続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「雪の花 ともに在りて」(2024/松竹)

《「雨あがる」「博士の愛した数式」「峠 最後のサムライ」などで人間の美しい在り方を描いてきた名匠・小泉堯史監督が、吉村昭の小説「雪の花」を映画化。江戸時代末期の福井藩を舞台に、数年ごとに大流行して多くの人命を奪う疫病から人々を救おうと奔走した実在の町医者の姿を描く。主人公の笠原良策を松坂桃李、良策の妻・千穂を芳根京子、良策を導く蘭方医・日野鼎哉を役所広司が演じる。そのほか吉岡秀隆、三浦貴大、宇野祥平らが共演。》

TVドラマ「御上先生」でも快調の松坂桃李くんが無私の町医者を演じて絶好調!

どの場面も綺麗すぎて生活感が感じられなかったのは残念というか、もう少し主人公が町医者として機能している場面や彼を慕う患者とか、天然痘の怖さなども映像で観たかった気もしたけど、“ 多くの命を奪う疫病に立ち向い絶対に諦めなかった男とその妻の夫婦の絆”の物語として興味深いものがあった。

まだワクチンがなかった時代の天然痘の予防接種の普及がどれほど大変だったかを知ることができたのも勉強になった、夫を信じて支える妻役の芳根京子ちゃんの爽やかさも印象的!

役所広司さんもさすがの存在感というか、松坂桃李くんと並ぶとどうしても「孤狼の血」を思い浮かべたりして、アウトローな刑事と“名を求めず、利を求めず”命を救うために尽力の医師と役柄の振り幅の大きさにも感銘、日本の四季の移り変わりの美しい映像も見ごたえがあった。

☆あらすじ☆
江戸時代末期、有効な治療法がなく多くの人の命を奪ってきた痘瘡(天然痘)。福井藩の町医者・笠原良策は、その痘瘡に有効な「種痘(予防接種)」という予防法が異国から伝わったことを知り、京都の蘭方医・日野鼎哉に教えを請い、私財を投げ打って必要な種痘の苗を福井に持ち込んだ。しかし、天然痘の膿をあえて体内に植え込むという種痘の普及には、さまざまな困難が立ちはだかる。それでも良策は、妻・千穂に支えられながら疫病と闘い続ける。
※映画.comより

キャスト
松坂桃李
芳根京子
三浦貴大
宇野祥平
沖原一生
坂東龍汰
三木理紗子
新井美羽
串田和美
矢島健一
渡辺哲
益岡徹
中根雪江
山本學
吉岡秀隆
役所広司

監督
小泉堯史

117分

G

T・ジョイPRINCE品川4 16:00〜観客15人程/119席







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