が急に背中に強い痛みを訴えたのが始まり。
普通じゃない痛がり方だったため、病院を受診すると『大動脈解離』の診断だったからすぐ手術の予約と手術の承諾書の記入とかが始まり、この後手術が始まる…
父親は晩酌は欠かさず、飲み過ぎなことも多くおまけにヘビースモーカー。加えてタクシー会社に勤務していたので、不規則な生活も身体に良くなかったんでしょうね。
手術室に父親が入り、長い時間が流れました。
家族の控室に先生が入られ、手術は無事に成功したと話されました。
ただ、術後の経過は慎重に見ないといけない。
というのも、先ほどの父親の生活歴のため、父親の肺も心臓もボロボロに近い状態だったのです。
そんな心配をしていた中、父親はかなり順調な経過をたどっていきました。
時々お見舞いに行き、話をしても私が家に帰ってきたときと変わらずしっかり受け答えしていました。
あとはもともと狭心症の持病もあるため、もう一度手術をして経過がよければ退院…。
世の中は、上手くいってるときほど落とし穴がある…。
そういうものなのかもしれません。
少なくともこの時は、もうすぐ父親が退院するものとばかり思っていました。
しかし、母親は違うことを思っていたようです。
『いくらなんでも、順調すぎる…』
次回のお話は『夢』です。あなたは、神様はいる派ですか?いない派ですか?
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